むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみ乳児保育園の2023年7月の様子

乳児
水遊びからの発見

 プール開きを行い、待ちに待った水遊びが始まりました。

 テラスにプールの準備ができると、テラスを見つめて『なんだろう』と不思議そうに見つめたり、早く遊びたそうに笑顔で指さしたりしていました。渚プールの中で遊ぶ子と、タライで遊ぶ子に分かれて活動しています。渚プールに入るには斜面を上って行きます。力強く蹴って這い這いで上って行きますが、途中で滑り落ちてしまう子もいました。すると高這いになったり、上る位置を変えて上ったりと自分で工夫しながら上り、折り返しの地点まで来ると後ろ向きになって下りていきます。 最初渚プールの中に入ると水に手を入れて様子を伺っているようでしたが、次第に水面を叩いたり足踏みをしたりして大きな水しぶきを上げ始めました。顔や全身に水がかかっても平気で、どの子も笑顔にあふれていました。

 

 タライではカップで水をすくったり、スポンジ、金魚すくいなどをしています。カップで水をすくった時です。カップの底に開いている穴から水が流れ出てくる様子に興味を持ち、手を伸ばして水を受け止めたり下から覗き込むようにカップを見たりしている子がいました。繰り返していると、今度は水がタライの水面に当たって波紋が広がる様子に興味を持ちました。タライの淵につかまって顔を近づけて見たり、ゆっくり水面をかき混ぜたりと水の動きや変化に興味を持ち、じっくり集中して遊んでいます。周りで同じことをしてもその子一人ひとり違う発見があり、子どもたちも考えたり発見したりしながら遊んでいると感じました。そんな時間を大事にしながら、子どもたちの興味を更に広げていきたいと考えています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • コップで水分補給をすることで、一人でコップを持ちほとんどこぼさずに飲めるようになりました。また手を挙げたりコップを保育士に渡したりとおかわりが欲しいと意思表示することに繋がりました。

(小田島 千鶴)

 
一歳児
かんぱーい!

 保育室や園庭で遊ぶ中、子どもたちは身の周りの物を様々なものに見立てています。

 ある日、おままごとをで遊んでいる時のことです。数名いる内の一人が「どうぞ」と私にコップを手渡してくれました。その中にはバナナの玩具が入っていて、「バナナジュースです」と紹介してくれます。お礼を言って受け取り、飲む真似をしてから「ごちそうさまでした」と手渡すと、「ありがとごじゃました」と笑いました。そこからジュース屋さんが始まり、私たち職員にだけでなく子どもたち同士でも「どうぞ」とご馳走し合っていました。最後には「のんでくれてありがとう」との返事が返ってくることもありました。

 

 その後、園庭でもジュース屋さんが開店しました。コップに水たまりの水を入れたり、絵の具の色がついた赤や青、黄色や緑の水をペットボトルに入れてみたりします。それぞれの色を見て「こーひーです」「りんごジュースどうぞ」と知っている飲み物に見立ててご馳走し合います。コップを受け取るとお互いに顔を見合ってから「かんぱーい」とコップを合わせ、ひときわ大きな声が響きあう所からも子どもたちの嬉しい気持ちが伝わってきました。 これまで一人での遊びだったものが、子どもたちと職員、そして子どもたち同士と少しずつ変化してきています。やり取りをする中で意見が合わずに衝突してしまうこともありますが、お互いの思いを聞き、代弁しながら、私たちも一緒に遊びを広げていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • こまめに水分を取り、着替えもしながら熱中症や脱水症状の予防に努めました。

  • 『これやりたい』『あれもやってみたい』『自分でやる』など子どもたちからの意見や気持ちを受け止めながら過ごしました。

(高橋 麻衣)






2023年8月の子どもたちに人気のレシピ

クレープロール

 

材 料(子ども1人分)     

・春巻きの皮:1/4枚×2
・かぼちゃ:30g
・チーズ:10g(植物性シュレッドチーズ)

 

