むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみの1日
むつみ乳児保育園 むつみ乳児保育園
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Q&A
園について
くもグループ
エイ、エイ、オー

 グループに分かれて綱引きをしたときのことです。この日、初めてグループに分かれて綱引きをしました。

 くもグループの最初の対戦相手はうみグループです。綱を握りしめ、笛の合図とともに勢いよく引き始めました。しかし、どこに力を入れると良いのか、握り方はどうしたらいいのかが分からない子もいました。何とか引っ張りましたが、気付くとうみグループの方へ引っ張られていました。

 

 負けたことが分かると悔しさが込み上げてきたようです。「あ~、負けちゃった」「勝ちたかった」と表情や態度からも『勝ちたかった』という気持ちが溢れ出ていました。しかし、その気持ちをいつまでも引きずってはいられません。悔しい気持ちを力に替えて、今度はながれぼしグループとの勝負です。『次は勝ちたい』という思いで「フレー、フレー、くもグループ」と掛け声をかけ、みんなで「エイエイオー」と気合の入った声が響きました。悔しさのエネルギーもこもったのか一度目の時よりも綱を握る手に力が入ります。勿論私の手にも応援の力が入ります。笛の合図とともに両グループ引き合いました。ぴんと張った綱が均衡状態を保ち、真ん中の印が左右に行ったり来たりします。途中バランスを崩して転ぶ子もいました。が、負けられないと立ち上がりの速さに驚くほどです。緊迫の時間が続きます。みんなで懸命に引き、最後は意地の勝利を納めました。

 くもグループが勝ったと分かった瞬間、両手を上げて全身で喜ぶ姿が印象的でした。これまでもグループでさまざなま活動に取り組んできましたが、ここまでグループが一つになったのは初めてだったかもしれません。みんなで同じ目標に向かって取り組む姿勢はかっこよかったです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 普段はいはい運動やリズム体操を行うことで、運動会を楽しみ張り切って体を動かすことができました。

(上田 彩乃)

 
うみグループ
うーみ、頑張れ!

 先日の運動会では、子どもたちへの大きな声援、一緒に全力で楽しんで頂きありがとうございました。心からの応援を受けて、子どもたちも楽しみながら参加できたと思います。

 練習を繰り返すうち『速く走りたい』と、先月の様子ではリレーで速く走る方法をみんなで考えたことをお伝えしました。リレーだけでなく、もう一つグループで力が入っていたものがあります。それは、綱引きです。グループで大股歩きをした時のことです。しっかりと足を踏ん張って進めるようになることで、綱引きの時にも負けない丈夫な足腰になっていくことを伝えました。すると、『そうなの?』子どもたちの目が変わったのがわかりました。それから、大股歩きをするたびに「綱引き勝つぞ」と目標を言葉に出しながら取り組むようになりました。

 

 その日の綱引き練習では、見事に二回勝つことができました。自分たちでやろうと決めて取り組んできたことが、実際に勝つことができたということに繋がった瞬間を、子どもたち自身も感じたようです。それから、綱引きだけでなく、他の競技の時にも「うみグループ勝てるかも」「今日の玉入れも全部入れるからね」と前向きな言葉が出てくるようになりました。

 グループの応援の声にも力が入ります。応援の掛け声のリーダーは年長児です。年長児の子たちが声を出してくれると、それにつられて他の子たちからも自然と声が出てきます。二歳児にとっては初めての運動会でしたが、年長児に支えてもらいながら、一緒に取り組むことができました。

 改めて子どもたちのパワーの強さ、ここぞという時に見せる一体感を感じました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 汗をかいたら着替える、水分補給をする等、暑さに負けない身体作りをしていることで、たくさん身体を動かして活動できました。

(山内 麻知子)

 
ながれぼしグループ
自分の気持ち

 運動会の次の日、振り返りの時間に「二位になれて嬉しかったよね」「お父さん、お母さんの走るの速かったね」とたくさんの感想で盛り上がりました。来年こそ一位になると意気込む子どもたちの姿がありました。

 運動会の余韻を残しつつ、最近のながれぼしグループの活動を紹介したいと思います。以前紹介しましたが、活動の話し合いの前にセカンドステップを行います。その時のおなかに手を当てて止まれ(落ち着くステップ)をした後に、それぞれ自分の今の気持ちを話します。 セカンドステップを始めたばかりの時は、みんなが口を揃えたように「楽しい気持ち」と言っていましたが今は色々な気持ちを話してくれます。「飛行機に乗りたい気持ち」「なんか躍りたい気持ち」などそのまま自分が思っていることを話す子が増えました。

