

キャンプに向けて!

キャンプに向けての活動を少しずつ始めています。
まずは、グループの顔となる旗作りです。どんな旗にするのかみんなでじっくり考えました。図鑑を見たり、写真を見たり、どのようなマークにするか、話し合いました。時間をかけて考え、何度も書き直して、何度も意見のぶつかり合いをして、やっと出来上がりました。絵の具を塗って完成させた時の喜びは大きかったようです。
次にマッチでの火つけです。火つけ隊長はマッチの火つけが必要不可欠です。その為にも、まずは全員(やってみたい人中心に)経験してもらいました。マッチの使い方や約束を確認した後でスタートしました。「緊張する」「ドキドキする」と言いながらも「やります!」と大きな声で言い、力強くマッチを擦り、火を点けることができる子が多かったです。火をつけることができたことが自信となったようで「火つけ隊長やりたい!」という子が一気に増えました。
そして、キャンプの時に使う道具を見たり、何の隊長が主に使う物かを覚えたりしました。たくさんの道具を見て「こんなにあるのか」と驚きつつも、とても楽しそうな子どもたちです。
グループごと、隊長ごとに協力して取り組むということにまだ慣れず、「私がやるから!」「ぼくが持つってば!」と、まだまだトラブルが多くあります。いろいろな練習やトラブルを経て、協力することの大切さ、自分たちで考えることの重要性を学んでいきたいと思います。これから野外炊飯やデイキャンプも待っています。その時に自分たちで動けるように、練習していきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
- グループの話し合いを継続したことで、意見を言ったり、意見を聞いたりできる子が増えてきました。
- 脱いだ衣服は畳んで洗濯袋に入れることが習慣づいてきました。
(築山 加奈)

いろいろみつけた

探険隊で向かう三十三観音も三回目になりました。六月の探険隊の日は、雨の予報とのことでリュックの中にはカッパも入れました。水筒に水を入れることにも慣れてきて、自分で水の量を加減しながら入れます。さらに、リュックの中にはおにぎりが入り、いつもと違ったのか、リュックを背負うと「なんだか重いね」と笑い合いながら張り切って出発です。
横断歩道の渡り方や、歩道の歩き方も自分たちで考えながら歩き始めましたました。「次は左に曲がるんだよね」「あ、ここのお家の樹は少し大きくなってるね」「この前と違う花が咲いてるね」など、子ども同士の会話も聞こえてくるほど余裕をもって進んでいきます。
4月にはトラクターが掘り起こしていた畑まで来ると、それを覚えていた子が「見て。なんだか葉っぱが出てるよ」「前と違うね」と自分が気付いたことを教え合いながら見ていました。すると、奥の方に大きな葉っぱが円を作っていてその上にビニールが掛けてありました。それを見つけて「なんだか傘さしてるみたいだよ」「何ができるんだろう」と興味を持ったようです。わくわくする気持ちや、「次に行って見る時にはきっと何かが育っているはず」そんな楽しみもできました。三十三観音近くのぶどう畑では、花から小さな実になっているのを見つけました。 今回の探検隊を通して子どもたちが気付いた楽しみが見つかり、次の探険隊は少しゆっくり歩きながら新しい発見や変化を大事にしようと決めました。
〔今月の保育の評価・反省〕
時間を意識できるように時計を見る声掛けをしたり、片付ける時間を前もって知らせたりすることで次の活動への移行がスムーズになってきています。
自分たちで活動を決めることが、意欲を持って楽しく遊ぶことに繋がりました。
(宇都宮 美代子)

ハッピーバースデー

リズム体操後は「今日は何をして遊ぼうかな?」と子どもたちと話しをします。ある日の朝、話し合いの前に「今日は○○さんのお誕生日です」と紹介しました。するとみんなが「おめでとう」と祝福してくれました。その後、「ブランコしたい」「公園に行きたい」との意見からその日の活動は仁坂公園に行くことに決まりました。
仁坂公園に到着後、しばらくしてから「先生、見て」と砂場に呼ばれました。そこにはケーキが準備されていました。それを見に来た他の子が、「あ、○○さん今日誕生日だよね」と気づき、それを聞いた子が「ハッピーバースデートゥーユー」と歌い出します。歌声を聞いて集まって来た子も「おもしろそう」とワクワクとした表情で歌い出します。歌ってもらった子は嬉しそうにさらに照れたような表情をしながら、ろうそくに見立てたケーキに刺さっている木の枝をフーっと吹きました。大きな拍手に包まれて、子どもたちが開催した誕生会はみんなが幸せな気持ちを共有できたひとときでした。
他の子が遊んでいる様子を見て「何やってるんだろう」「おもしろそうだな」と気付き、一緒に遊ぼうとする様子が見られるようになってきました。他の子の遊びに「何やってるの?」「△△もやりたい」と仲間と一緒に遊びだそうとしています。「どんな遊び?何だろう?」「楽しそうだな」と、ワクワクする気持ちを大切にした子どもたち同士での遊びが広がっていくといいなと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
気温が高い日が続きました。暑い日は半袖・半ズボンに、肌寒い日には長袖・長ズボンを着ることを声かけたことで、衣類の調節に気づきました。
脱いだ衣類を洗濯袋に入れる時、自分の名前の確認を一緒にしたり、畳み方を褒めたりしたことが進んでやろうとする意欲に繋がりました。
(遠藤 瑞季)

初体験!

六月に入り雨降りの日も増えてきたある日のことです。リズム体操が終わり、二歳児室に下りてくると「先生、公園行く?」「すべり台やりたいな!」とワクワクした子どもたちの声が聞こえてきました。『昨日、雨が降り公園のすべり台、濡れているかもしれない』と考えている私の顔をのぞき込み、『どうしたのだろう』というような表情の子どもたちがいました。そこで思い切って「屋外遊戯室に行ってみる?」と話した瞬間に不思議そうな表情を見せました。「大きいすべり台あるよ」と知らせると目を輝かせて、「いきたい!」「すべり台したい」と返事が返ってきました。
いよいよ屋外遊戯室デビューです。遊ぶ前に『押さないこと』『すべり台は、お尻ですべること』を約束し、虫よけスプレーをして出発です。廊下を出るとすぐに大きいすべり台が目に飛び込んできました。見つけると「大きい!」「すべり台だ」と弾んだ声が聞こえます。
保育教諭が、滑って見せた後から子どもたちも続いて滑り始めました。すべり台を見ながら「高いね」と顔を見合わせる子、「いっしょにいこう」と並んで座り、足をバタバタと動かして「はやいね」と滑っていく子もいました。滑った後は、すべり台脇の丸太の階段を両手と両足の指を使い上っていきます。ゆっくりと慎重に上る子や、すいすいと上る子など様々でした。屋外遊戯室から二歳児室に帰る時の子どもたちからは「楽しかったね」「またやりたいね」と満足した気持ちをお互いに話していました。
仲間と一緒に楽しい活動を共有することで、さらに楽しさが倍増でき遊びも広がった出来事でした。
〔今月の保育の評価・反省〕
手洗い後、保育教諭に手伝ってもらうことでハンカチで手を拭き、ポケットにしまうという習慣が少しずつ身についてきました。
(伊藤 紀子)