本格的な雪の季節となりました。それと同時にあちらこちらから学級閉鎖やインフルエンザ、コロナ等の感染者が増えてきているという情報が入ってきます。 この時期、乳児保育園の子ども達は、まだいろいろな意味で経験不足なこともあり、感染症にもかかりやすいのですが、一番の基礎づくりの大切な時期でもあります。感染を恐れて大事にしすぎるのも、軽んじて何も対策を考えず活動するのもいけません。その為私共は、毎日、子ども達の状態を確認し、その日の活動をしています。園庭に出かけて、振り向いたら真っ白な雪に自分の歩いた足跡がついているの見て、不思議そうなそして満足げな表情が印象的です。
こども園の子ども達は、午前中、園内の活動が終わると少ししか遊べないよと言っても外に出て、雪遊びを楽しんでいます。
そんなときの子ども達の準備は素晴らしいものがあります。朝の登園時、玄関で防寒着を脱いで準備するのは、家族の方達にはまどろっこしくてさっさとやりなさい、手伝ってあげるといいたくなるほど時間のかかる子も多いのですが、自分でやりたい、外に雪遊びに行くんだと思うと朝には想像できない姿を見せてくれています。グループで行くときには、準備にてこずっている下の子達を上の子達が手伝っている姿も見られます。
ある朝、外で雪寄せをしていた私に大きな声で「おはようございます。」とあいさつしてくれた男の子がいました。気づかずにいた私に知らせてくれたのですが、とても嬉しくて気持ちが温かくなりました。
『あいさつ、へんじ、くつそろえ』と貼り紙をしているのにお気づきでしょうか?
子ども達には着実に、確実に身についてきています。朝の玄関での準備もその一環です。カッパやコートは無論ですが、帽子も脱ぎ着は玄関で行います。靴も靴棚にそろえて入れています。
挨拶は、言うまでもなく良好な人間関係を築くうえで最も基本的で重要なことです。返事は、相手のことを尊重し、受け入れることです。挨拶も返事も習慣づけることは、これからの長い人生を歩むうえでとても大切なことと思います。
靴(履物)揃えにについては、後始末をしっかりする。物事の締めくくりをきちんとする。物事のけじめをつけることにつながります。座っていた椅子を立つときに入れる。カッパやコートを着たまま、帽子をかぶったまま室内に入らないということも同じです。
このことは、園でやればよいということではありません。ご家庭でも誰でも子どもの周りの大人が一緒に意識してやっていただく必要があります。子どもの将来を考えたときにこのことが自然に無意識でできるようになれば、最高の子育てとなると思います。
AI時代には、いわゆる学校で学ぶ教科については、先生達よりAIのほうが、その子にあった指導ができると思います。AIにとって一人ひとりの得意、不得意を判断し個別的に適切な指導体制がとるのは得意分野だと思うからです。
子ども達にとってもクラスのみんなと同じことをさせられる必要がなくなるのでとてもやさしい学校になると思います。先生達にとっても教科学習について今のように悩んだり時間をかけたりする必要がなくなり、人としての学びや指導をすればよいので今より余裕のある働き方ができるやさしい学校になると思います。
目の前の子ども達が成人し社会に出ていく頃には、AIもかなり進化し、人との役割分担も想像以上に確立されてきていると思います。
AIは、前述した「挨拶、返事、靴そろえ」はできない(苦手)と思います。不確実と言われる未来を我が子が生き抜くためにAIにはできない人間性を身につけさせることは、今、私共ができる最高の子育ての一つです。
まずは、お父様、お母様、私共関係する大人たちが、自然に行うことで子ども達も自然に行える環境を作りましょう。(お金はかかりませんよ。)
これからの室内での会議や集会等でコート着用の案内がなく、寒くてコートを着用したい場合は、会場の方にコートを着たまま出席させていただきたいことをお断りする等子どもの手本になるような行動を心がけていきたいものと思います。
12/20 市子育て支援課担当の方より以下のような連絡がありました。
・早く迎えに来るように言われた。
・土曜保育を断られた。
匿名希望で詳細については園に知らせないでほしいと連絡があったそうです。また、市としては特別回答を求めるものではないとのことでした。
園の対応としては、今回と同じようなご指摘があったので園だより10月号でお知らせしたように、職員間で共通認識をし、誤解を招くようなことはしないということを確認いたしました。また、特別な事情・特殊な事情がない限り、原則お受けするということで徹底しております。
どのような状況で上記のことがあったのか不明のため具体的な対策は以前お知らせしたことを再確認し徹底させることしかできませんがご了承いただきたいと思います。ご納得いただけないようでしたら再度ご連絡ください。
こども園の保護者の皆様へ
1月正月過ぎの登園時より保護者の皆様に園内にお入りいただき朝の準備等をお子さんと一緒に行っていただくことにいたしました。コロナ以前と同様ですが、『ご利用にあたって』22ページをご覧になってください。一部変更したこともありますので詳しくは職員にお尋ねいただきながら行ってください。
尚、今まで通り玄関での受け入れもいたします。時間に余裕のないときなどは遠慮せずお声がけください。
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)