【作り方】

①かぼちゃを茹でてすり潰します。
②かぼちゃとチーズを混ぜ合わせます。二つに分けます。
③春巻きを4等分にして②を巻きます。
④オーブン180℃で10分~13分くらい焼きます。
 フライパンで焼く場合は、大さじ1杯の油をひいて、中火で転がしながら2分くらい焼きます。

 

スペシャルランチ【日本の和菓子の日】

 

 

 6月16日は「和菓子の日」です。厄除けと招福を願って、和菓子を贈ったり食べたりする日とされています。むつみでは、「水無月」という和菓子を作りました。

 水無月という和菓子の由来は、旧暦の6月1日に氷を食べることで、夏バテを予防するという風習から来ています。三角形の形は氷のかけらや氷の角を表しており、小豆は邪気払いや悪魔祓いという意味でのせられています。本物の氷が手に入らない庶民の知恵で、水無月を食べることにより暑い夏を乗り切ると言った由来があったそうです。

 むつみでは、砂糖ではなく甘酒と米粉の甘味で作り、小豆はレーズンあんで出来ています。甘酒は、疲労回復、免疫力アップの効能があります。からだに負担の掛けない食べ物や飲み物をとり、この夏を乗り切りましょう!!






むつみこども園の2023年7月の様子

年長児
雨の日の不思議

 雨が降る時期になり、『前と違う』『これって何だろう』と、子どもたちの気付きや考えが深まってきている場面に出会いました。

 屋外遊戯室で遊んでいるときのことです。滑り台を滑っていると、「いつもより遅い」「途中で止まっちゃった」と話し、木の滑り台の滑り具合が変わることを感じていました。滑り方を見ていると、太ももをつけないように少し足を浮かせたり、膝を曲げたりしながら滑り、どうするとより速く滑ることができるのか工夫しているようでした。

 

 また、遊んでいる中で強い雨が降るときもありました。雨の音が大きくなると、いつもと違う周りの様子にワクワクした表情を浮かべていました。手を伸ばすと雨に手が届きます。ある子が、近くにあった丸太に手を押し付けると、手形が綺麗につきました。周りで見ていた子どもたちも『面白そう』という様子で集まってきます。沢山の手形ができていくと、「ここ、さっきまで手形があったのに消えてる」と不思議そうに呟く子がいました。他の場所に比べて色が薄くなっている場所があることを見つけました。そして、「どこにいったんだろう」「雨だから空にいったんじゃない?」とどうして手形が消えたのか考えているようでした。

 自分で感じること、気付いたこと、思ったことを言葉にして伝える力もついてきていると感じます。これからもどんな不思議を発見していくのかとても楽しみです。一見すると日常の一コマですが、運動遊びも科学の発見も、仲間とのやりとりも言葉での伝え合いもあります。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • ロッカーを確認する時間を設けたことで、足りない着替えを確認したり、畳んでしまったりすることができるようになってきました。着替え、準備物等を自分で用意しようとする気持ちにもつながりました。

  •  

(佐々木 理乃)

 
年中児
そうだ。かさ作ろう!

 『にほんのこころプロジェクト』の時間に茂木先生と一緒に『だから雨ふり』という歌を歌いました。かえるやアジサイ、黄色い長靴が雨を待ちわびる歌です。歌の中のストーリーが子どもたちは気に入って繰り返し口ずさんでいました。

 

 ある雨の日のことです。部屋で遊びながらピアノの周りに集まり数人の子が『だから雨ふり』を歌い始めました。傘を差す真似をしながら楽しく歌ううちに「そうだ。かさつくろう」とひとりが言いました。するとまわりの子も「いいね。つくろう」と相談が始まりました。「おりがみかなあ?」「それじゃあさ、小さいよ。すぐこわれるし」「がようしは?」と画用紙を手に持って見ますが「ふにゃふにゃだなあ」とつぶやきます。すると「先生に『かたい紙で切って』ってたのもう」と決まり私の所へ来ました。それから数人と相談しながら傘の形を決め硬い紙を一緒に探しました。「硬い紙は切れないから切るのは先生お願いね」と言って私が傘の形に切り終わるのを待つと、順番に受け取り自分の好きな材料を使って傘を作り始めました。好きな模様を描いたり、様々なシールを貼ったりしながら作ったそれぞれの傘はどれもみんな素敵でした。「わたしも」「ぼくも」と傘作りを楽しむ子は次々と増えていきました。

