むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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園について
らいおんグループ
楽しかったことを伝える

 発表会で、どんなことをしたいか、どんなところを見せたいかについて子どもたちと話をしました。最初は、「かっこいい姿を見せたい。歌を歌いたい」など色々な意見が出ました。その時に、どのようなかっこいい姿を見せたいのか、らいおんグループのみんなは何を見てもらいたいかと伝えました。すると、子どもたちの意見が変わってきました。

 

 その後の話し合いで年長児が「みんなで、できるようになったことを見せたらいいんじゃない?発表会に出ることが初めての二歳さんは、緊張するかもしれない。年少児さんも一人で話をすることは不安かもしれない」との意見が出ました。するとまわりのみんなも考え始めました。ある子から「年長さんとか年中さんが一緒に話をしてあげたらいいんじゃない?」との意見に、ペアを作って発表するということになりました。「一列に並ぶ時は年長、年中児の間に二歳と年少が並ぶといいのではないか」「指先と背筋を伸ばして立つとかっこいいのではないか」などの意見が出たり、さらにかっこいい姿を教えるために見本もみせてくれました。たくさんの意見には、年下の子の気持ちを考えてくれる以上児の優しい気持ちがあふれていて、年長児がいつも以上に頼もしく見えました。

 それからは見せたいところや、自分のやりたいことが少しずつ分かってきました。年長児と年中児のリードがあることで、年少児や2歳児も安心して発表会に出ることを楽しみにしています。子どもたちの素敵な笑顔が溢れる最高の発表会を、楽しみにしていてください。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 防寒着を着る時、足カバーや手袋の付け方を保育教諭と一緒に確認しながら進めることで、年下の子を手伝ったり、自分でも確認できるようになりました。

(伊藤 紀子)

 
さめグループ
コマ回し名人

 年長児の子どもたちが集まり、コマ回しが始まりました。さすが、経験のある年長児です。紐の巻き方や回し方が上手で、あっという間に紐を巻き、コマを回していきます。

 その様子を見て、興味を持ったのが年中児です。年長児がやるのを見よう見まねでやってみますが、上手く回りません。すると、年長児が「紐は引っ張りながら」「ここを持って」と見本を見せてくれました。年中児の子どもたちは、年長児の手元を見ながら一生懸命に覚えようとします。それから、『やってみる』『うまくいなかない』『みる』『やってみる』が続いていきます。時々年長児からのアドバイスが入りますが、お互いに教えすぎたり、やってもらおうとしたりすることはほとんどありませんでした。

 

 そんな年長児と年中児の様子を見て、年少児と二歳児も興味を持ち始めました。まだ、紐を使ってコマを回すのはできませんが、年長児と年中児のやりとりを側で見ていたり、手で回せる小さなコマを手に取り一緒に回してみたり、グループの中でコマへの興味が広がってきました。『コマ』をきっかけに年長児から年中児へ、さらに年少児、二歳児へとつながりが強まっていくのを感じました。

 年中児の子たちは紐の巻き方が少しずつわかってきたようです。まだまだ年長児にはかないませんが、『年長さんみたいに』という目標ができた子もいるのではないかなと思います。

 日常の些細なできごとや遊びの中にあるものがグループの年長児から受け継がれ、さらにそのグループに浸透していき、仲間とのつながりができていくのだなと実感したできごとでした。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 運動遊びをしました。年長児に見本をしてもらったり、みんなでハイタッチしながら行いました。一緒にやることで目標ができたり、楽しみながらやることに繋がりました。

(山内 麻知子)

 
さくらグループ
雪遊びをする前に…

 暖冬でなかなか積もらなかった雪がやっと積もった日のことです。

 年長児の子どもたちが「今日は雪遊びできるね」と外を見て、わくわくしながら会話をしていました。さくらグループのみんなで集まると「雪遊び!」「今日は雪遊びでしょ」と、目を輝かせて話をする子が多く、活動がすぐに決まりました。

 

 準備を始めた部屋で私が「二歳児さんの準備を手伝ってくれる人はいないかなあ…」とぼそっと言うと、準備をしようと誰よりも早く玄関に飛び出して行った年長児でしたが、「そうだった」と言い全員が戻ってきました。そして、二歳児の子どもたちに「まずは靴下履こうね」「玄関で防寒着に着替えようね」と優しく声をかけたり、手を引いて一緒に移動してくれたりしていました。そんな年長児の姿を見た年中児や年少児の子どもたちも、二歳児の子どもたちを気にかけ、手伝ってくれたり、声をかけたりしてくれました。