 

活動の話をする時になると「飛行機に乗りたいからみんなでブロックで作りたい」や「みんなで踊りたい気持ち」と遊びが繋がってきました。また、それぞれどのように活動したいのか毎日色々出てきますが「みんなで〇〇しよう」という意見が多くなりました。運動会でみんなで一緒に応援したり喜びや悔しさを共有できたことが、グループの仲間としての絆がより深くなってきているようです。

 四月からあっという間に半年が経ちましたが、毎日活動の話し合いの前のセカンドステップを続けてきたことは、自分の素直な気持ちを言葉にして伝えたりそれを聞いてもらえたりした経験が、落ち着いて話し合いが出来ることに繋がっていると目に見えて感じます。さらに運動会の経験がこどもたちをひとまわり成長させています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 競技に参加することで、はいはい運動やくまさん歩きの時に床にしっかり手の平を付ける、足の指で蹴るという動きを子どもたちも確認しながら行うことができました。

(高橋 彩夏)

乳児
泥遊び楽しい!

 

 夏の暑さが落ち着き、園庭の活動が中心になりました。テラスから出てすぐの所にある大きな水溜りと、雨上がりに砂場にできる大きな水溜りが大好きで真っ先に向かって行きます。

 その日は雨上がりの翌日で、砂場ではすでに数人の子が遊んでいました。その中に一歳を迎えたばかりの子が、園庭の砂場に座って遊んでいました。その子は午前中寝ていることが多く、他の子達と砂場にいることがなかったのですが、この日は張り切って園庭へ出かけ砂場で活動しました。

 他の子は泥遊びの真っ最中です。その近くに座って最初は砂や葉っぱを触っていましたが、そのうち泥遊びをしている子の様子が気になりだして『楽しそうだけれど何をしているのかな?』という表情で見ていました。すると側で遊んでいた子がバケツに泥を入れて、その子の所にもってきてくれました。

 

 『どうするかな?』と思って見ていると、そのバケツの中をじっと見つめました。そのうち腕を伸ばし指先でそっと触ってみました。それからぎゅっと泥を握りました。指の間から泥が出たので、手に残った泥を不思議そうに見てから私に『ほら見て』と見せてくれました。砂とは違う泥の感触の面白さに気づいたのかもしれません。この日から、自分から砂場に向かって行くようになり、泥遊びが大好きな仲間がまた一人増えました。

 乳児クラスの子ども達はみんなと一緒の活動はできませんが、朝の早い時間や夕方の時間も利用して、戸外で過ごす時間を増やしていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • リングバトンや誘導ロープを使って、園周辺の散歩に出かけました。

  • 暑い日だけではなく雨の日も、気温や湿度に配慮し、水分補給も十分準備して過ごしました。コップで飲むのも上手になりました

後藤 和笑

 
一歳児
雨の園庭に出発!

 朝晩の気温が下がり、夏も終わりに近づいてきた今日この頃、二足ほど遅れて梅雨がやってきました。

 この日は朝から雨が降っていました。登園してきた子どもたちは、網戸越しに外を眺めては、「あめ!」「いっぱい!」と久しぶりの大雨に大興奮です。「カッパ着てお外行ってみる?」と聞くと子どもたちの目はキラキラと輝き、急いで準備に取り掛かります。

 

 排泄を終え、テラスでカッパを着たら、いざ出陣です。園庭はどこを歩いてもぱしゃぱしゃと跳ねるほど水が溜まっていて、みんなのお気に入りの砂場やテラス前の水たまりは、子どもたちのふくらはぎほどの深さにまでなっていました。初めは驚き、いつもとは違った園庭を慎重な足取りで歩いていた子どもたちも、水たまりにジャンプをして飛び込んだり、雨だれの下に行っては滝行のように打たれてみたりと、思い思いに園庭を探索しながらどんどん行動範囲を広げていき、遊びもダイナミックになっていきました。雨の日の外遊びが大好きな私も子どもたちと一緒に水たまりに飛び込み、時間も忘れてしまうほど夢中になっていました。帰る頃には私も子どもたちもカッパの中に水が入り、頭から全身びしょ濡れになっていました。

 渚プールやタライの水あそびとはまた違い、自然の水遊びは格別で、新しい発見もたくさんありました。全身で雨を感じながら夢中で楽しんでいる子どもたちの表情は素敵でとてもかっこよかったです。これからも子どもたちと一緒に夢中になりながら、たくさんの発見を楽しんでいきたいと思います。