 そして「せんせい、また歌おう」と、自分で作った傘を持って振り付けをしながら楽しい音楽会が始まりました。

ひとつの歌からこんなにも楽しむことができる子どもたちの姿に成長を感じて嬉しくなりました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分の好きなことにじっくり取り組む時間が多くなりました。また他の子と関わり、教えたり教えられたりする姿も多く見られるようになりました。

  • 水遊びの準備や片付けを考えながら行っています。順序よくできるようになってきています。

  •  

(宇都宮 美代子)

 
年少児
「やってみたい」は連鎖する

 六月から屋外遊戯室で遊ぶ機会が増え、今では年少児のお気に入りの場所です。その中にある雲梯での出来事です。

 六月下旬に、雲梯の上をはしごのように渡ることができた子がいました。その子の様子を思い出した子が「私も△△さんみたいに登りたいの」と言って雲梯の上に片足をかけ、そのまま降りてきました。今度は両足をかけて雲梯の上に座ってみました。「高い~!」と言って少し驚いた様子。もう一度登ると雲梯の上で四つん這いになりました。私が「登れたね、すごい!先生下から見ているよ、進んでみる?」と聞くと「行きたいけど怖いの~」と雲梯にしがみつきました。ところが、震えながらも降りてこようとはしません。私が「無理しなくてもいいんだよ」と話しかけると「でもやりたいの!」と答えました。恐怖心との葛藤が続きます。緊迫した現場に気付いた子たちが集まり、心配そうに見守ります。しばらくして私が「それじゃあ進んでみる?先生ずっと見ているから大丈夫だよ」と言葉をかけると、遂に前へ進み始めました。雲梯の中央まで来ると「私もう怖くないよ」と得意げで安心したような表情が見られました。

 

 あっという間に端に辿り着き、無事ゴールすることができました。降りてくると「私最後までできたよ!」と言って飛び跳ねながら喜びました。また周りで見ていた子どもたちも「○○さんすごい!」と拍手で迎えてくれました。その直後です。「わたしもやってみたい」、「わたしも」と言うと、子どもたちは次々に登り始めました。一人の「やってみたい」が「できた」に変わり、その姿を見て、また新たな「やってみたい」に繋がる瞬間でした。 

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 着替えの際に衣類の名前を一緒に確認してきたことで、自分で名前を見つけて脱ぎ着しようとすることが習慣づいてきています。これからも記名の確認を子ども達と一緒にお願いします。

(和賀 和香菜)

 
二歳児
素敵な姿

 梅雨が明けて、気候の変化を大きく感じる季節になりました。むつみこども園での生活が始まってから三ヶ月が経ち、一日の流れも分かってきた様子です。

 ままごとで遊んでいた時のことです。子どもたち同士でチェーンリングやままごとをおたまや箸で移していました。移し終わると「いっぱいですか?少しですか?」という声が聞こえてきます。少しはずかしそうに聞く子や嬉しそうな表情をしている子などその時の子どもの様子はいろいろです。また、相手の返事を待っている時の子どもたちの笑顔からは、『なんて返事がくるのかな?』とドキドキワクワクした気持で期待が高まっているのが伝わります。「いっぱい!」と答えると、「わかりました」と。また、受け取った料理をテーブルに持って行きます。食べ終わると「おかわりください」「お待ちくださいね」などと遊びの中で子どもたち同士でやりとりをすることが多くなりました。

 

