

みてみて

晴れの日が続いたり、パラパラと雨が降ってきたりと天候は変化しますが、そんな変化も感じながら子どもたちはたくさんのこと、ものを発見しています。
ある晴れた日、園庭にカラスがいることに気が付いた子がいました。「あ、かーしゅ(カラス)」の一言を聞いて子どもたちは窓に近付きます。地面をつついたり、跳びはねながら進んだりするカラスに興味津々で、「いた、いた」「なにしてるんだろうね」と一人ひとりが口にします。その時、園庭奥の山の方へ向かって別のカラスが飛んで行きました。あっという間に小さくなっていく姿に驚き、「ひこうきみたい」と小さく呟く子もいました。
雨の日にはテラスのすぐ側にある水たまりにも気が付きます。その水面を見て「あめふってる」「ぽつぽつしてる」と口にしたり、その音にじっと耳をすませたりしていました。雨が上がってから園庭に出てみると草や葉っぱに雨粒が付いていることにも気が付きました。「あめついてるよ」とそっと教えてくれた子は大事そうにその葉を両手で包み込んでいました。
私たちにとってはとても小さく、見つける事も困難な出来事もありますが、子どもたちにとってはどんなことも大発見で宝物になります。また、その時の出てくる子どもたちのつぶやきは私たちにとっても大事な宝物です。そのつぶやきから子どもたちの思いを感じ取れる大切な時間でもあります。これからも子どもたちと遊びを通して、たくさんの発見をしていきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
- 子どもたちの『自分で』の気持ちを受け止めながら食事や着替えを行いました。
- 気温が高くなってきたので、こまめに水分補給をしました。
(高橋 麻衣)

園庭での発見

まるで夏のように暑くなったり次の日には寒くなったりと、大きな温度差や天気も様々な顔を見せてくれるようになりました。
四月に入園した子たちは、園の生活にも慣れてきました。園庭でシートの上に座って景色を眺めていた子たちは、興味のあるものを見つけはじめたようでだんだんシートから這い這いで出ていきます。初めは手に触れる土や草の感触を嫌がる子もいましたが、それよりも這い這いをすると見える景色の変化が面白いようでどんどん前に進みます。
春の花や生き物を見つけるとびっくりして驚いたような表情をします。指差しをするので「たんぽぽあったね」や「カラスいたね」と私が言うと「んー」と自分から手を伸ばし触れようとしたりじっと見つめたりします。その表情には『何だろう?』や『どんなものなのかな』と『初めて』を発見した子どもたちが、どんなものなのかを知ろうとする好奇心であふれています。
また、シートの上にうつ伏せや仰向けで外気浴をしている子たちも、風が吹くと気持ち良さそうに目を細めて手足を動かします。「気持ちいい風だね」と言うと風を感じ微笑む姿もあります。さらに上を向くと眩しいことに気付いた子は、下を向いて太陽の光を避けようとしていました。眩しいことに気付くと、私たちが教えなくても『眩しければ下を向けばいい』と学んでいました。自然の中で、たくさんの発見や経験をし成長している姿がありました。
これからも子どもたちの『初めて』を一緒に感じていきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
- 天気の良い日は園庭に出かけ、草や土、風などの自然に触れました。
- 水分補給を行い、食事前や園庭から帰って来た際は手洗い、うがいを行ないました。
(岡本 亜優真)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)