準備を進めていく中で、さらに手袋をが上手くできない、ファスナーが難しい等、子どもによっていろいろとありましたが、それもみんなで助け合いながら準備をする姿がありました。

 さくらグループとして一緒に生活をしていくことで、年齢を越えた新しい仲間関係ができたり、年下の子のお世話をしようとしたり、困ったことがあったら助け合おうとあちらこちらで自然にやっている姿が見られるようになってきました。今回はそんなさくらグループの心の成長が具体的に見え、心も温かくなる出来事のひとつでした。

 みんなで準備を済ませた後は、もちろん待ちに待った雪遊びを存分に楽しみました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • いろいろな歌を歌いました。年長児の立ち方、歌い方等を見て一緒に歌うことで、声の出し方や歌い方が上手になってきました。

(築山 加奈)

乳児
ゆきやこんこ

 年が明け、久しぶりにみんなと会えたことを喜びあった後、目に入ったのは窓の外の真っ白な雪景色でした。「雪こんなにいっぱい」「○○ちゃんよりももっと大きいよ」と積もった雪の高さに驚いていました。

 

 靴下を履き、防寒着と帽子、手袋を身に着けてさっそく園庭に向かいます。積もってはいたもののさらさらな雪だったので、雪玉を作ろうとしても手袋の間からこぼれてしまいました。すると、手をこすり合わせて「雪ふってきたよ」と新しい遊びが始まりました。また次の日に園庭に出てみると今度は歩くだけでギュッギュッと音が鳴っていました。そっと手を伸ばして握ってみると手の中でギュッと固まります。そこからはおにぎり作りが始まりました。「ぎゅっぎゅっぎゅっ」と握って「しゃけおにぎりです」とお互いにごちそうし合っていました。その次に園庭に出た時も握ると固まるようなしっかりした雪でした。職員が大きな雪だるまを作ると「雪だるまだ」と抱き着いたり、、「帽子どうぞ」とバケツを手渡してくれたり「ゆーきやこんこ」と歌ったりしながら新しくできた仲間と一緒に過ごしていました。

 どんな環境の中でも子どもたちの遊びはどんどん変化して、広がっていきます。中には私たちでは思いつかないような遊びに変わることもあり、毎日驚かされています。日々の遊びの変化や子どもたちとの会話を私たちも心から楽しみながら一緒に過ごしていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 子どもたち同士のやり取りも見られるようになりました。お互いの思いを言葉で伝え合いながら過ごすことができました。

  • 着替えや巾着袋からの出し入れ、排泄等身の回りのことが自分できるようになってきました。

(高橋 麻衣)

 
一歳児
はじめての雪遊び

 園庭に降り積もった雪で、本格的に雪遊びができるようになってきました。天気のいい日や少し雪が降っていても子どもたちは自分の防寒着と帽子、靴下を見つけると『早く行きたいよ』と声を出して教えてくれます。

 初めて防寒着を着ての雪遊びは十二月の後半になり、園庭に出た子どもたちはみんな不安な表情をしたり転んだりして雪の上を歩くのに苦戦していました。ところが、休み明けには園庭に出ても、自分から歩き出したり転んでも自分から立ち上がったり、さらに遊べるようになっていることに驚きました。

 

 両手いっぱいにフワフワの雪を抱えて「わー」と大きな声を出して上に投げたり、感触を楽しんだり手袋が取れても気にせずに手が冷たくなるまで遊んでいました。今では『手袋取れたよ』と私達に教えてくれるようになり、手袋をつけ直すとまた雪で遊び始めます。一歳児の後をスタスタと着いて行き、園庭奥の小山まで行く子もいます。自分たちで遊びを見つけて『なんだろう』『やってみたい』『行ってみたい』という気持ちにあふれた雪遊びを楽しんでいます。子どもたちの表情や、日々増えていく遊び方を見て子どもたちから力強さを感じます。

 子どもたちにとって初めての経験をすることは、期待や不安などたくさんの気持ちを持ちます。その気持ちはひとりひとり違っていますが、できるだけ私たちがくみ取り一緒に寄り添いながら新しい経験を応援していきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 食事前や雪遊びをすることで、活動の前後に自分から手洗いや着替えをしようとするようになってきました。
  • 指先遊びを通して、チェーン、洗濯ばさみなど指先を使って行う指先遊びの種類が増えてきました。

