

自分でやってみる

天気のいい日に園庭へ散歩に出かけました。一歳児が散歩の準備をしている様子に気が付くと窓際に準備している靴下入れに向かいます。一歳児と一緒に行きたくなり『やってみよう』と思ったようです。そして靴下を取り出すと足に当てました。しかしつま先を入れること、靴下を引っ張ことがなかなか上手くいかず眉間にしわを寄せていました。挑戦してみたもののどうすればいいかが分からないようでした。そこで手を添えて一緒にやってみました。一緒に靴下を持ちゆっくり引っ張ります。最後まで入ると「った(できた)」と嬉しそうにつぶやきます。そして「次は何する?」と言うと、すぐ帽子を取りに向かったのには驚きました。帽子を被り園庭に出かけていく姿はたくましくなりました。散歩に行く準備の仕方も分かってきて、自分でやろうとする意欲に成長を感じたできごとでした。
誕生日を迎える前の子は園庭に敷いたシートの上で外気浴をしたり職員が抱っこをして散歩したりしました。シートの上に仰向けやうつ伏せになると周りを見渡します。遊んでいる他の子たちの様子を見たり、風で揺れている木や草を見たりしています。様々な音、光などの刺激をたくさん受けています。這い這いができる子はシートの端まで移動してたくさんの発見をしています。落ち葉を見つけると手を伸ばし、指先で触わったり、握ったり、振ったりといろいろ試していました。毎日子どもたちがたくさん発見していることを、私たちも楽しんでいきたいです。
〔今月の保育の評価・反省〕
- シール貼り、お絵描きなどの指先遊びを集中して遊ぶことができました。
- 歩行の安定してきた子は誘導ロープを握って園外へ散歩に行きました。歩きながら交通ルールを知ることができました。
(後藤 和笑)

ちいさいあき、みつけた!

朝夕と日中の温度差が大きくなり、肌寒い日が続くようになりました。その中で、子どもたちはこんな発見をして、私たちに教えてくれました。
登園して保育室で過ごしている時、窓の外を見ていた子が「あれ?」と耳に手を当てながら山の方を見ていました。『どうしたんだろう』と思いながらもその様子を見ていると「せみさんのこえ、きこえないね」「おやすみしてるのかな」とのつぶやきが聞こえてきました。またある日は、園庭で「あったあった」の声がし、その視線の先には茶色の落ち葉がありました。見つけた落ち葉を握ってみるとクシャッと音がなることにも気が付きました。
園庭の散策はまだ続きます。「だんごむしさがそう」と意気込んで園庭に出かけていきますが、これまですぐに見つけることができただんごむしはなかなか見つからず「いないね」「どこいったんだろうね」と話していました。すると、少し視線を上に向けるとたくさんのとんぼが飛んでいて「とんぼさんいたよ」「あっちにも、こっちにもいる」と追いかけていました。
毎日のように見たり遊んだりしている園庭でも同じ日はなく、晴れの日や雨の日などその日の天候によっても表情を変えます。私たちにとって小さな変化に見えても、子どもたちにとっては全く違うものであり、新しい発見です。そんな子どもたちの発見を私たちも楽しみながら共有していきたいと思います。また、子どもたちだからこそ気が付けることやつぶやき一つひとつを大切にしていきます。
〔今月の保育の評価・反省〕
- 季節の変化に触れながら戸外での遊びをすることができました。
- 『じぶんでやりたい』『やってみたい』だけでなく、『うまくできなかった』の気持ちも受け止め、どうしたら上手くいくのか一緒に考えながら遊びや身の回りのことに挑戦しました。
(高橋 麻衣)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)