むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみこども園の2024年7月の様子

にじグループ
心も身体も元気に!

 毎日8時30分からリズム体操を行っています。にじグループは、登園時間の関係で準備体操の時間は十人程で他のグループよりも人数が少ないですが、「一、二、三」と元気な声とやる気が自慢です。特に年長児が率先して取り組んでいて、そんな年長児の姿を見て、年下の子たちも『年長さんのように』という気持ちで意欲的に取り組んでいます。

 

 最近では『金魚』『どんぐり』『あひる』『こうま』の歌詞を覚えて歌っています。歌いながら行うことで、呼吸も大きくなりさらに運動量はアップします。二歳児や年少児も初めは年長児と年中児が歌う姿をじっと見ていましたが、毎日耳にしていることで、今はみんなが一緒に元気よく歌っています。その姿に年長児と年中児が気づいて、「二歳さん、年少さんもう覚えたの。すごいね」「ちゃんと歌えてるね」と嬉しい言葉をかけてくれたり「今は一番歌うんだよ」「『すすめ』じゃなくて『あゆめ』だよ」と熱心に教えてくれる姿が見られます。

 みんなが声を合わせて歌うことで仲間意識が高まり、さらにグループの雰囲気も明るくなって『もっとやりたい』という前向きな気持ちがガンガン伝わってきます。何より一人ひとりが笑顔で取り組んでいるところが素敵だなと感じています。

 これからも意欲的な気持ちと姿勢を大切にしながら楽しんでリズム体操を行っていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • ルールを守りながらプール遊びを楽しんでいます。

  • 話し合いや振り返りの時間に子どもたちの意見をマップにしています。それを見てどんな遊びが広がっているのか、他の子がどんなことに夢中になっているのかが分かり安くなり、次の日の意欲的な活動に繋がっています。

(髙橋 凜)

 
ほしグループ
どうやって作る?

 活動の振り返りの時間、子どもたちから楽しかったこと、見つけたこと、嫌だったこと、納得できなかったこと、これからやりたいことなど様々な話が出てきます。話をしているときの子どもたちの表情は、多くの場合期待と喜びが合わさって、きらきらと輝いてみえます。さらに、そのときの一人ひとりの感情があふれ出ていることを感じます。

 ある日の振り返りのときのことです。「人形を作ってみたい」という意見が突如として出てきました。「お~人形か!面白そうだね。どうやって作りたいの?」と聞いてみました。すると「針で縫って綿とか入れて作る」と話していました。この話を聞いていた子どもたちは頭の中でいろいろな人形を想像したと思います。想像しているうちに自分が作ってみたい人形のイメージまで湧いてきたようで「私、女の子の人形がいいな」「動物の人形をたくさん作りたい。そしたら動物園みたいにしたら面白そう」と盛り上がりました。

 

 盛り上がったところまではよかったのですが、ここから「どうやって人形作る?」「難しそうだよね」「縫えるかな?」「材料はどうする?」と『作りたい』を叶えるための課題が次々に浮かび上がってきました。

 まだ人形は形になっていません。子どもたちが想像する人形の他にも紙を使用したもの、廃材を使ったものなどいろいろな形の人形があります。第一は子どもたちの作りたい人形が形になることですが、まずはいろいろな人形作りを始めて、形にする楽しさを感じていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分の意見を言うだけではなく、他の人の発言にも興味を持って聞いてみようとする姿が増えてきました。

(上田 彩乃)

 
つきグループ
七夕に願いを込めて…

 七夕飾りを作っていた時のことです。短冊と一緒に飾ることを話すと『何がいいかな』とさっそく考えて作り始めます。昔ながらの『天の川』に挑戦する子もいましたが、今年は子どもたちオリジナルの飾りを作っている子が多かったです。グループの中で同じものを作りたい子同士が集まり、お互いに作り方を教え合ったり、良いところをまねたりしながら作っていきました。

 二歳児のある子は、短冊に書いていた願いとは違いましたが、自分の夢と合わせた飾りを作っていました。「私はゾウが好きなの」と言いながら折り紙を切ったり貼ったりして、自分のイメージしたものを作っていきます。「できた」と言った時の嬉しそうな表情が印象的でした。

 

 七月に入り、楽しみにしていた笹竹が届きました。トラックに積んでいた笹を見て「見て、大きいよ」「あれに短冊つけるの?」と大興奮です。私が「みんなが作った飾りと短冊を飾ろうね」と話すと、「どこにつけようかな」「一番上がいいかな」とわくわくが止まりません。