(岡本 亜優真)


かがみもち風まんじゅう
 

■材料(子ども約5人分):

米粉:70g
甘酒:25g
絹ごし豆腐:45g
ベーキングパウダー:2g
油:2.5g
塩:ひとつまみ

 

【作り方】

①. 蒸し器に水を入れ沸かしておきます。
②. 甘酒と絹ごし豆腐はカッターをかけておきます。
③. ②と米粉、ベーキングパウダー、油、塩をボウルに入れ混ぜます。
④. かがみ餅の形に丸めます。


 

 

スペシャルランチ【新年あけましておめでとうございます】

 1月11日のスペシャルはおせち風スペシャルランチでした。

お赤飯、松風焼、お煮しめ、田作り、菜花のお浸し、お吸い物、みかんでした。
お赤飯おかわりする子が多く間に合うかな?とヒヤヒヤしながら配膳していました。
たりるだろうな。という量は用意していたのですが想像を超える食べっぷりでした。
また田作りをおかわりする子もいて、色々と食べれるようになったなと感じたスペシャルランチでした。
また、1月9日のおやつは七草がゆでした。

毎年食べれない子が多いのですが今年はおかわりする子が多く嬉しく思いました。

スコップコロッケ

 

材 料(子ども約5人分)

じゃがいも:130g
大豆ミート:50g(ひき肉タイプ)
玉ねぎ:10g 細かく切る
人参:25g 1㎝角
コーン:15g
ケチャップ:10g
醤油:小さじ2
みりん:小さじ2
パン粉:小さじ3
ソース:小さじ1
油:小さじ1
パセリ粉:少々

 

【作り方】

①じゃがいもは蒸して潰します。オーブンは180℃に予熱します。
②フライパンに油大さじ1を入れ、大豆ミート、玉ねぎ、人参、コーンを炒めます。
③②がしんなり炒まったらじゃがいもと混ぜます。
④パン粉、ソース、油を混ぜます。
⑤③をグラタン皿に詰めて④のパン粉をかけて15分焼きます。

 

 

スペシャルランチ【新年あけましておめでとうございます】

 

 あけましておめでとうございます。1月は恒例のおせち風スペシャルランチでした。

 お赤飯、松風焼、お煮しめ、田作り、菜花、結びこんにゃく入りお吸い物、みかんの7点を作りました。丁度年中児の今月の絵本がおせちの本でした。子どもたちは食べた後に私たちのところへ何度も来ては、給食でいっぱい食べたことやお家でお母さんが作っていたよ等、色んな事を教えてくれました。それぞれに意味があることなども細かく調べている様子でした。お赤飯は両園合わせ5升のガス釜でフルで炊きましたが、ぺろりと完食でした。年明けから、すごく食べるようになった子どもたちです。雪遊びから帰ってきた子どもたちが、あったかい給食を楽しみにしている様子が見られ嬉しいです。

 1/9には七草がゆをたべました。こちらもほぼ完食でした。

0・1歳児

 
2歳児

 
年少児

 
年中児

 
年長児

 

 

 1月23日午後、年長児がご家族をお招きして『むつみ茶会』を行いました。

 当日、朝から何となくいつもと違う感じがしていたのですが、昼食をいつもより早く食べ終え、高橋礼法着物学院の先生方が見えられ着付けが始まった時には、いつもの年長さんではなくなっていました。

 男女ともに着物を着せていただき、互いにいつもと違う姿に「かっこいい‼」と言い合い、特に女の子たちは、午前中から築山、松井両主幹が髪を整えて髪飾りも付け、着物を着せていただいた時から自然に普段の姿からは想像もつかないほどおしとやかな動きに変わっていました。

 お茶会は、それぞれ自分の家族にお茶を点て、お菓子やお茶を運ぶのは、別の子がするという手順で行いました。子ども達の緊張感は最高潮に達していましたが、見事にそれぞれの役を果たすことができました。