〔今月の保育の評価・反省〕

  • できた』時は一緒に喜び、『上手くできない』時は気持ちを受け止め、どうやったら上手くできるかを一緒に考えながら遊びや着替えを行うことで、「イヤー」の一声もなくなりました。

佐藤 優翔

ジューシーシューマイ

 

■材料(子ども一人分)

豚ひき肉:30g
すりおろし生姜:0.4g
片栗粉:小さじ半分
なす:20g角切り
たまねぎ:5gみじん切り
醤油、みりん各:1.5g
シュウマイの皮:1枚ちぎる

 

【作り方】

①ひき肉と片栗粉、醤油、みりんを混ぜて粘りをだします。
②①と全ての材料を混ぜます。
③②を丸めます。
④蒸し器で10分~15分蒸します。
⑤竹串を刺して透明の肉汁がでたらできあがりです。

※なすの皮が見えて食べない場合は皮をむくと見えなくなります。

 

 

スペシャルランチ:かぼちゃがいっぱいスペシャル

 

【メニュー】

・かぼちゃたっぷりミートグラタン
・かぼちゃスティックパイ
・かぼちゃスープ
・ぶどう:ベニバラード

9月のスペシャルランチは、『かぼちゃがいっぱいスペシャル』でした。
収穫したばかりのかぼちゃは甘味が少ないのですが、日を増すごとに甘くなりほくほくしていておいしいかぼちゃを毎日のように食べています。
スペシャルランチの日は11日、むつみ大運動会の次の日でした。運動会の思い出を話しながら、ランチルームも興奮冷めやらぬ様子で楽しんでいました。 

ポテトミート

 

■材料(子ども一人分):

豚ひき肉:20g
じゃがいも:30g 乱切り
玉葱:5g  スライス
冷凍コーン:10g
トマトケチャップ:大さじ1
シュレッドチーズ:20g
きざみにんにく:少々
パセリ粉:少々

 

【作り方】

①じゃがいもは茹でるか蒸すかしておきます。
②ひき肉、にんにく、玉葱、コーンを順に炒めます。
③②にトマトケチャップで味付けをします。
④①をクッキングシートにのせて③を上にのせます。
⑤④にチーズをのせて180℃のオーブンで5分焼きます。
⑥最後にパセリ粉をふりかけてできあがりです。

 

 

スペシャルランチ【かぼちゃがいっぱいスペシャル】

 

【メニュー】

・かぼちゃたっぷりミートグラタン
・かぼちゃスティックパイ
・かぼちゃスープ
・ぶどう:ベニバラード

9月のスペシャルランチは「かぼちゃがいっぱいスペシャル」でした。
子どもたちにはかぼちゃたっぷりミートグラタンが大人気でした。
かぼちゃは、体を温める性質をもっており、お腹を温める効果があります。
夏は、お腹が冷え弱ります。すると食べても腸で吸収することができず栄養を摂取することができません。夏の疲れに、かぼちゃはぴったりの食材です。夏に収穫されたかぼちゃがどんどん甘みを増してきました。ぜひご家庭でも楽しんでみてください。
さて、少しずつ涼しくなってきました。そろそろ青空レストラン開店できるかな?と思っている今日この頃です・・・。

0・1歳児

 
2歳児

 
年少児

 
年中児

 
年長児

 9月10日、平日にもかかわらず多くの保護者の皆様、ご家族の皆様が私どもの『むつみこども園の運動会』に参加いただきました。平日開催はしたことがなかったので、どれくらい参加いただけるか、不安でしたが、想像以上に多数参加いただきました。ありがとうございました。横手体育館を土日祭日にどうしてもお借りすることができなかったために平日開催となってしまいました。10日は、地域の赤坂稲荷神社の例大祭にもあたり、子ども達もご招待いただいていたのですが、今年はお祭りには参列できないことをお詫びいたしました。

 前々日の8日から体育館をお借りできたので、子ども達は、3日間連続して活動できました。子ども達自身で考え工夫してきた種目も園でやるのと体育館でやるのでは違います。広さが違う。高さが違う。音の響きが違う。種目だけではなく、自身の移動も園とは比べられないくらい動かなければならない。いろんな違いに気づかされていました。もしかしたら、職員の戸惑いに子ども達は気づいていたのかもしれません。

