むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみこども園の2026年2月の様子

くもグループ
楽しいことは一緒に

 子どもたちがわくわくドキドキで待っていた発表会が終わりました。ドーム劇場のステージの上では緊張しながらも見てもらうことを楽しんでいる気持ちが伝わったのではないかと思います。舞台袖で出番を待つ間、お互いに顔を見合わせたり「楽しみだね」「ドキドキするね」など、子どもたちのやり取りも見られました。

 

 楽しかった発表会の後、子どもたちは発表会ごっこを楽しんでいます。「次はこの曲です」と子どもたちが司会をしながらステージと客席に自然に分かれて発表会ごっこは始まります。次々とリクエストが入り、音楽に合わせてダンスを楽しみました。発表会で活躍したポンポンもダンスを盛り上げるためには欠かせません。このポンポンを作る時には、グループや年齢に関わらず興味を持った子が毎日の様に手伝ってくれました。どのくらいの細さにするかや、手首を通す所の大きさ等を一緒に考えてくれる子もいました。作り始めると、気が付いて「手伝おうか」と言ってくれる子どもたちが多くいるのもむつみらしいところだと感じました。そんなこんなで、ポンポンに対する愛着の強さも含まれているようです

 最初の話し合いで決まった運動遊びでしたが、年長児から「ダンスも見せたい」との強い希望によりダンスも追加になりました。一緒に考えた振り付けや動き方など細かい所もみんなで考えたからこその年中児、年少児、二歳児によるバックダンサーとしての活躍があったと思います。自分の『楽しい』をみんなに伝える、ということが形になったと感じています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • みんなで発表するという経験をしたことで、お互いを褒め出来ないことがあると声をかけ合い、手伝う姿が多く見られるようになりました。

  • 手洗いうがいの大切さを知ることで、すすんで手洗いうがいをする子が多くなりました。

(宇都宮 美代子)

 
うみグループ
雪の上で太鼓

 発表会が終わって数日経ったある日のグループの活動の話し合いの時、「太鼓をしたい」「園庭に行きたい」という意見が出ました。『太鼓をしたい』という意見を聞いて室内で発表会ごっこをするのだと思っていました。するとある子から「じゃあ外でやるのはどう?」との驚きの発言が出ました。外で行うことに一応みんなは納得したようでしたが「雪の上でできるの?』という疑問も同時にうまれました。雪がない園庭に自分たちが作った太鼓を持っていき叩いたことはありましたが、持って行かずにどうやって太鼓をしたらいいのか子どもたちの頭の中は『?マーク』でいっぱいでした。

 

 園庭に着くと太鼓をしたい子がひとつに集まったので、太鼓をするにはどうしたらいいか尋ねました。まずは自分たちで作ってみようということになりました。二歳児の子がどうやったらいいのか悩んでいるのを見たある子が「雪を細くしてバチにしたらいいんじゃない?」と教えてくれました。二歳児も「そっかやってみるか」と言い、年長児に教えてもらいながら作ってみます。が、中々細長くするのは難しかったようで作れずにいました。話し合いでそれぞれが思う形のバチを作ったり、手をバチの代わりにしたりするという意見になりました。バチが完成すると二歳児の「おおきなたいこ…」という当然の一声で合奏が始まりました。雪を思いっきり叩く子、恐る恐るゆっくり叩く子、体を使って表現する子など、それぞれが雪の上でやる太鼓を満喫しました

 子どもたち自身が考えた雪の上で行う太鼓は、私が想像したものとはかけ離れていました。また、子ども達自身が思っていたよりも不思議で、難しかったようです。それでも自分なりの楽しさを見つけて楽しんでいました。うみグループの面白い雪遊びはこれからも続いていきます。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 感染症対策として手洗い、うがいを徹底して行ったことで、習慣化することができました。

(高橋 愛)

 
ながれぼしグループ
みんなの楽しさ

 今日の活動の話し合いをすると、しっぽ取りやだるまさんが転んだなどの意見が毎日出てくるようになりました。ハンカチ落としやかごめかごめなど、みんなで楽しむ遊びも増えています。また、「おまつりもまたやりたい」「雪がなくなっちゃうから、その前に雪遊びもしたい」と、自分のやりたいこともみんなで楽しみたいことも譲れないようです。すると、じゃあどうしようかと年長児や年中児が仲裁に入り「みんなで遊んでから分かれて遊ぶ?」などアイディアを提案してくれています。『みんなで、が楽しい』を共有できた仲間だからこその『あそび』に繋がっていることを感じています。

 

 そしてその『みんなで』というのが嬉しい、楽しいという気持ちが一緒になって爆発したのが今回の発表会のステージだと思います。さらにそれを盛り上げてくださった会場の皆さんの声援で、子ども達と会場が一つになった発表でした。今までの『ながれぼしグループの好き』を、思う存分皆さんに広げることができました。

 たくさんの声援を送っていただきありがとうございました。

 振り返りの時間に大きな変化を感じています。それは、「みんなと踊るのが楽しかった」「みんなと踊れたのが嬉しかった」と話す子が増えてきたことです。これまでは大半の子が踊ることが楽しかった、好きな曲で踊ったのが楽しかった、と自分のことを話していました。が、日に日に仲間と一緒に遊ぶ楽しさを強く感じるように変わってきたのだと思います。それからは今までみんなの話を聞いていた子が、『みんなに聞いてもらいたい』と手を挙げて話をするようになってきました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • うがい手洗いを徹底することで、雪が積もった園庭でもしっぽ取りやハンカチ落としを楽しみました。雪の上で走り、身体を沢山動かすことができました。

(佐々木 理乃)






むつみ乳児保育園の2026年2月の様子

乳児
はじめてのいっしょ

 

