8月19日、20日の2日間、年長児が大森の保呂羽山少年自然の家にディキャンプに行ってきました。2日連続で行ったのは、今年の年長児が初めてです。
例年であれば、園庭で数回、野外炊飯を行いディキャンプに行くのですが、天候等によりできなかったのでぶっつけ本番状態で保呂羽山に行くことになりました。 そのため、1日目は準備に失敗して昼食を食べられず、おなかをすかして園に帰ることになるだろう。(もちろん。給食担当と打ち合わせをして園に帰ったら補食ができるようにしていました。)2日目にその失敗を子ども達が、どう生かしてどんな行動をするだろうか。という予想と期待を持って行ったのですが、ものの見事に裏切られてしまいました。
1日目からさすがに予定通りとはいかなかったのですが無事に準備ができ、おいしい昼食を食べることができたのです。2日目は前日のことを思い出しながらほぼ予定通りに実施できました。
無論、トラブルや問題が何もなかったわけではありません。危険行動に対しては職員から注意され、初めての場所での不安、時間の制約もありました。
それでも20人の子ども達が一つの目的に向かって行動し、それなりの成果を出せたのは、子どもたちひとり一人が自分のこととして、行動し、それぞれが自分なりに問題解決しながら行動した結果と思います。
何よりも子どもたちが、自分たちでやりたい、やり遂げたいという主体的な活動だったからと思います。そして、自分でしたいことがうまくいかないときでも、工夫して達成しようという思いもみられはじめました。
同一の子どもについて7年間(3歳~小学4年生)の変化をとらえる追跡調査があります。その調査では、幼児期に「物事をあきらめずに挑戦する。自分でしたいことがうまくいかないときでも、工夫して達成しようとすることができる」といった『がんばる力』が高く身についた子どもほど、小学校低学年で「勉強していてわからないときに、自分で考え解決しようとする。大人に言われなくても自分から進んで勉強する」傾向が見られ、それが抽象的な思考が可能となる小4時期の子どもの論理的に書くという言葉の力や思考力に繋がっていくことが明らかになりました。 幼児期のがんばる力は、大人ががんばらせようとして身につくのではなく、また子どもの好きなようにして放任しておくことでもありません。子ども自らが夢中になって取り組み、うまくいかない時にも工夫して取り組もうとすることができる遊びや学びの環境や活動をすることによって身につきます。
ご家庭でも「がんばって!自分で考えてごらん」と文字通りの言葉を繰り返し言うことではありません。適切なヒントや手がかりを与えたり、考える視点やどうやったらわかるかという学び方のモデルを示したりすることです。
また、同じようにしていてもお子さんによりのんびり、ゆっくりの大器晩成の子もいれば、さっとわかり、どんどん進んでいくけれど途中で頭打ちになる子もいるのも事実です。子どもにとってやってみたいことができ、挑戦しようとすること、その時に必要な知識や技能を持っていることそして周りの人たちから認められることで自信をもち、伸びるのです。そこには早い遅いはありません。今の時期を大切に過ごすことにより「小1プロブレム」「小4の壁」「中1ギャップ」「高1クライシス」を難なく突破できるベースができると考えています。
是非、ご家庭でも頑張らせるより、子どもががんばろうとしている瞬間をとらえ「いいね!」と応援をしてあげてください。
- 市内の小児科の先生方よりご忠告やご指導をいただきました。
①感染性のものではあるが、敢えて治療しなくともよい病気に対して「お宅のお子さんが、最初でみんなにうつしているから早く治療してください。」と言われた保護者がおられるが、貴園ではかつてはそのような対応ではなかったが、方針を変えたのか?誤解を招くような言い方は、気を付けた方が・・・。
②RSウィルスの検査については医師が総合的に判断をして実施するのであるから、発熱や咳などのお子さんにRSウィルスの検査を要求することは控えて保護者に対しては「医療機関を受診して病名とお休みする期間を聞いてお知らせください」というような対応をしてほしい。※横手市医師会乳幼児保健担当
8/21の職員会議、職員研修でご指摘いただいたことについて職員間で検証、検討いたしました。そのように言ったつもりではなくとも、保護者の方がそのように捉えられたのは事実であり、今後このようなことの無いよう伝えるべき内容をどのように伝えるか職員間で共有しました。
今回のようにご指摘、ご助言いただいたことを感謝申し上げ、不快な思いをさせてしまった保護者の皆様には、本来であれば直接面談し、お詫びすべきところですが、この紙面でお詫び申し上げお許しいただければ幸いです。今後はないように努めますが、お気づきのことがありましたらいつでもだれにでもお知らせください。
コロナ感染防止についてのお願い
- 登園前の検温・健康観察をお願いします。引率家族の方もお願いします。
- 本人、同居している方が、感染した場合は、関係機関と協議し必要な期間お休みをお願いします。
- 同居している方が、濃厚接触者になった場合は、検査結果が陰性になるまでお休みをお願いします。
- その他不明な場合は、登園前にお問い合わせください。
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)