 次の日、早速飾り付けをしました。それぞれ自分で飾りたい場所を決めました。紐を通した後に、風で飛ばされないようにテープで貼ります。年長児は自分の分が終わると「やってあげようか?」と自然と二歳児や年少児に声をかけてくれます。それを見ていた年中児も、「一緒にやる?」とまだつけ終わっていない子に声をかけてくれました。

 異年齢で過ごす時間が増えたことで今まで以上に、年上の子を見て真似る、年下の子に優しくする等の関係性が自然と子どもたちの中に生まれ、連鎖しているのだなというのを改めて感じました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分の楽しいことを他の子と一緒に楽しむ経験をしたことで、少しずつ遊びの輪が広がってきました。

(山内 麻知子)






むつみ乳児保育園の2024年7月の様子

乳児
座ってじっくり…

 気温の高い日が増えてきましたが、子どもたちは毎日元気に遊んでいます。這い這いや歩行で室内を散策したり、ボールで遊んだりと身体を動かすことが好きな子どもたちですが、最近は座ってじっくり遊ぶようになってきました。

 

 スプーンでフェルト玉の移し替え遊びをしました。準備したスプーンを下手持ちし、五本の指でしっかり握るように持ちます。器の中のフェルト玉をスプーンで追いかけていると、器が揺れてなかなかすくうことができません。どうするかなと様子を見ていると、左手で器をおさえました。さっきまでは、どうしたらすくいやすいのかを考えていたようです。それからは、瞬きもせず真剣な表情でフェルト玉を追いかけていた次の瞬間、見事にすくうことができました。自分でできたことに驚き、目を丸くさせていました。私が「すくえたね、出来たね」と拍手をすると、隣に座っていた子も思わず拍手を送っていました。隣の子ができたことが、自分のことのように嬉しかったようです。二人で顔を見合わせて微笑み合っている姿に私も心が温かくなりました。 偶然できたことであっても、一度できたことをきっかけに何回も行うことで自分の物にしていきます。下手持ちでスプーンを持つために手首の使い方がコツになります。手首の使い方も上手になってきたことが感じられました。

 さらに、自分以外の子にも興味関心がでてきています。他の子が遊んでいる様子を見て、『やってみようかな』と挑戦する姿があります。たくさんの初めての挑戦が待っています。私達もたくさん応援したいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 遊びの中でスプーンを使用したことで、食事の際にもフォークやスプーンを下手持ちで持てるようになってきました。
  • 七夕飾りを一緒に作ったり、飾ったり、歌をうたったりして季節の行事を楽しみました。

(小田島 千鶴)

 
一歳児
アイスどうぞ

 少しずつ園庭から聞こえてくるセミの声が大きくなってきました。保育室で、ピアノの音が聴こえてくると、子どもたちはすぐにその前に来て歌い始めます。

 手遊びの歌では両手も動かし、知っている部分は声に出して歌う子もいます。そんな子どもたちは今『アイスクリーム』という歌が大好きです。伴奏が始まるとハッとした表情になり、軽く握った片手を胸の前に出して身体を左右に揺らします。時々、食べる真似をする姿からみんなの手に握られたアイスクリームが見えてきました。

 

 「何味ですか?」と尋ねると「いちご」「ぶどう」と色々な味が出てきます。そこで保育室にアイスクリームの写真を掲示してみました。そのことに気がついた子は、取り出す真似をしてから「いただきます」と食べ始めます。始めは一人で楽しんでいましたが「どうぞ」と近くにいた子や乳児さんに手渡すような姿も見られました。

 そこからアイスクリーム屋さんが始まりました。私たち職員が店員さんになり、注文を受けてからブロックで作ったアイスクリームを手渡します。外の景色が見える丸窓の前に座ると「ぺろん」と食べる真似をします。その時子どもたちが口ずさむ歌は『アイスクリーム』でした。近くにいる子と目を合わせながら歌ったり笑い合ったりすることもありました。

 これまでは一人遊びがほとんどでしたが、少しずつ周りの子の様子も見えるようになってきています。その中で玩具の取り合いなどトラブルに繋がってしまうこともありますが、お互いの気持ちを受け止めながら過ごしていこうと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温が高くなってきましたが、こまめな水分補給や着替えをしながら過ごしました。

  • 『やりたい』『自分の』の気持ちが大きくなってきました。上手く言葉にできない時、お互いの気持ちを保育者が代弁して伝え合いました。

(高橋 麻衣)






2024年8月の子どもたちに人気の乳児食レシピ

元気印のポークチャップ

 

■材料(約一人分):

豚肩ロース:一枚(厚さ7㎜程度)
生姜・にんにく:少量 
人参:5g
玉ねぎ:10g
ピーマン:2g
トマトケチャップ:小さじ1
出し汁:大さじ1
こめ油:小さじ1

 