 日々の生活の中で、子どもたちには大きな成長の節目を迎えるときがあります。特に、入園当初は仰向けで私たちが覗き込む顔や天井を見上げるのが精一杯だった子どもたちが、腹ばいの姿勢からぐっと自分の腕で床を押し、高い位置で頭を保持できるようになる時です。この視点の高さの変化は、乳児の子どもたちにとって世界が新しく生まれ変わるほどの大きな出来事です。

 

 ある日のこと。誕生日前の子がうつ伏せになり、顔を上げて一生懸命に周りを見ていると、その視線に気づいた一歳を過ぎた乳児クラスの子が歩み寄ってきてくれました。しかもその手には、玩具が握られています。そして「これで遊ぶ?」と、腹ばいになっている子の目の前に玩具をそっと差し出してくれました。すると、「んー」と嬉しそうに声をあげて反応してからその玩具にゆっくり手を伸ばしました。玩具をぎゅっと握り、振って音を鳴らします。すると手足をバタバタ嬉しそうに動かし、『楽しい』を全身で伝えてくれました。

 玩具を渡してくれた子は顔を覗き込みます。『喜んでくれたかな?』と少し不安そうに見守っていましたが、ふと目が合うと「ふふっ」と顔を見合わせました。そこからは、一緒に合奏を楽しむような二人の笑い声が、室内に心地よく響き渡っていました。

 言葉はなくても、視線や仕草で通じ合うその姿に、心と心の通じ合いをしっかり感じることができました。これからも、一人ひとりの「やってみたい」「嬉しい」という心の『芽』を大切に見守っていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 食事、睡眠、排泄の際は、ゆったりと話しかけながら関わり、一対一の時間を大切にしました。

  • 私たちもことばのやりとりを楽しむことで、やりたい事、やってほしい事をことばで伝えられるようになってきました。

久米 凜南

 
一歳児
みててね

 子どもたちは雪遊びも、室内遊びも大好きです。お絵描きや粘土、スプーン、箸遊び等大好きな遊びはたくさんあります。その中の二つをご紹介します。シールを貼って遊んでいた時のことです。様々な大きさのタッグシールの中から好きなものを自分で選べるように準備しました。すると「○○ちゃんはこれ!赤!」と教えてくれます。指先でつまむと台紙から剥がして用紙に貼っていきました。「ぺったん」と声も出しながら貼り、気付くと用紙いっぱいにシールが貼られ、一番小さいシールの大きさは七㎜でした。

 

 紐通しも得意です。子どもたちがドーナツと呼んでいる木製ビーズに紐を通していきます。初めは先端が引っ掛かって上手く穴に通らず、苦戦する子が多かったです。ですが、今ではスッスッと通せるようになりました。木製ビーズよりも更に穴の小さいビーズにも紐を通してみました。穴の大きさは一㎝です。以前は先端が引っ掛かると「んーっ」と声が漏れていましたが、今では集中は途切れず、視線は自分の手元から動きません。何度も何度も挑戦し、スッと紐が通った時、パッと表情は変わります。その表情にはビーズを通せたことの達成感、通せたことへの驚きなどいろいろな気持ちがこもっていました。ふと隣の席を見ると、そこにもたくさんのビーズを通した紐がありました。言葉はありませんでしたが、同じタイミングで紐を持ち上げる姿に『すごいでしょ』とお互いが見せ合っているかのようでした。

 初めは「できない」とすぐ私たちに声をかけていましたが、今では私たちの手は借りず『みててね』と言うように遊び始めています。その集中力にも毎日驚いています。子どもたちの成長が私たちもとても嬉しいです。これからも保護者の皆さまと一緒に見守っていきたいと思います。

〔今月の保育の評価・反省〕

  • こまめに換気、水分補給をしながら過ごしました。

  • 少しずつ自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってきました。子どもたちの言葉を遮らないようにしながら過ごしました。

高橋 麻衣






むつみこども園の2026年1月の様子

くもグループ
今日も運動遊びしたい!

 十二月号の園だよりで運動遊びの次に盛り上がりを見せた活動を紹介しましたが、やはりくもグループは運動遊びが大好きです。

 朝の話し合いの前、私のところに来てこっそりと「先生、今日運動遊びしたい」と知らせに来る子がいます。「話し合いのときにみんなにも聞いてみよう」と言い、話し合いで「運動遊びがしたいと言う意見があります」と提案すると、たちまち「鉄棒やりたい」「平均台もしたい」「跳び箱も跳びたい」と次々に意見が上がり、やりたいことで盛り上がりました。

 

 少し前までやってみたい気持ちはありますが、『できない』『怖い』という思いから挑戦できずにいる子がいました。こちらから誘いかけてもなかなか乗り気になりません。そんなある日、一緒に遊んでいた子が跳び箱を始めました。その子はまだ跳び越えることができなくてもやる気はあり、何度も挑戦していました。それをいつも見ていただけでした。が、ある日突然『一緒ならやってみようかな』くらいの軽い気持ちだったかもしれません。しかし、挑戦するための大きな一歩を踏み出したのです。一人ではできなかったことを、仲間の姿を見て自分もやってみようと挑戦に向かわせたのだと思います。今では「跳び箱楽しい」「今日もやりたい」と目を輝かせながら知らせてくれています。心の中にある大きな葛藤も、仲間がいることで乗り越えようとする力が出てくることを教えてもらえた宝物の時間になりました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 発表会でも運動遊びを見せたいと張り切っていました。握り方、手の付き方など運動遊びの基本の動きの部分も確かめながら楽しんで取り組むことができました。

  • 今月になり、ようやく十分に雪遊びができるほどの雪が積もりました。かまくら作り、雪だるま作りなど全身で雪を感じながら楽しみました。

(上田 彩乃)