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らいおんグループ
歌ってたのしいな

 グループで話をしているときに、『にじ』の歌が好きと教えてくれた子がいました。どうして好きなのか聞いてみると、「みんなの気持ちがきれいになると思うから」と教えてくれました。私にとって心に残る一言でした。歌を通して感じていること、歌に思いがこもっていることが伝わって来ました。「この歌が好き」と話をしたり、遊びながら口ずさんでいたり、一人ひとりが自分の好きな歌を見つけてきているようです。

 好きな歌を歌うときには、特に気持ちがこもった歌声が聞こえてきます。また、歌詞に合わせて振りをつけて楽しむ姿もあります。特に園歌は、伴奏を聞くと隣の子と手をつないで歌い始めます。グループ活動を通し、少しずつ年齢を超えて繋がる姿が増えてきたことが嬉しく思います。

 

 ある日、グループごとに順番に歌を歌ってみることになり、他のグループの子に歌を聞いてもらう、また歌を聞くよい機会になりました。自分たちが歌っている時は少し緊張感も感じているようでした。それが、向かいあって座っているグループの子と目が合うと、自然にお互い笑顔になっていきました。聞いている子達も聞きながら手拍子をしたり、歌い終わったあとには拍手やアンコールをしたりして、一緒に盛り上がっていました。

 歌を通してのコミュニケーションが生まれてきています。みんなの中で一段と歌の時間が楽しみになっています。これからもいろいろな歌に触れ、歌から生まれた一体感をさらに楽しんでいきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • リズム体操や歌、振り返りの時間等、相手に体を向けて、よく見る、聞く姿が増えてきました。また、お互いの良いところを発表し合う時間も設けていきました。周りの子の良いところにも気付けるようになってきています。

(佐々木 理乃)

 
さめグループ
年長児の頑張りを見て…

 グループ活動が始まった頃は、どの子もどこか恥かしそうな、緊張したような姿がありましたが、今では一緒に過ごす時間が増え「手伝ってあげる?」「○○さんはいる?」等、自然とそんな会話が出てくるようになりました。 十二月上旬、さくらグループと綱引きをした時のことです。初めに年長児同士で対戦をすることになりました。

 

 年長児からは「絶対勝つぞ」という強い気持ちが伝わってきます。その姿を見たさめグループのみんなも真剣な表情で見守ります。そして「よーい、はじめ」の掛け声で綱を力強く引き合います。さめグループの応援もその場に立ち上がるほど力が入ります。結果は、惜しくも負けてしまいましたが、年長児の一生懸命に頑張る姿に刺激を受けた二歳児、年少児、年中児が「やりたい」と目を輝かせて立ち上がりました。

 年長児がいい刺激を与えてくれた事で、年少児、二歳児が自分たちもやってみたいという意欲と、みんなの気持ちがひとつになった嬉しさでいっぱいになりました。そして見事、二歳児と年少児が勝利することができました。勝利した瞬間、さめグループみんなでハイタッチをしたり抱き合ったり喜び合いました。お互いの頑張りを認め合い、さめグループのみんなが一体になった瞬間でした。

 年長児の姿が、与える影響の大きさを感じた場面でした。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 異年齢数名で一緒に好きなことを楽しむ姿が多くなっています。

  • 感染症予防として、これまで以上に手洗いうがいを呼びかけています。子どもたち同士でも「手洗うんだよ」「ガラガラうがいしようね」と声をかけ合う姿が見られます。

(髙橋 凜)

 
さくらグループ
クリスマス制作を通して…

 クリスマスの絵本や歌を通して、子どもたちの関心が高まり「クリスマスの飾りが作りたい」という声から飾り作りが始まりました。

 年長児や年中児は折り方の本を見ながら自分たちでサンタクロースを作りはじめました。すると、二歳児や年少児もその姿を見て、見よう見まねで作ろうとします。ところがサンタクロースの折り方が難しく、途中で分からなくなってしまいました。すると困っているのに気が付いた年長児の子が「一緒にやろう」「こうやるんだよ」と、優しく声をかけてくれました。そして、見本を見せたり、時々手を添えて一緒に折ったり、試行錯誤しながら教えてくれていました。教えながら折るのはかなり難しかったようですが、出来上がった時は、自分が作った時以上の喜びがあったようです。みんなで力を合わせて折ったサンタクロースは輝いて見えました。

 