【作り方】

①肉に生姜とにんにくをすり込みます。
②①をフライパンで両面焼きます。
③別のフライパンに油をひいて玉ねぎ、人参、ピーマンを炒め、玉ねぎがしんなりしてきたら出し汁とケチャップを入れ味を調えてソースの完成です。
④②が焼けたらソースをかけてできあがりです。

★子どもたちは前歯でガブっとかじり、奥歯でしっかり嚙んでよく食べています。

 


 

 

スペシャルランチ【世界の料理『イタリア』】

 

7月のスペシャルランチは、『イタリア』のヴィーガン料理でした。ボロネーゼパスタ、ミネストローネ、ローストベジサラダ、スイカでした。パスタは食べ慣れてきて、フォークに絡めて食べるのが上手に出来るようになっています。おやつでパスタを出した時に、ほとんどがエプロンのポケットに入っていた麺が、今では、口の中まで運ぶことができます。自分が苦手な食材も増えてきました。逆に大好きな食材も増えています。ご家庭では、健康面を考え、嫌いな食材も食べさせたいという気持ちがあるかもしれませんが、まずは大好きな食べ物を楽しく食べるということを身につけてほしいなと思います。園でも、食べたい人、場所、量など子どもたちの気持ちに寄り添った環境作りをして食事を楽しんでもらえるように工夫をしていきます。






むつみの夏の過ごし方

  • 熱中症対策

 7月になったから、暑くなったから対策をするということでは遅すぎます。暑くなる前に十分な運動、活動をして体内の血流を良くし、汗を多くかき、それに見合う水分補給と休息をとることを習慣づけることが熱中症対策です。【暑熱順化(馴化)】

 私たちの体は、体温を一定に保つために外の気温に応じてさまざまな働きをします。

 体が快適に感じる気温には、幅があり28.5度~29度を中心に、上が31度、下は27度くらい。その時の皮膚は、血管を微妙に閉じたり開いたりを繰り返して体温調節を行っています。ところが、暑くなると血管を開いただけでは、体温の調整ができなくなります。このままでは体温が上がり危険…となる前に、

 体に備わった冷却システム=”汗”が作動します。

 汗は、蒸発するときに熱を奪って気化しますので、その分温度を下げることができるのです。汗の出る汗腺は、大人も子どもも同じ数です。汗腺には、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」があります。能動汗腺の数が多い方が、当然、体温調節機能が高いということになります。(日本人の能動汗腺数は約230万個と言われています。)

 能動汗腺は、2~3歳までの間にどれくらい汗をかくかによって決まりますから、今の時期に汗を多くかくことが、能動汗腺を多く作ることになります。それは、子どもたちが将来、老年期になるまでを健康に過ごすための大きな力になると言われています。逆に汗腺が少ないと汗も出にくくなります。その結果、体外へ熱を出せないため真夏には熱中症になりやすくなります。暑いとエアコンに頼ってしまいがちです。エアコンによる調整は、対症療法と同じで、根本的な解決ではありません。冷房がよくきいていて汗もかかない環境は、私たち大人にとっては、快適な環境ですが、子どもたちにとっては、将来、後悔することになる良くない環境です。エアコンを使ってはいけないということではありません。

 当園での空調は、体調の悪い場合や食事の時、午睡の時等、冷房機器を限定的に使用することにしております。体調の悪い子等のため、常時、医務コーナー、休憩室は空調して外気温より5℃くらい下げています。

12年前のあの大震災が、猛暑の続く今、おきたらどうでしょうか?停電が3日続いたらエアコンの生活に慣れてしまっている子どもたちは、大変な状況になることは容易に想像できます。

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むつみプラスone【2024年7月】

 猛暑とともに雨の日が続いていると思っていたら避難勧告が出るほどの記録的な大雨となり、市内のあちこちの道路が冠水し、通行止めとなりました。幸いなことに私共の園関係者には、現在のところ被害の報告はありませんが、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。今後このような状況の際は、園が開園可能であれば開園いたします。保護者の皆様が被災し避難状況にあっても要望があれば、お子さんをお預かりいたしますし、できるだけのご協力をしますのでご相談ください。

 予報によれば、まだまだ雨が続きそうですが、その後は猛暑の日が続きそうです。子ども達は、思いっきりまた水遊びが楽しめそうです。水遊び中の事故が報道されています。私共の園では、遊ぶ前に健康チェックを行い、プール遊びに適した衛生管理をし必ず監視担当者を置き、複数の職員体制をとって活動しています。これらのどれが欠けてもプール遊びは行いません。(このことは、乳児保育園もこども園も同じ基準で行っています。) 熱中症(夏の過ごし方ご覧ください。)と水の事故は、子ども達の生死に直結します。

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