 
うみグループ
話したい気持ち

 朝の話し合いでペアワークを行なっています。『今日の題』を決めて、二人組で交互に話をする、話を聞くことをしています。最初は『今日の題』を私たちが決めていたのですが、繰り返し行なってきたことで、子どもたちから『○○がいい』と自分たちで話したいことをリクエストするようになりました。子どもたちが決めた『今日の題』は、私たちが提案したものよりも盛り上がり、話したいことがどんどん出てきているのがわかります。

 

 話が終わった後は、ペアで話したことを他の子にも伝えるということもします。私が「話したことを、教えてくれるペアはいますか?」と聞くと、最初は年長児や年中児を中心に手が挙がっていました。最近では、年少児や二歳児も「はい」と言って手を挙げるようになっています。話をする時には、自分の話ではなく、相手が言っていたことを話すのですが、二歳児は自分の話をすることが多いです。しかし、それを聞いているまわりの子たちからは「違うでしょ」と否定する言葉は出てきません。二歳児は自分で話せたという満足感が表情に溢れ出ています。ペアになった相手の子も笑顔で二歳児が話すのを聞いています。二歳児が話し終わった後で「本当は…」と、自分が話したことを教えてくれています。

 話し合いの様子を見ていることが多かった二歳児や年少児も、年長児や年中児との関わりの中で雰囲気を感じ取り『話してみたい』という気持ちになったのだと思います。この関わりが自然にできる年長児の優しさ、子どもたち同士の関わりに成長を感じました。

 話し合いの時だけでなく、普段の遊びの中でも、思ったことを言い合える関係作りを子どもたちだけでなく、私たちも一緒にしていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 子どもたち同士でやりたいことを伝え合い、年齢関係なく一緒に遊ぶ姿が増えてきました。

(山内 麻知子)

 
ながれぼしグループ
ながれぼしは遊びの天才

 ながれぼしグループで園庭に行きました。園庭に雪が積もってからは、子どもたちから「雪合戦したい」「スコップで穴を掘りたい」など雪遊びの意見が盛りだくさん出ます。そのため、園庭に行く準備は防寒着を着て帽子をかぶり長靴を履いて最後に手袋をします。 二歳児の子が準備中「できない」と困っていると、年長児や年中児の子が「手伝おうか?」「ここはね、こうするんだよ」と優しく教えています。できないところは手伝うことが当たり前の関係になっています。

 

  勇んで園庭に行きます。が、雪道は歩きにくく、園庭には坂もあります。そのため、登る時はバランスを取りながらゆっくり少しずつ慎重に進みます。登りきると「やったー」「雪がいっぱいだね」と思いっきり走り出したり、大の字になって寝てみたり雪を体全部で感じていました。そのせいか、それがひとしきり終わるとスコップやバケツを使ってお風呂やミニかまくらを作ったり、雪玉を作って雪合戦をしたりじっくり遊び始めました。

 それぞれが自分のやりたい遊びをし始めた時、バケツでミニかまくらを作ろうとして、バケツをひっくり返しても雪が落ちてこない。かまくらがすぐ崩れてしまう。など思い通りにいかなくて「どうすればいいんだろう?」とつぶやいた子がいました。すると、近くにいた年中児と年長児の子が気が付き「こうやったらいいよ」と教えてあげていました。こんな素敵な関係の中で子ども達は遊びを楽しんでいます。

 ながれぼしは、雪を満喫しています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分の気持ちを相手に伝える機会が増えたことで、周りにいる子が他の子の声に耳を傾け手を差し伸べる姿があしました。

  • また、誰かが困っている時、その子だけで考えるのではなくみんなで一緒に考える行動が増えてきました。

(石沢 胡桃)






むつみ乳児保育園の2026年1月の様子

乳児
くわっ、くわっ

 

 毎朝、みんなが揃う九時過ぎ頃に子どもたちが大好きな歌を歌います。私がピアノを弾く準備を始めると、それに気づいた子から笑顔で駆け寄ってきます。一番人気の『りんごがころころ』がスタートです。次は『あいうべ体操』、気持ちが盛り上がってきてからその月の歌を歌います。初めて聞く歌でも、繰り返し歌うことで少しずつ覚えて、所々一緒に口ずさむことが増えてきました。

 

 ある日の歌の時間のことです。一月の歌を歌い終わり、私が「歌いたい歌はありますか?」と聞きました。すると一歳児の子から「かえる」とリクエストがありました。すると、すぐ側に座っていた乳児の子たちから「かっるー」「くあっかー」と、身体を弾ませながら全身でその歌を歌いたいとの意思表示をしてくれました。私も嬉しくなって「よし、かえる歌いましょう」とピアノを弾き始めました。そのメロディーに合わせて、知っている歌詞の部分を一緒に歌い始めました。リクエストをしてくれただけあっていつもより楽しそうに歌っていました。子どもたちからも自分の思いが届いたことの喜びも伝わってきました。

 それからは『アイスクリーム』や『おつかいありさん』などのリクエストも増えています。普段は一歳児の子からのリクエストですが、最近は乳児の子たちからも一緒に「あっすー」「あっしゃーん」と、言葉で伝えてくれるようになりました。これからも子どもたちの好きな歌のリクエストに答えながら、歌の時間を一緒に楽しんでいきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 雪遊びでは、でこぼこ道を歩くことに少しずつ慣れ、バランスをとりながら歩くようになってきました。

  • 誕生日を迎える前の子たちは、腹ばいで遊ぶ時間が長くなりました。側に玩具を置くと、自分で手を伸ばしたり、握ったりして遊ぶことに繋がりました。

後藤 和笑

 
一歳児
ゆきのおふろ

 年末年始に降り続いた雪はみるみるうちに積もり、久しぶりに登園してきた子どもたちは吸い寄せられるように窓に向かっていきます。「雪いっぱい」「真っ白だね」と話しながら、窓から見える白銀の世界に驚きや興味、ワクワクなど様々な感情が揺れ動いているように感じました。