 むつみこども園に来て四月当初は話しかけられても緊張していた子どもたちでした。それでも何度も優しく話しかけてくれる年長児に少しずつ安心感が生まれ、今では真似をして遊びに取り入れるくらいあこがれています。そんな子どもたちには、年長児はとても頼れるさらに尊敬できる存在で、「年長さんってかっこいいな」「素敵だなあ」と強く感じる瞬間でした。

 これからも憧れの存在、年長児との関わりの中からいろいろな気持ちを持つことを大切に見守り、やりとりを一緒に楽しんで いきたいと思います。 

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分でやってみようとする気持ちを尊重しながら見守ったり時には、手伝ったりしています。やろうとする意欲が高まりすすんで挑戦することにつながっています。

(髙橋 彩夏)






2023年8月の子どもたちに人気の乳児食レシピ


フルーツヨーグルトバー
 

■材料(約10本分):

小麦粉:130g
ベーキングパウダー:5g
塩:2g
甘酒:50g  
なたね油:15g
レーズン:大さじ2(カットする)
オレンジ(皮無し):50g
りんごジュース(100%) :50g
ヨーグルト:50g

 

【作り方】

①それぞれの生地の材料を全て混ぜ合わせます。
 (同時にオーブン180℃予熱))
②天板かケーキの型にクッキングシートを敷いて流し入れます。
 (生地を流した時に2㎝位の高さになる型を用意)
③オーブンに入れて20分焼きます。
④竹串を刺して生地が付いてなければ出来上がりです。

 

スペシャルランチ【七夕スペシャル~短冊に願いを込めて~】

 

7月のスペシャルランチは、七夕スペシャルでした。
自分のお皿にきゅうりで作った笹を置いて、野菜の短冊を飾りオリジナル短冊を飾りました。
お星さまを見つけ喜んでいたり、スープに入っているオクラのトロトロに気付いたり、園での初めてのそうめんをいっぱいおかわりして食べました。
金曜日のおやつもそうめんでしたが、最初の週よりもすっかり食べ方が上手になってツルンとフォークで食べて『おかわりください!』が多くなりました!

 






むつみプラスワン【むつみの夏の過ごし方】

  • 熱中症対策

 十分な運動をして体内の血流を良くし、汗を多くかき、それに見合う水分補給と休息をとることが熱中症対策です。

私たちの体は、体温を一定に保つために外の気温に応じてさまざまな働きをします。

 体が快適に感じる気温には、幅があり28.5度~29度を中心に、上が31度、下は27度くらい。その時の皮膚は、血管を微妙に閉じたり開いたりを繰り返して体温調節を行っています。ところが、暑くなると血管を開いただけでは、体温の調整ができなくなります。このままでは体温が上がり危険…となる前に、

 体に備わった冷却システム=”汗”が作動します。

 汗は、蒸発するときに熱を奪って気化しますので、その分温度を下げることができるのです。汗の出る汗腺は、大人も子どもも同じ数です。汗腺には、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」があります。能動汗腺の数が多い方が、当然、体温調節機能が高いということになります。(日本人の能動汗腺数は約230万個と言われています。)

(さらに…)






むつみプラスワン【2023年8月】

 7月8日「正面玄関前にもう行列ができています。」ふるさと村のスタッフの方が開場前に教えてくれました。前日までに在園児の家族の皆さんの申し込みで300人は、超えるだろうとは思っていましたが、正直なところどれくらいの人たちが来てくださるか心配でした。

 開会までの間に続々と集まってきてくださいました。当日、会場で登録して参加くださったご家族(在園児以外)も多数いらっしゃいました。横手市以外のご家族もお越しくださり、秋田市からも県外からもいらしてくださいました。卒園したお子さんとそのご家族も多数いらしてくださいました。ふるさと村でイベントをするのを聞いたからと成人になった卒園児も家族で顔を見せに来てくれました。

 家族でお越しくださった方たちばかりでなく、子ども達だけで、それも卒園児だけではなくその仲間や友達を一緒に誘ってきてくれた子ども達も多数いて久々に会う顔に懐かしさと成長した姿にフェスティバルそっちのけで感激してしまいました。

(さらに…)






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