春の発見
気持ちのいい天気の日が増え、子どもたちは毎日元気に外気浴に出かけています。さくらが満開になると、早速バギーに乗ってお花見に行きました。バギーから身を乗り出して周りを見渡し、春の景色を楽しみながら散歩をしました。
さくらの木の下につくと、「わっ」と声を出したりぐっと手を伸ばしたり、まるでそのさくらを捕まえようとしているようでした。子ども達も満開の桜に感激していました。散歩を続けていると、さくらの花が一輪落ちているのを見つけました。「さくらだよ」と言って子どもたちに見せると嬉しそうに掴みます。触っているそばから花びらが一枚とれて落ちました。それに気づいた子が、「うー」と眉間にしわを寄せます。「取れたね」と言うと、不思議そうに花を見つめます。そしてまた引っ張っているうちに花びらが全部取れました。一つの花でしたが、花びらが一枚一枚取れることを発見し目を輝かせていました。
園庭ではバギーから降り、草の上に座って遊びました。地面に手を着いて座り、その手を挙げると手にたくさんの草が付きました。最初は嫌そうな顔でしたが、何度もそれを繰り返していました。次第に手に葉が付くことが面白くなったようで、何度も地面に両手を着いては手の平を見つめていました。 今年度の乳児のテーマ『初めての自然を楽しもう』にぴったりのスタートです。ふきのとう、つくしなど、春の植物にも触れ、『夢』の染めものも始めました。『初めての自然』に触れながら、それぞれの季節の発見を楽しみたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
一人ひとりの生活リズムを大切に毎日を過ごしました。
離乳食を食べる時には子どもたちの手の届くところに食器を置いたことで、自分で食べる意欲に繋がりました。
(小田島 千鶴)
一歩前進!
気持ちの良い春の暖かな空気に包まれ、子どもたちは毎日を過ごしています。戸外での活動は、子どもたちを笑顔にしてくれる大好きな場所です。
ある日、園庭で遊んでいるとみんなの視線が上に向いていることに気が付きました。その視線の先にあったのはは、満開の桜でした。つぼみばかりだった数日前と全く違う様子に気が付き、釘付けになったようです。「うわあっ」と歓声を上げながら手を伸ばして捕まえようとしたり、後ろに倒れそうになるほど見上げたりしながらそれぞれのお花見を満喫しました。
園周辺の散歩にも出かけました。「えいえいおー!」の掛け声で出発した支援学校までの道のりで、体育館の窓に映る自分たちの姿を見つけたり、太陽の壁面を見つけたりと沢山の発見をしました。また、バス停にも行ってみました。ベンチに座って『バス来るかな』とわくわくした表情で待っていると目の前にバスが停車しました。プシューッと音を立てて扉が開く様子からは目がそらせませんでした。
散歩をしている中で、地域の方との出会いもありました。支援学校の職員の方や入学式を終えた先生方とたくさんすれ違いました。「こんにちは」「いっぱい歩いてすごいね」「気を付けてね」と声をかけてもらうたびに嬉しそうな照れくさそうな表情を浮かべていました。散歩を通して『有名人になる』という夢に一歩近づくことができました。
これからも、戸外活動を通しての発見や地域の方との出会いを私たちも一緒に楽しんでいこうと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
気温の上がり下がりが激しかったですが、着替えの調節をしたりこまめに水分補給をしたりして過ごしました。
身振り手振りで思いを伝えようとしてくれました。子どもたちの気持ちを代弁して伝え合いました。
(高橋 麻衣)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)