 ある日、雪遊びの前に絵本を数冊読みました。その中に『わにわにのおふろ』という絵本がありました。絵本の中には、わにわにが『うりうりうりうりオーイェー』と歌う場面があります。その場面になると、子どもたちは身体を揺らしたりお尻を振ったりしながら思い思いに身体を動かし始め、最後の『オーイェー』では合唱団かのように声が揃うほど、大好きな絵本の一つになっています。

 

 絵本を読み終えた後は、靴下を履いて、防寒着を着て、雪遊びへと向かいます。前日から夜明けまで降り続いた雪は、子どもたちの胸くらいまで積もっていました。ふかふかの雪で一歩踏み出す度にズンズンと沈んでしまいます。 踏み固めながら少しずつ進んでいき、楕円形の広場のような場所を作りました。それを見ると、ある子が「おふろみたい」と呟きました。それを聞き、「ほんとだ」「わにさんだ」とあちこちから声が上がります。お風呂の中に座り「オーイェー」と歌い始める子もいました。少しずつ歌が広がり、最終的には「うりうりうりうりオーイェー」と大合唱になっていました。

 また別の日は、新雪の上に尻もちをついた職員を助けようと手を引っ張ってくれた時に手袋が取れたことで、『おおきなかぶ』ごっこが始まることもありました。絵本の世界を現実の世界でも繰り広げていけるところが想像力が豊かな一歳児さんたちのすごさだと思います。

 これからも子どもたちと一緒に物語の世界やその子自身の世界など色んな世界に入り込みながら楽しさを共有していきたいと思います。

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 「ちょっと待ってね」「じゅんばんこだよ」など言葉を用いながら、子どもたち同士で場所や物の貸し借りをする姿が増えてきました。

  • 着替えや手洗い、排泄など身の回りのことが自分で出来るようになってきました。

佐藤 優翔






むつみ乳児保育園の2025年12月の様子

乳児
雪遊びに行こう!

 

 窓の外を見ながら雪遊びをするのを楽しみにしていた子ども達は、雪が降り始めてから二週目に、待ちに待った初の雪遊びに出掛けました。一緒に靴下、手袋、帽子、防寒着を身に付け、長靴を履いて準備ができると外を見つめもう気持ちは園庭に向かっています。 園庭は、一面の銀世界です。

 初めての雪遊びの日は、とても天気が良く子どもたちは園庭に出た瞬間、その眩しさに目を細めました。今までとは違う景色になった園庭を見つめ「うわあ」と感激の第一声に笑顔になる子と、今までとは違うと少し不安そうな表情な子に分かれました。

 

 雪の上に立つと雪のない道とは違う感触に気が付き、次に聞こえる音に気が付き、それが下からであることが分かり自分の足元見つめました。子どもたちにとって、大発見の日になったのは間違いありません。さらに、慣れない防寒着と長靴で歩くのも子どもたちにとっては大冒険の日になりました。

 「一緒に行こう」と手を取ると、ゆっくり一歩ずつ進みます。しかし一歩踏み出すとそのでこぼこの道に足を取られてバランスを崩してしまいます。どうにか体勢を持ち直しますが、歩きにくさに泣きそうになっていました。すると今度は先程よりも一歩が小さくなりました。子どもたちもどのようにして歩いたら転ばずに歩けるのかを考えていることがわかりました。

 中にはそんな不安定な道もどんどん歩いて行ける子もいます。でこぼこの道に足を取られ転びますが、自分で立ち上がろうとする姿がたくましかったです。園庭の真ん中程に着くと足元の雪に触れてみます。ぎゅっと握ると固まったり、叩くと潰れたりする雪の不思議を観察している様でした。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 簡単な単語や仕草でやりたい事、やってほしい事などを伝えられるようになりました。私たちも単語で伝えることで子どもたちとのやり取りを楽しみました。

小田島 千鶴

 
一歳児
雪だよ!

 待ちに待った雪が園庭に降り積もりました。そのことに一番に気付いたのはやはり子どもたちです。

 「みてみて!」と指差し、私の手を引いて連れて行ってくれたのは、保育室奥の窓の前でした。窓の外は真っ白です。どこまでも続くような白い世界に驚いたようでした。ふと視線を上に向けた子が「木にも雪つもってる」と教えてくれました。私も見てみると、木の枝一本一本にも雪が積もっていました。「本当だ、いっぱい積もってるね」と言うと「お花みたい」とつぶやいた子がいました。すると、他の子も木の枝に視線を移しては「お花だ」と声を上げ、その場は冬のお花見を堪能しました。

 

 その後も子どもたちは雪が降るたびに窓の外を指差して教えてくれました。子どもたちの手の平程の大きさの雪が降ることがありました。すると「わ、みて。おっきい」と窓の外を見つめたまま窓に近付いて行きます。次々と降ってくる雪に子どもたちの目は釘付けで、しばらくの間、窓の側を離れませんでした。実際に園庭に出てみると、ふわふわの足元や真っ白な雪景色に驚いたようで、みんな足を止めて「うわあっ」と小さく声を出していました。足を進めるたびにぎゅっぎゅっと聞こえてくる音や、手袋をした手の間をさらさらとすり抜けていく雪に大興奮でした。私たちにとっては少しマイナスなイメージのある雪も、子どもたちにとっては『不思議』の宝庫になっています。

 これからも今しかできない遊びや体験、発見を子どもたちと一緒に楽しんでいこうと思います。

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 保育士とのやり取りだけでなく、子どもたち同士のやり取りも見られるようになってきました。子どもたちの様子を見守りながら、伝えきれないところはお互いの気持ちを代弁しながら過ごしました。

