新年度が始まり2ヶ月が過ぎました。寒暖の差の大きい日が、何度か続くという今まであまり経験したことのないような気候で子ども達も大人の私達も体調を崩しやすい毎日でした。そんな中、乳児保育園の子ども達もこども園の子ども達も毎日、元気に活動しています。
乳児保育園の子ども達は、毎日、園庭に出て、彼ら彼女らは自分なりの体験や探索を楽しんいるかのようです。乳児保育園の園舎は、ご承知のように仕切りのない空間でその中に子ども達がいます。午前寝をしている子もいれば、立って歩くよりハイハイのほうが早い子、本人はサッカー選手になったつもりでボール遊びをしている子等、色々自分達なりの活動をしています。今年は、1歳児さんが多く、0歳児さんの入所が極めて少ない状況です。1歳児さんと乳児さんたちは、相互に関わっているようで関わっていないような関係を保ちながら室内外での遊びを楽しんでいます。
乳児保育園の時期は、生活経験もほとんどなく、全てのことが新たな未知の経験です。そのため、トラブルはありますが、年齢相応の解決や納得をしながら互いにそれぞれの遊びをしています。そんなことを日常的に経験することで成長していきます。また、感染症に対しても極めて敏感に反応してしまいます。保護者の皆様も初めての経験だと感染症やトラブル等、本当に心配な時期だと思います。
生まれて24ヶ月がヒトとして最も成長が大きくみられる時期でもあります。必要な経験を十分することによりこれからの長い人生のココロとカラダの基礎を形成している大切な時期です。私共は、この時期の重要さを十分に理解し、最善の対応ができるよう日々努めております。大切な時期を保護者の皆様と共に成長を確認しあいながらそれぞれの子ども達の成長を見守り、手助けをしてまいりたいと考えています。お気づきのことや気がかりのこと等がありましたら、どんなことでもお伝えください。
こども園の子ども達も新たなグループ活動にも慣れてきたようです。園のそこここで子どもたち同士の面白い会話が聞こえるようになりました。
こども園にきて間もない2歳児さんと年長児さんの交流がだんだんしっくりきているようです。年長児さんが、一生懸命お世話をしようとして下の子達からも頼られ、嬉しそうにしている場面もあれば、なかなか認めてもらえなくて互いに戸惑っている場面もあります。同年齢だけでは見られなかった行動や言動も多く出てきているようです。今までにない人との関係性が見つけられ形作られてくることを期待しています。年長児は特にリーダーとしての自覚が芽生え始めてきているように思います。そのことが子ども達自身にとってストレスとならないように私どもが関わっていく必要があると思っています。異年齢の活動はこれからも継続していきます。勿論、同年齢での活動も随時行いながら年齢における成長発達を確認し、必要なかかわりを行います。
子ども達自身もいろんな思いをしていると思います。
子どもの本音を聞いていただけるのはご家族です。良いことでもあれっと思うようなことでも先ずはお子さんの話にうなずいてお聞きになってください。疑問に思われましたらお子さんに問いただす前に園のほうにお伝えください。お子さんの思いを知ることでよりよい環境が作れると思います。
子ども達に「主体的な活動」をしてもらいたいと考えています。特に年長児・年中児が中心となりますが、形の上だけではなく本当の意味での主体的な活動を経験させるための働きかけやかかわりを行っていきます。そのためにも毎日、お子さんとお話しいただき、どんなことをしていて、お子さん自身は、そのことをどう思ったのか聞いていただきたいなと思います。園の中では、まだまだ本音を私どもには話してくれないお子さんもいます。当然の反応だと思っていますが、その園では話せなかった本音を聞いていただき教えていただければ、お子さんにとっての最善の環境づくりができると思いますのでよろしくお願いします。
こども園でいただきましたアンケートの結果を次頁以降に掲載いたしました。
保護者の皆様にご理解いただけていること、いただけていないことが確認でき、お知らせの仕方等今後の課題とさせていただきます。
特に、Q15-01・15-02でお尋ねした園の活動、施設設備については、今後いろいろな機会に実際にご覧になっていただくとかしながらご説明したいと思います。こうしてほしいというご要望がありましたら、お知らせいただきたいと思います。
Q16・Q17でお寄せいただきましたご意見につきましては、インターネットを使っての公開方法や園からの連絡・保育説明会の開催方法については前号までの『むつみっこ』でお知らせしておりますので、割愛させていただきます。
Q17でお寄せいただきました説明会等での職員の服装につきましては、ご指摘の通りと思いますので、職員間で共有し、改善していきたいと思います。
Q16-01でお知らせいただいた件(※を付けて記載している内容です。)につきましては、お子さんにも保護者様にも嫌な思いと不信感、何よりもご心配をおかけしたことを心よりお詫びいたします。匿名でのお申し出のため、事実関係の確認はできなかったのですが、上のお子さんに「忙しそうで言いづらかった」と思わせるような保育を行っていたのは事実と思います。
このことにつきましては、全ての職員が反省し、自分達が、いくら忙しくとも子ども達に今後このような思いをさせないような教育・保育活動を行うことを互いに注意しあい実行いたします。また、職員の声掛けの仕方や、声量、勢い、声の高低によっても子どもにとっては、言いづらいとか叱られていると思う場合もあるので、このことについても職員間でチェックしあいながら、毎日の活動を気を付けて行います。
ご意見ご要望に満足のいく回答ではないかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)