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くもグループ
いろいろな発見

 昨年、雪が積もる前に畑に埋めた山内人参、沼山大根、キジガシラ大根が沢山の花を咲かせました。

 春先からみんなで花を観察しました。初めてみる人参や大根の花に感動したり驚いたりしていました。

 収穫された人参や大根しか見ていない私たちは、花がどのようになっていくのか子どもたちと一緒に観察しました。

人参の花は、大人の背丈も越える程大きく伸び、とても綺麗でした。 

 種をとるタイミングを田口さんに教えてもらい、くもグループを中心とした『やってみたい』子どもたちで茎から枯れた花の部分を摘み取りました。種は、茶色いチクチクとした殻がついているのでそのチクチクが刺さらないように気を付けながら作業しました。よく乾燥させて種をとる予定です。

 大根の種は、子どもたちが「枝豆みたい」というように枝豆に似た硬いさやの中に入っていました。

 

 年長児と一緒にさやから種を取り出す作業をやってみましたが、とても細かい作業でした。それでも子どもたちは「小さいね」「これが大根になるって不思議だね」などと会話をしながら楽しそうに種の取り出しをしていました。

 畑の土が、暑さと雨不足で硬くなっていたので草を取りながら土を耕す作業を私たちがしていると興味を持った子どもたちが「手伝うね」と言って集まってきてくれました。草を抜いたり、固まった土を手で砕いたり、楽しそうに手伝ってくれました。

 種を蒔く畑の準備は出来ました。

 9月には自分たちで採った種を蒔いて収穫を楽しみにしたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • グループの枠を越えて、畑に興味を持った子が自然に畑に集まり、声をかけ合いながら畑の作業を楽しむことができました。

(宇都宮 美代子)

 
うみグループ
どうやったら速くなるかな?

 グループ対抗でいろいろなリレーを楽しみました。その中で『以上児バトンリレー』をした時の出来事です。

 バトンリレーを一回目、二回目とやるうちに、時折スピードを緩める子、スキップのように進む子、リングバトンをお盆のように両手で持って走る子など、いろいろな走り方の特徴が見られました。そして三グループ中最後にゴールすることがほとんどでした。そこで「どうやったら速くなるかな?」とみんなで話してみました。すると「手をこうやって走る」と言って、肘を曲げて力いっぱい腕を振ったり「バトンを優しく渡す」などいろいろなアイディアが出てきました。年少児も「なるほど…」という表情で一緒に腕を振ってみました。

 

作戦をたてると、子どもたちの目は変わり、気合で満ち溢れていました。そして、その日最後のリレーが始まりました。スタートと同時にはりきって走って行きます。一人ひとりが前回よりも両腕を力強く振り、その勢いが止まることはありませんでした。そして次の人の手をよく見て、バトンを渡していました。すると順位を一つ上げることができました。子どもたちは「いえーい」と大喜びでした。みんなでより速く走りゴールできたことが嬉しかったようで、それからも速くなるための走り方を意識している子が増えました。

 今回のリレーでは「どうやったら速くなるか」子どもたちが考え、教え合っていました。そしてみんなが同じ目標に向かって走ることができました。自分たちで考え、決めたことには、子どもたちを変える強いパワーが生まれるのだなと感じました。これからもいろいろな遊びや困ったことなどを、グループのみんなで話し合い、教え合ったり決めたりしていきたいです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 毎日の振り返りの時間では、ほかの子の話にも興味をもって、耳を傾けようとする子が増えてきました。

(和賀 和香菜)

 
ながれぼしグループ
一緒に勝とう!

 運動会が近づいてきました。グループ対抗で、走ったり玉入れをしたり数種類のリレーをしたりといつも以上にながれぼしグループは熱くなっています。

 ある日の運動遊びの出来事です。グループごとに分かれてリレーや、玉入れ競争が始まりました。ところが二歳児は、初めて見る動きや道具に固まってしまいました。すると、年長児が率先して「ここに並ぶんだよ」「これは〇〇だよ」と並び方や競技のルールを教えていました。二歳児の子を気にかけて声をかけてくれる以上児の姿がとても自然で、私達もやさしい気持ちになりました。

 

 また、リレーで手と手を合わせてタッチをする時、次が年下の子であれば目線を合わせたり、走るスピードを緩めたり優しくタッチしています。その優しさや気遣いがあったので年少児や二歳児は、安心して楽しみながら運動遊びに取り組むことができていると感じます。