高橋 麻衣






むつみこども園の2025年12月の様子

くもグループ
雪が降ったよ

園庭に雪が降り積もった朝、グループ活動の話し合いの開口一番は「園庭で雪遊び出来るよね」でした。もちろん「賛成、行きたい、行きたい」「雪だるま作れるかもよ」と満場一致で、すでに子どもたちの気持ちは雪遊びに向かっていました。園庭には、予想していたよりも多くの雪が積もっていて子どもたちの長靴はすっぽりと隠れてしまいました。そんなことは少しも気にならないようで、むつみ乳児保育園園舎横の斜面を元気に上り、私はおいて行かれるほどでした。

 

園庭に着くと、それぞれの好きな遊びが始まりました。その中で「雪だるま作るぞ」と、何人かで雪玉を転がし始めたのに気が付きました。力を込めて数人で雪玉を転がし続け、みるみるうちに大きな大きな雪玉が出来ました。ひとつ出来上がると「次は頭だ」ともうひとつを転がします。頭ができあがると二つを並べ何かの話合いが始まりました。すると決まったのか、大きな雪玉をもうひとつの雪玉の上にのせようとしています。大丈夫かなと思いながら、いつでも力を貸せるように側で見守っていました。ところが、私の思いは裏切られ「せーの」と声をかけ、力を合わせているうちに頭も乗って大きな雪だるまが完成しました。「できた」と息を弾ませる子どもたちからは、自分たちだけで完成できたという自信がうかがえました。そして、自分たちより、大きい雪だるまを作ったその姿は頼もしく、雪だるまのように大きく見えました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • ひとりひとりの考えや感じていることを大切にしながら活動することで、話し合いや振り返りの時間には自分の考えていることをことばで話す子が増えています。

  • 定期的に感染症対策として、換気を行い手洗いうがいを行っています。

(宇都宮 美代子)

 
うみグループ
サンタクロースの帽子

クリスマス交流会でしたいことについての話し合いが始まりました。「ダンスしたい」「歌を歌いたい」など、いろいろな意見が出てきました。ダンスが三曲、歌が二曲出たので「これをどうやってやろうか?」と子どもたちに聞いたところ「一つずつ全部やる」とのことで全員が納得しました。発表する内容が決まると「サンタの帽子作りたい」「トナカイの角付けたい」という意見に、ほとんど「いいね」と盛り上がりサンタクロースの帽子とトナカイの角、好きな方を選んで制作することに決まりました。

 

帽子を選んだ子どもたちは、工作用紙や色画用紙を使って帽子を作りました。自分の頭のサイズに合わせて丸めましたが、両手がふさがっていてテープが貼れません。私が「どうしようか」と声をかけると年長児を中心に「○○さんここ持っててくれる?」「○○さん一緒にやろう」と気遣う声掛けをするようになりました。そして自分の帽子ができると「次○○さんのね」と交代して相手の帽子を一緒に作ります。その様子を見て、年中児同士でも協力して作ろうとする子が増えました。

帽子を作る様子を見ていた年少児や、二歳児の子どもたちも工作用紙を持ってきます。すると「一緒に作る?」「手伝ってあげる」と年中児や年長児の子どもたちが声をかけて、頭のサイズに紙を丸めたりテープを貼ってあげたりしてくれました。一人で難しいことは誰かに手伝ってもらう、そして今度は自分が手伝ってあげるという協力や、助け合いが自然にできる子ども達はすごいと思います。年長児を中心に相手を思いやる心が育っていることを強く感じます。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 活動の合間に、手洗い・うがい・水分補給をしました。手洗いの話を聞いたり、イラストを見たりすることで手の平、甲、指の間、手首などを意識して洗おうとする子が増えました。

(和賀 和香菜)

 
ながれぼしグループ
ダンスを通して…

ながれぼしグループのダンスへの熱意は冬の寒さにも負けずに、燃え続けています。

これまで夢中になって踊ってきた『どっこいしょーどっこいしょー』は、踊るだけでは満足できず十月頃から旗づくりもして進化が見られます。それからは「旗振ってみたい」と人気になり、ダンスを踊るときは「旗持ってこなきゃ」と必ず誰かが知らせてくれるほど欠かせないものになっています。ある日『ソーラン節』を踊った後、私の近くに来て「旗を振っているところすごくかっこよかったよね」と言った子がいました。それを聞いた私も嬉しくなり、「伝えてもらったら嬉しいと思うよ」と声をかけました。少し照れながらも旗を振っていた子達へ向かって、もう一度自分の感想を伝えていました。お互いの良さを認め、それを相手に伝えるというやりとりがだんだん増えてきていることを感じます。さらに、ダンスを踊っている子達に、それを見ている子が「〇〇さんいいね」と名前を呼んで応援する姿もあります。掛け声、手拍子はより大きくなり、みんなで一体感を感じるようになってきました。

 

最近は、新たに子どもたちのお気に入りの曲が出てきました。ある子のリクエストで曲を流した時、「これ知ってる」「私も家で踊ってるよ」と一気に盛り上がりました。初めて見た子が「踊ってみたい」と、踊る姿を見て身体を動かし始めたくらいみんなを魅了したようです。今では、毎日踊りたい人気ランキング一位の曲の候補に挙がっています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • ダンス、お祭り等、グループで楽しんでいることを他のグループと一緒に楽しむことで、新しい気づきや発想が生まれ、遊びがさらに広がりました。

(佐々木 理乃)






むつみこども園の2025年11月の様子

くもグループ
何を作ろうかな

 今月に入り、運動遊びの次に盛り上がりを見せ始めた活動があります。それが廃材を利用した製作遊びです。お菓子の空き箱やトイレットペーパーの芯を使ってさまざまな物に変身させることを楽しんでいます。

 製作が始まった最初のきっかけがトイレットペーパーの芯を使って作った『小人』からでした。顔を書いたり、帽子を作ったりしたところから「町を作ったら楽しそう」「お家が必要」など自分たちで欲しいものを考え、次々に形にしていきました。初めは見ているだけの子も「一緒にやってみたい」になり、さらには他のものを作ってみたいと取り組むようになりました。

 

