正しく恐れましょう-2-
横手市内の小学校の運動会が無観客で行われ、通常の体育授業の記録会、子どもたちのレクリエーションみたいになってしまったり、秋田市の保育園、潟上市の子ども園がクラスターになったりとコロナの感染は止まることなく私たちの生活に深い影響を及ぼしてきています。
どのように注意や対策を行っても日常的に社会生活を行っている以上、いつどこで誰が感染してもおかしくない現況です。
ただ、私どもには少し安心できるかなと思える事実もあります。
それは、クラスターになったと言われる保育園も子ども園も感染児数が入園している子どもたちの一割以下の(推定です。)にとどまっているということです。
季節型インフルエンザだと一人のお子さんがかかってしまうとその翌日にはかなりの子どもたちに感染してしまっていて、あっという間にクラス閉鎖、もしかしたら休園しなければいけないくらい感染します。最近、市内の保育園や幼稚園型こども園で感染性胃腸炎が流行しています。この胃腸炎も感染経路が比較的よくわかっていますが、感染力は強いのであっという間に感染が拡大します。
コロナのクラスターになった保育園、子ども園では、コロナにかかる子どもたちの数はそんなに増えていかなかったようです。このことは、明らかに子どもたち同士の感染力は、インフルエンザや感染性胃腸炎と比べるとかなり弱い、ということの証だと考えられます。ましてやインフルエンザの場合、多くの子どもたちが予防接種をします。それでもインフルエンザは、子どもにも大人にも同じように感染します。従来から言われていたようにコロナに関しては、子どもからの感染力は、そんなに強くないということが身近で確認できたように思います。
子どもが、まるで感染させないし、感染しないということではありませんが、多くの場合、子どもが感染するのは、大人からのようです。子どもたちを守るのは周りの大人の責任であることをあらためて思います。
また、かかった子どもたちも多くは無症状だったり、重篤化しているお子さんはいないようだということも比較的、安心できる要素と思いました。
「一人でもかかる可能性があるのだからそんな悠長なことでは困る。もっと危機感を持て!」と、おしかりを受けるかもしれません。
勿論、危機感を持ち、今できる最善の対策を取っていますが、必要以上の対策をして、『良い環境で育てられる。』『良い教育を受ける。』という子どもたちの権利を奪うことは、決して、してはいけないことと考えています。
コロナの生徒が出た学校で検温、うがい、手洗い等通常の感染対策をして授業を行い、休校しなかった学校のコロナの感染率が、地域の感染率より低かったというアメリカの調査研究があります。感染者が0ではなかったのだから休校させるべきだったという意見や同調圧力も強く出たかと思いますが、客観的な調査研究で休校する意義が問われる結果となりました。アメリカの研究なので、一概に私どもに当てはまるわけではありません。
当園としては、当分の間、従来通りの教育・保育活動を継続していく予定です。 無論、横手地域や県南地域の感染者数や感染率、県の感染レベルが上昇したり、当園関係者(園児、保護者、家族、職員)が陽性者、濃厚接触者になった場合は、その状況に応じて保健所等の指示を仰ぎ、対応を変化させていきます。
その都度、緊急メール等で連絡を行いますので、そのような場合のそれぞれのご家庭でできる対応策を事前にご家族皆さんで話し合っておいてください。
長い人生の中で最も大切で貴重な6年間を一瞬たりとも無駄にすることなく子どもたちに過ごしてもらいたいと思いますので、ご理解、ご協力をお願いします。
せいかん先生のマイ子育てスタイル
皆さん、こんにちは。
子ども園で相談を担当している臨床心理士の柴田静寛(せいかんと覚えてください)と言います。これから時々紙上に顔を出しますのでよろしくお願いします。
初回は、子育て応援メッセージです。
皆さんは、初めて子どもを自分の腕に抱いたときはどのような感慨があったでしょうか。とても神聖で純粋な気持ちになったのではないでしょうか。
子育ては将来の社会を支えていく人材を育てているので、親御さんには心から敬意をお送りしたいと思います。
誰もが子どもをいとおしく(愛おしく)思い、将来幸せになってほしいと思っています。だからこれからもすくすく育ってほしいですね。長い人生にはいろいろなことがあるので、もし今の子育てに納得しないことや思い通りにならなくて悩むことができたら、それは子どもが成長したからこそ出てくることで、親にとっても子どもにとっても学びのチャンスです。そんな時には先輩ママさんやこども園・保育園の先生方が持っている経験から学ぶことができるのでないでしょうか。困ったときは自分ひとりでやろうとせずに気軽に周りの人に声をかけてみましょう。きっと何か発見があると思います。
子育てには正解がないとも言われるので、できれば自分に合った子育てを探していくと納得しやすいでしょう。お互いの経験を交換するだけでも良い案がゲットでき、さらにはすでに自分が良いやり方をしていることに気づくかもしれません。自分なりのマイ子育てスタイルを探す応援をしていますので、どんなことでも気軽に相談を利用してください。待ってま~す!
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)