 応援も盛り上がっています。以上児が応援しているのを見て、二歳児も「ながれぼしがんばって」と負けずに声を出します。グループのことを応援しよう、一緒に頑張ろうという気持ちが日に日に強くり声量も大きくなってチームワークができています。

 毎日のように運動遊びでグループ対抗戦をやっているうちに、子ども達の中で『頑張るぞ』『勝つぞ』という思いが強くなってきています。それが日に日に強くなっているように感じます。一致団結したながれぼしグループの底力をぜひ楽しみにしていてください。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 水分補給を十分したことで、運動遊びや水遊び、リレー等で沢山身体を動かし元気に活動ができました。

  • 毎日振り返りの時間を持ったことで、楽しかったこと、悲しかったことなど発表したり相手の話しをしっかり聞いたりすることができるようになってきました。

(高橋 彩夏)

乳児
まほうのお水、おいしいね

 

 気温が高い日が少しずつ過ぎ去り、気持ちのいい風を感じられるようになってきました。毎日一時間おきに園手作りの『まほうの水』を飲みながら、毎日子どもたちは元気に活動をしています。子どもたちはこのまほうの水が大好きです。

 毎日の水分補給が、『自分でコップを持って飲む』をレベルアップしてくれました。コップに口を付けたまま止まってしまう、一気に傾けすぎて全身が濡れて驚く、両手で持たないと安定せず凝れてしまう等々色々な試練がありました。しかし子ども達はそんなことではめげません。そんな経験を繰り返すことで少しずつコップの傾ける角度や持ち方などを学び、最近はほとんどこぼさずに飲めるようになってきました。私たちが手を添えようとすると、『いや』と私たちに背中を向けたり、ゴクゴクと一気に飲んで得意気に微笑んだりしています。飲み終えると「っあー」と満足げな声を漏らし、その飲みっぷりに思わず笑ってしまいます。

 

また、近くに座って飲んでいる子とコップを合わせて『乾杯』をして飲んだり、『おいしいね』と笑い合ったり、仲間と共有する姿も出てきました。いまは、子どもたち同士のやり取りに繋がってきていることに成長とうれしさを感じました。仲間と一緒に飲む『まほうの水』は格別の味です。

 コップで飲むことは離乳食の中期頃から始めています。時間をかけて一口ずつ口に入れて飲んでいます。そのために服が濡れ着替えの回数も多くなります。毎日のお着替えの準備をしていただきありがとうございます。子ども達は、毎日挑戦中です。応援よろしくお願いします。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 歌、手遊びやダンスの音楽に合わせて体を動かすことで、しぐさをまねて楽しめるようになってきました。

  • 絵の具や水風船、シャボン玉など様々な素材を使用したことで意欲的に水遊びをすることに繋がりました。

小田島 千鶴

 
一歳児
ジュースどうぞ

 水あそびの気持ち良い日が続きました。渚プールに入ったり、金魚やアヒルの玩具をすくって遊んだり、カップに入れた水を移し替えたりと自分の好きな遊びを見つけて楽しんでいます。 その遊びの中で、たくさんの発見がありました。カエルの布玩具を持ち上げた時、水が滴ることに気づいた子がいました。片手で玩具を持ち上げ、反対の手は少し丸めてお皿のようにして手の平いっぱいに水をためていました。

一生懸命なまなざしに魅了され、何を考えているのかとても知りたいと思いました。

 

 ペットボトルも準備しました。水を入れたペットボトルを両手で持つと、カップへと移し替えていきます。ぼこぼこと音が鳴ること、振動が手に伝わってくることに気付きました。カップいっぱいになると「ジュース」「コーヒー」と、私たちにもたくさんごちそうしてくれました。絵の具も使いました。赤や青、キャップの裏に黄色や緑の絵の具をつけ、水を入れて上下に振ると少しずつ色が濃くなっていくのに気が付きました。その色水をカップに入れて始まったのはもちろんジュース屋さんです。カップいっぱいにジュースを入れると「どうぞ」と手渡してくれます。「ごちそうさまでした」と、コップを返すと喜んでおかわりを作りに行ってくれました。

 どんな遊びも、真剣に向き合って楽しんでいます。その中にはは、たくさんの学びや発見があります。子どもたちの真剣な取り組みをを私たちは単なる遊びと考えず、真剣に向き合っていきたいと思っています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • こまめに水分補給をしながら過ごしたことで、『暑い』を十分体験できました。

  • 『できた』という気持ちを大切にしすることで、着替えや手洗いなど自分でやろうとする意欲が高まりました。

高橋 麻衣

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