 子どもたちの遊びはいろいろな経験から生まれます。ある日の話し合いのときに「温泉作りたい」という意見が出ました。正直「どうして温泉?」と疑問に思いましたが、子どもたちはすでに乗り気です。一緒に取り組む子も見つけていました。合わせて車づくりも始まりました。好きな形の空き箱やカップ、ペットボトルなど材料を見つけ、形にしています。温泉は湯舟を作るのかと思っていたら、シャンプーやシャワーなどの備品から作り始めたところに思わず笑ってしまいました。

 子どもたちの発想は思わぬところから湧いてくるので作っているところを見たり、会話を聞いたりしているととても面白いです。これからどんな形になっていくのかを私自身も楽しみにしていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 製作をするにあたって、材料や道具の使い方を子どもたちと話し合って確認しました。二歳児や年少児にも使い方を知らせ、難しいところは手伝いながら取り組む姿がありました。

  • 感染症が流行する季節になってきたので、手洗いの仕方を確認しました。手の甲、指の間なども忘れずに洗おうとしています。

(上田 彩乃)

 
うみグループ
一緒にやると楽しい

 うみグループで太鼓を作ったり、他のグループが作っているのを見て『何か作りたい』と刺激を受け、制作意欲が高まってきました。

 今までブロックを使って電車を作って遊んでいました。ところが続きをするために寄せておいても、気付くとなくなっていたり、壊れてしまっているということが続きました。作った子たちと一緒に「どうしようか」と考えていると、「他ので作ってみる」と言った子がいました。「何だと作れるかな」と話していると、廃材が置いてある箱の所に行き、探し始めます。電車の形に似た長方形の箱を見つけると「これいいかも」と言って笑いました。そこから自分の頭の中にイメージする電車を再現するために、必要なものがどんどんと湧いてくるのが、作っている時の表情から伝わってきます。 

 

 完成させた電車を走らせていると、同じ電車好きの二歳児の子が「○○も作りたい」と作り方を教えてもらいに行き、一緒に電車作りが始まりました。『盛岡駅に止まります』『東京の線路はたくさんあるんだよ』と自分の知っていることを楽しそうに話しながら遊ぶ姿が見られました。

 また、『東京』という言葉から『東京スカイツリー』を作り、線路の近くに建てて、電車から見えるようにしたいと今制作中です。『なんだか楽しそう』という雰囲気を感じ取り「何してるの?」「一緒にやってもいい?」と少しずつ仲間が増えています。

 それぞれに好きな遊びを楽しむ中で、一緒にやったら楽しそうだな、やりたいなという思いが、子どもたちの中に芽生えているのを感じました。遊びが繋がることで、子どもたちの楽しいがどんどん広がっています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 作ったものを置く場所、続きができる場所を子どもたちと一緒に考えて決めました。場所が決まったことで、自分の場所ができ、遊びが広がりました。

(山内 麻知子)

 
ながれぼしグループ
拾った落ち葉で…

 園庭や支援学校方面に探検に行った時に「葉っぱ赤くなっているね」「こっちは黄色だよ」と秋への季節の変化を見つけることができました。集めた落ち葉を他の子と見せ合ったり交換しあったり盛り上がっていたので、袋に入れて園に持ち帰ることにしました。

 その日の振り返りの時間に「持ってきた葉っぱを飾りたい」という意見が出ました。その意見に「絵描けるんじゃない」「葉っぱを合体したらいいんじゃない」など色々面白い意見が出て、子どもたちの発想力に驚かされました。次の日早速、前日の振り返りに出た意見を元に、大きい画用紙の上に落ち葉を広げクレヨンや糊などを準備しました。すると、画用紙に貼り付けたり、落ち葉にクレヨンで色を付けたりさらに顔を描くなど子どもたちで話し合いながら進めていました。

 

 見ると、個性的な作品が次々に出来上がってきました。赤色と黄色の葉を重ねて糊で貼り付け、それをお花に見立てます。また、葉に顔を描いて自分に見立てたもの、さらに画用紙に絵を描いてストーリー仕立てになっているのもあります。一人ひとりの思いや考えがしっかり作品になっていて、私が想像したものとは大きく違い子どもたちの発想の斬新さには驚かされることばかりです

 完成したものがとても素敵だったので、以上児室に飾り他のグループも見れるようにしました。「あれは私が作ったんだよ」と自己アピールしたり、作品の説明をしたりする姿を見て私たちも嬉しくなりました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 感染症予防として、これまで以上に手洗い・うがいを呼びかけました。子どもたち同士でも「指の間も洗うんだよね」「ガラガラうがいしようね」と声をかけ合う姿が見られます。

  • 話し合いを繰り返したことで、自分の意見を話すだけでなく、他の子の発言にも興味を持って聞いてみようとする姿が増えてきました。

(高橋 彩夏)






むつみ乳児保育園の2025年11月の様子

乳児
パンおいしいね

 

 子ども達は絵本が大好きです。いつでもどこでも絵本の時間を設けています。個人が見たり、みんなで見たりその時によって違います。活動と活動の合間にみんなで見る時もあり、私たちが絵本を抱えているのに気が付くと、いつも笑顔で駆け寄ってきます。子どもたちの中には、好きな絵本が決まっているようです。『これ読んで』といつもリクエストを受けていますす。

 保育室には子どもたちが手の届くところに常に絵本が置いてあるので、いつでも読むことができます。自分で選んだものを、一人で楽しむことも増えてきました。そんなある日、室内で過ごしている日の出来事です。

 

 ダンスや雲梯等好きな遊びをしている中、棚から絵本を取り出して読んでいる子がいました。いつもは、ダンスや雲梯にノリノリな子が集中してみていたので何を見ているか気になりました。そっと邪魔しないようにのぞいてみると、パンの絵本です。『はんぶんこ』『ぽんちんぱん』という他の子達にも人気のある絵本でした。

