

これなあに

窓から入って来る日差しが暖かく、柔らかくなってきました。そんな春の穏やかな雰囲気の中、子どもたちは様々な発見をしています。
ある日、保育室に鏡を出しました。初めは少し離れた場所から見ていた子どもたちですが、一歳児さんが覗き込む様子を見ると少しずつ近付いて来ました。そっと覗き込んだ鏡の中に、発見したのはもう一人の自分の姿です。鏡の中を覗き込み、動きを止めてじっと目を合わせています。しばらくして片手を上げると、向き合ったもう一人の自分も片手を上げました。相手が動いたことに驚き、ありったけに目を見開いて鏡の相手を見ます。『どういうこと?』と、不思議そうな表情を浮かべていました。その後、直ぐに顔を近付けたり、手を合わせたりといろいろ試しながら遊びが広がっていきました。初めてのことに驚きつつも、次々と遊び方や触れ方を試してみる子どもたちの様子に驚かされます。
保育室の窓から見える景色も子どもたちは興味津々です。天気の良い日に、窓の外をじっと見つめている子がいました。私も一緒に覗いてみると、そこには色付き始めたさくらの木がありました。つぼみだけの枝に少しずつ花が増えていることに気が付いたようで、『あれは何だろう』と目を逸らさずにじっと見つめていました。私たちでは見逃してしまいそうな小さな変化も、子どもたちにとっては大きな変化になっていることに改めて気付かされました。
これからも子どもたちと一緒にたくさんの『これはなんだろう』を見つけていきたいと思います。
〔4月の保育の評価・反省〕
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天気の良い日には園庭に出かけ、草や葉などたくさんの自然に触れました。
- 生活リズムを大切にしながら、排泄や着替え、食事などの時間にじっくりと関わる事ができました。
(高橋 麻衣)

みーつけた

二十一名で新年度がスタートしました。少し広くなった保育室の中ですが、子どもたちは思いっきり走ったり、興味のある遊びのコーナーで遊んだりしながら元気いっぱいに過ごしています。
暖かい日が増えて、園庭の雪も溶けました。早速、園庭に出て活動しています。靴下を履き、帽子を被りテラスに出ると、どの子もワクワクした表情にあふれていて、楽しみな気持ちが伝わってきます。園庭に出ると、奥の斜面や小山にまっすぐ向かいます。一緒に歩いていると「あ」と声がして、何かを指さしている子がいました。その指の先には、地面から顔を出したつくしがありました。「大発見だね」と、そこに立ち止まって一緒につくしを見ていると、周りでも「あー」「みて」と声がします。よく見てみると子どもたちの声の先には、たくさんのつくしがありました。大人では見落としてしまうような小さな芽を、見落とさずに発見できる子どもたちだと改めて感心しました。
園周辺の散歩にも出掛けています。周りの景色を、よく見ながら歩ている子どもたちです。木にとまっているからすを見つけた子がいました。「からす」の一声に、その場にいた他の子も『どこにいる?』というように周りを探し始めます。見つけた瞬間、「カァーカァー」と 鳴き声を真似したり、じっと見つめたりと反応は様々です。誰かの発見を共に共有しながら楽しめるようになってきています。
これからも一人の子の発見がみんなの楽しみになれたらいいなと思います。
〔4月の保育の評価・反省〕
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自分でズボンや靴下を履こうとする気持ちを大切にしながら、やろうとした時やできた時に褒めることで、意欲に繋がりました。
- 晴れた日は園庭や散歩に出掛け、つくしやふきのとうを見つけ、様々な春の発見をすることができました。
(加藤 史緒莉)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)