これなあに?
一年を通して子どもたちはたくさんのことに気が付き、たくさんのものに触れてきました。戸外では砂や草、水などの感触を知り、からすやすずめ、さらにありやとんぼなどの虫を見つけたり、触ったりしました。室内では自分の影や窓から入ってくる風、外から聴こえてくる雨や車の音に気が付きました。初めは目の前だけを見ていた視線がだんだん広がって、今では保育室や戸外などいろいろなものに気が付けるようになってきています。
毎日の生活や遊びの中で興味のあるものを見つけると、子どもたちは『これなあに?』と自分から近付き、じっと見つめてから手を伸ばして触ります。そこからまた新たな発見をして遊びを広げていきます。園庭でも同様です。草を見つけると、近くでじーっと見た後引っ張ったりパラパラと落としたりして遊びます。それを繰り返すうちに風に乗って飛んでいく事に気が付き、その様子を不思議そうに追いかけて見ていました。室内でもオーボールを掴んだり握ったりするうちに偶然コロコロと転がり、そこから自分でも転がしたり追いかけたりして遊ぶようになりました。
大人にとって同じように見える遊びでも、子どもたちにとっては一つひとつが新しい遊びで新しい発見です。一つの遊びを繰り返すことで、別の遊び方を見つけていく子どもたちは、遊びを作り出す天才です。これからも子どもたちのたくさんの『これなあに?』『やってみたい』に出会えるように一緒に遊びを楽しみたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
- 手洗いや着替え、食後に口を拭くなど自分でやろうとすることが増え、「自分で」と伝えてくれることもありました。自分でやろうとしている時は見守り、出来た時は喜びを共有して子どもたちのやる気に繋げることができました。
(高橋 麻衣)
一年を振り返って…
子どもたちは、心も身体もぐんと大きく成長した一年でした。
四月当初子どもたちが好きな遊びは何かな?と考えながらスタートしました。部屋には指先遊び、ままごと、車などの遊びのコーナーを準備し、戸外で遊んだり、散歩に出掛けたりもしました。遊ぶ中で、それぞれが好きな遊びを見つけじっくり遊べるようになりました。
一人でじっくり遊ぶ経験を重ねると、少しずつ周りの子や、遊びに興味が広がってきました。同じ場所で遊んでいる子の遊びをじっと見る子、同じように遊ぶ子、「どうぞ」「ありがとう」と簡単な言葉のやり取りをして遊ぶ子などと子どもたち一人ひとりが周りの子と関わって遊ぶ姿が見られるようになりました。先日、子どもたちの中でアイス屋さんごっこが始まりました。店員さんになる子、お客さんになる子、とそれぞれがなりきって遊んでいました。いちご、バナナだけではなく、じゃがいもやにんじんなど、子どもたちならではの発想もあり、とても面白いです。日々の遊びの中でイメージの幅もどんどん広がっていることを実感しました。一緒に遊ぶ中でお互いの思いが上手く伝わらず取り合いなどのトラブルになってしまうこともあります。その時には、私たちが仲立ちになってお互いの思いを代弁します。この経験も子どもたちの育ちにとってはかけがえのない経験です。
子どもたちはこれまで乳児保育園でたくさんの体験、経験をしました。二歳児ではもっとたくさんのワクワク、どきどきが溢れていることと思います。これからも子どもたちの「やってみたい」の気持ちを大切にし、色々なことにチャレンジしていきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
- 日々の雪遊びを通して、雪の上でも足を上げてしっかりとした足取りで歩くことができるようになりました。
- タオルを敷く、畳むなど、生活習慣が身についてきて、自分でできたことが自信に繋がりました。
(加藤 史緒莉)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)