 一ページずつめくっていた手が途中で止まり、パンをじっと見つめていました。そしておもむろに手でつまんで「あーむ」と口に運びました。隣で別の絵本を読んでいる子がその声に『ハッ』として、その子のパンを食べる様子を見て、さらに絵本も覗き込みました。するとその声の理由が分かったのか、納得したように二人で笑い合いました。そこはまるで『おいしい』においに包まれているようでした。

 一人で見ていた絵本でしたが、お互いが知っている内容だったので喜びを共有することができたようです。これも絵本の素敵な魔法です。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 園庭で誘導ロープを握って歩いたり、かけっこをしたりして体を動かすことで、丸太の上に置いてある葉っぱや小枝をなどを見つけ、二、三人のごっこ遊びに発展しました。

後藤 和笑

 
一歳児
はじめての

 まだかなと待っていた、雪がやっと降り始めました。雪遊びをしたい子どもたちは窓から見える雪を「あめ!」と言いながら見ています。初雪が降った次の日、残念ながら園庭の雪は溶けてなくなってしまいました。そこで、部屋の中でタライに入れて触ることにしました。

 私がタライを持って来ると、何があるのか興味津々で近づきます。そして、タライの中を覗くとパッと表情が変わります。外にある雪が、その中に入っていたからです。さっそくタライに手を入れ雪を触ると「つめたい!」と手から雪を落としますが、また握ります。子どもたちの「つめたいよー」という声とは裏腹に、一人ひとりの目は今年『はじめて』触る雪にくぎ付けで興奮がおさまらないようです。丸めてみたり、タライの中でくるくると雪を触ってみたり自由に雪の感触を確かめているようでした。

 

 さらに、手で持っては子どもたち同士で見せ合っていました。私が、頬に雪をつけたのを真似して、自分のほっぺにつけて「(つめ)ったい!」とさらに興奮の波が押し寄せていました。

 子どもたちは毎日いろんな『はじめて』と出会います。さらに日々話せる言葉も多くなり、表情も豊かになってきました。 その一瞬一瞬を一緒に過ごして、喜怒哀楽を共有できることがとても嬉しいです。

 本格的な冬がすぐそこまで来ました。真っ白になった園庭で初めて遊ぶ子はきっと戸惑うかもしれません。わたしたちいは、それさえも楽しんで一緒に活動しながら遊びたいと思います。  ●子どもたちの自分での気持ちに寄り添い、上手くいかない際も一緒に行うことで、納得して取り組めました。

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分の言葉で伝えようとしている時に待つことで、少しずつ自分たちの言葉で話そうとすることが増えました。

岡本 亜優真






むつみこども園の2025年10月の様子

くもグループ
むつみのはたけどうする

 畑には、昨シーズンから畑に残っていて木のように大きくなった人参がありました。九月には畑に蒔こうと計画していましたが、なかなか実行できずにいました。木のように大きくなった人参を抜き取り、耕し、そして、十月七日に人参の種を蒔きました。

 昨シーズンから畑に残っていて、普通に考えたら時期的にはとても遅くなりました。そのため、育たないことも予想されます。それでも、 昨シーズンの取り組みを覚えていた子たちは「草を上にかけるよね」と言いながら枯れた草もかけてくれました。子どもたちには、不可能という文字はありません。「畑の人参や大根は美味しいんだよね」との会話も聞こえ、すでに収穫を楽しみにしているようでした。私もなんだか楽しみになってきました。

 

 それから一週間、枯草の下には人参の芽がびっしりと並んでいました。それを見つけた子どもたちは「出てきてるね」「良かったね」と言って小さな芽を嬉しそうに見ていました。種を蒔く為には土をやわらかくすることがわかり、鍬に興味を持って耕してみました。鍬の使い方や種を蒔く時期を知り、畑の道具にも興味を持ったようです。

 十月十五日、大根の種を蒔きました。「やりたい」と言っていた子たちは、やる気満々で気合が入っていました。蒔く時は、ペットボトルの底を使って付けた5個の小さな穴に、優しく一粒ずつ入れました。さらに、そっと土をかけました。私の不安な気持ちをよそに、子どもたちの気持ちは大いに膨らんでいます。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 園庭で意欲的に活動をしています、興味を持った子同士が集まり、一緒に楽しんでいます。特に、園庭にいる虫を探し捕まえ、虫かごに入れて観察した後は園庭に帰すことも忘れません。そんなルールもできています。

(上田 彩乃)

 
うみグループ
太鼓がしたい

 話し合いの中で「うみグループが好きなことって何だろう?」という話になりました。すると「歌うこと」「踊ること」「作ること」などが出てきました。「作ること」という言葉から色々な作りたいものが出てきました。その中の一つに「太鼓」がありました。そこから「太鼓を作りたい」と盛り上がり、早速太鼓作りが始まりました。

 段ボールで作りたいということで、自分の好きな大きさの段ボールを選んで組み立てます。「細長い棒がほしい」と探していてラップの芯を見つけると叩き始めました。「なまはげ太鼓だ!」「なまはげ太鼓って何?」「見て見たい」と盛り上がり、なまはげ太鼓の動画を調べてみました。動画では、なまはげたちが大小さまざまな和太鼓を演奏していました。力強く演奏するなまはげたちに「かっこいい」と感じた子たちは「こうしてたよね」と太鼓の縁を叩いてみたり、バチを構えてポーズしたりとすぐに動きを真似ていました。強く叩きすぎると太鼓がつぶれてしまうというトラブルも出てきていて、どうしたらつぶれない太鼓になるか、試行錯誤しながら、作っています。

 