 次に雪の結晶を作った時の様子です。年長児や年中児が作っていると、それに気付いた二歳児の子も隣のテーブルに座りました。年長児や年中児の子どもたちの手の動きをよく見て真似て、折ったり切ったりし、丸い形に近い雪の結晶ができあがりました。年長児や年中児の子どもたちは「上手にできたね」と褒め、みんなで喜び合う姿がありました。

 クリスマス制作を通して、さくらグループの子どもたちの距離がぐっと近くなりました。一緒に何かをすることの楽しさ、一緒に作りあげた時の喜び等、同年齢の関わりでは経験できない素晴らしい経験をみんなですることができた、素敵な時間となりました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 手洗い・うがいを意識して取り組む姿が増えました。また職員と一緒に腕まくりをしたり手や指の洗い方を確認したりしながら進めています。

(和賀 和香菜)

乳児
指先の力

 様々な遊びに興味を持つ子どもたちは、室内を這い這いや歩行で移動し自分で好きなものを探します。最近は座って遊ぶ時間も長くなってきました。

 ホワイトボードにビニールテープを貼り、剥がして遊んだ時です。(剥がしやすいように端を折り曲げています)始めは表面を撫でていましたが、触っているうちに端の部分が剥がれることに気が付きました。指先全体でそこを何度も引っ掻きます。少しずつ剥がれてくると、親指、人差し指、中指を使い指先でぎゅっと摘まみ引っ張ります。何度も指が離れてしまいますが、そのたびに手首の角度を変えたり、持ち方を変えたりして挑戦していました。真剣に手元を見ながら親指、人差し指、中指の三つ指で摘まんでいました。そして見事にビニールテープを剥がすことが出来ると「った(できた)」と嬉しそうに笑います。一度剥がすことが出来るとあっという間にコツを掴み、次から次へと剥がしていました。

 

 指先にくっつくビニールテープに悪戦苦闘しながらも左右の手で持ち替えたり、手を大きく振ったりしながらまた違うテープを剥がします。目と手を協調させながら作業ができるようになっています。じっくり見たり聞いたりしたことを、自分で考えながら繰り返し経験していることが分かります。

 おやつバイキングでみかんを食べたときです。みかんの皮を剥く際、職員が少しめくるとめくった皮を摘まみほとんど自分で剥くことが出来る子もいました。経験を応用して使っている子どもたちの成長の早さと、考える力の大きさに驚かされている毎日です。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 子どもたちが好きな遊びを出来るように数種類の遊びを準備したことで、意欲的に遊ぶことが出来ました。

  • 食事の際はスプーンやフォークを下手持ちで持てるように手を添えて伝えたことで、スプーンやフォークを使って食べられるようになってきました。

(小田島 千鶴)

 
一歳児
あそこにも!

 ふわふわと雪が降ってくる少し前、テラスの囲い作業が始まりました。ガガガッという音が聞こえてくるたびに 「何の音だろう」「何してるんだろう」と窓の外に興味津々でした。囲い作業が終わり数日経つと雪が降ってきました。園庭を覆うほど雪が積もると「ふわふわだね」「雪ふってきたね」と大喜びでした。しかしその日以降は暖かい日が続き、雪は少しずつ溶けてしまい、寂しそうな表情を浮かべていました。

 

 所々に雪が残っている園庭に、思い切って園庭に出かけてみました。そこは子どもたちにとって別世界です。とても新鮮に見えたようで、みんな興味津々です。雪に近づいて指先でつついてみたり、触ってみたりするたびに歓声が上がっていました。その中で、一際大きな歓声が上がった場所がありました。そこには三名の子がそれぞれ雪に足を乗せていました。靴が触れるたびにシャクッと音が聞こえ、そのたびに「うわあっ」と嬉しそうな声が上がっていました。

 思い思いに散策をしている中、ある子は空を見上げて「雪あった」と小さく口にしていました。その日は晴れていたので、不思議に思いながら私も見上げてみました。するとそこには大きな真っ白い雲が浮かんでいました。足元の雪と同じ色だったので雪が浮かんでいると思ったのかもしれません。「ここにもあった」と教えてくれる声色にも発見の嬉しさが表れていました。

 子どもたちは、大人では想像もつかないような発見を毎日しています。その発見を一緒に楽しんでいこうと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分で出来ること、やりたいことが増えてきました。子どもたちの声に耳を傾け、その気持ちを大事にしながら過ごしました。

  • 手洗い、うがい、一時間ごとの換気をしながら過ごしました。

(高橋 麻衣)

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