 思い思いに太鼓を叩いていくうちに何かの曲に合わせて叩いてみたいとリクエストがありダンスで踊った曲などに合わせてみました。太鼓の近くで踊り出したり、それを見て「太鼓を叩かない人たちは踊るのもいいね」「ミッキーの曲だったら一緒にできるんじゃない?」とさらに盛り上がりました。太鼓とダンス、お互いに見せ合うことで、より楽しさが増しているようでした。それぞれ好きなことや楽しいと思うことは違ってもみんなが一つになって楽しく嬉しい時間になりました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • グループでの話し合いや振り返りでは、やりたいことや楽しかったことをみんなの前で発表しようとする子が増えてきました。

(和賀 和香菜)

 
ながれぼしグループ
お祭りブーム 再来

 週明け、グループで集まったときのことです。「お休みのときにお祭りに行ってきた」「私も行ったよ」「○○さんと会ったんだ」と、お祭りに行って楽しかった話が盛り上がりました。そこで、ある子が「お祭りやりたい」と言うと「私もやりたい」「いいね、やろうよ」と一気に話がまとまりました。前年度のほしグループでも楽しんだお祭りの再ブームが訪れました。

 お祭りで何をやってみたいのか聞くと、りんご飴、チョコバナナ、かきごおり、ラーメンなど、やってみたいことが沢山出てきました。早速、製作が始まりました。「前はこうやって作ってたよね」と、以前作ったことを思い出して、必要な材料や作り方を考える子もいました。実際に作り始めると「何か丸まらないなあ」「ここどうやったらいいかな」と試行錯誤しながら進めていました。お店の物ができると「お財布も欲しいよね」「お金も必要だ」とお祭りに必要な物を考えていました。以上児の姿を見て、二歳児の子も「やってみたい」「お財布作る」と興味をもって楽しんでいました。

 

 お店の物、お財布やお金が準備ができると、いよいよお祭りの始まりです。自分で作った財布を持ち「これください」「いっぱい買っちゃった」と嬉しそうに買い物を楽しんでいました。お店の方も「もう、なくなっちゃった」と売り切れが出るほど大忙しでした。お祭り後、「お祭りしてない間はどうする?」「看板を作ったらいいかも?」と遊ぶときの約束も決まっていきました。これからさらにお祭りがどうなっていくのか、楽しみです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 活動の話し合いで出てきた「やってみたいこと」を数人で一緒に楽しむ姿が増えてきました。『一緒に』やりたいことが見つかってきています。

(佐々木 理乃)






むつみ乳児保育園の2025年10月の様子

乳児
階段に行こう!

 

 過ごしやすい気候になり、子どもたちは今まで以上に、室内・戸外問わず意欲的に活動しています。

 最近、子どもたちのお気に入りは階段の上り下りです。廊下に出るとまっすぐに階段に向かいます。段差の前で一度止まると『どうやって下りようかな?』と考えながら下を見つめます。すぐに後ろ向きになり下りて行く子もいますが、他の子が下りている様子を見てから下りて行く子もいます。

 

 後ろ向きになると、足元が見えません。すると、足を探るように動かして段差があることを確認したり、振り返ってどこに足を置こうか確認したりします。それから、手と足を順番に動かしながら一段ずつ下りて行きます。さらに、保育室を出てすぐ三段下りると、今度は長い階段が続いています。普段一人ずつ階段を下りてくると、「いえーい」と私たちとタッチをします。その日は、タッチした後他の子が下りてくる様子を見つめ、「いえーい」と言いながら両手を広げていました。

 それから他の子も、階段を下りてくると目線を合わせながら子ども同士でタッチをしていました。一人のタッチが、どんどんタッチの連鎖に繋がっていきました。その瞬間「ふふっ」と小さく笑い、とても和やかな空間がそこに広がりました。私たちとだけでなく、子どもたち同士でもタッチをし合う喜びや楽しい気持ちを共有できたことで幸せで満ちたりた空間ができました。 これからも子どもたちとのやりとりを楽しみながら、こんな幸せな時間を大切にしたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 歩行の安定した子は、園周辺の散歩に行きました。横断歩道を渡る際は左右の確認をし、手をあげて渡ること、道路の端を歩くこと等、交通ルールを知りました。また子どもたちが見つけたものを言葉で伝えることで、色々なものに名前があることを知りました。

小田島 千鶴

 
一歳児
いってきます!

 どこまでも続く青空が気持ちの良い季節になりました。子どもたちは園外の散歩を楽しんでいます。

 『いってきます』と手を振って出発し、向かったのは仁坂公園です。風が強い日もありましたが、負けずに前へと足を進めます。これまで三十分かかっていた道ですが、今では二十分程で公園に到着するようになりました。公園では滑り台や、回転遊具、ブランコ等好きなものを選んで遊んでいます。「みて!」と指差して、整備中の除雪車や洗車中の車、通り過ぎて行くバスや消防車を教えてくれることもありました。

 

 朝日が丘団地にも散歩に行きました。私たちが散歩の準備をしていると「ワニさん行く?」と聞いてくれた子がいました。以前行った時に見たワニの壁面のことを覚えていた様です。準備を終え「ワニさんに会いにいこう!」と声をかけると大きく頷いていました。靴下と帽子を身につけ、靴を履いて出発します。途中、看板についている小さなワニにも気付いて教えてくれます。大きなワニの壁面には「おはよう」と挨拶をして更に先に進んでいきます。コスモスの花や柿の木も見つけ季節が移り変わっていることにも気がついていました。散歩中に近所の方にも声をかけて頂きました。「立派だね」「気をつけてね」と声をかけて頂いた時の子どもたちの照れながらも、誇らしげな表情が印象的でした。子どもたちと過ごしながら、成長を感じることがとても増えました。その成長を、保護者の皆さんと一緒に私たちも楽しみながら過ごしていこうと思います。

〔今月の保育の評価・反省〕

  • たくさん散歩に出掛け、子どもたちの発見を一緒に喜び合うことができました。

  • 着替えや手洗い等自分でやろうとすることも増えました。その時は子どもたちを信じ、見守るようにしました。

高橋 麻衣






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