むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみこども園の2023年11月の様子

らいおんグループ
みんなのために・・・

 「今日もらいおんグループで遊べる?」と子どもたちからグループ活動を楽しみにしている声が多くなりました。グループのみんなで赤坂総合運動公園まで歩いたり、自分たちが使うベッド準備を行ったりと異年齢を通して、上の学年の姿を見たり教えてもらったりして大きく影響を受けています。その中ですごく『素敵だな』と思った関わりを紹介したいと思います。

 

 ある日、以上児室で活動が終わった後、らいおんグループでベッド運びをすることになりました。初めてベッド運びをする年少児や二歳児をはじめ、戸惑っていました。年長児や年中児が運んでいるのを見て「もてるかな」と不安な表情の子や「やってみる」とつぶやく子もいました。「二歳さんはじめてだねー」と話をすると「〇〇ちゃんおいで」「いっしょに運ぼう」と優しく誘う声が聞こえてきました。ベッドを運ぶときに二歳児や年少児の高さに合わせてベッドを持つ位置を低くしている年中児や年長児の優しい姿がありました。

 その日だけでなく、何回かベッド運びをしていく中で、私たちから「ベッド運びありがとう」と感謝の気持ちを伝えると「どういたしまして」や「いっぱい運んだよ」と嬉しそうに教えてくれます。またその嬉しい気持ちを他のグループの子や保育者にも「ベッド運びしてきたよ」と嬉しそうに報告している姿も見られました。その姿から子どもたち自身、『みんなの為に何かをした』という嬉しい気持ちが大きく芽生えているように感じました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 赤坂総合運動公園に散歩に行ったとき、二歳児や年少児に「あとすこしだよ」などと声をかけたり、リードする年中児や年長児の姿が見られました。上の学年のそのような姿に異年齢を通して毎日影響を受けていました。

(高橋 彩夏)

 
さめグループ
みんなで遊ぶって楽しいね

 初めはグループ内でも、それぞれの学年ごとに固まって遊ぶことが多かったように思います。グループとして活動する中で、年上の子が年下の子の手洗い、うがいの準備を手伝ってくれたり、同じグループの子がわかってきて名前を呼んで遊びに誘ったりなど、徐々に異年齢で関わる姿が見られるようになってきました。

 

 先日、朝の話し合いの際に「二階で遊びたい」という意見がいくつか出ました。何で遊びたいか聞くと、かごめかごめ、綱引き、しっぽとりなど色々な案が出てきました。その中で初めに『かごめかごめ』をすることに決まりました。まず始めにみんなで手をつないで丸くなります。その時も、年上の子が「○○ちゃん一緒に手つなごう」「おいで」などと優しく声をかけてくれていました。そして、真ん中にいる子の周りを歌を歌いながら回ります。初めはまわりで見ていた子も、『何してるんだろう?』『面白そう』と思ったのか次々に輪に入ってきました。何度か繰り返すうちに「コケコッコー」と言う順番が二歳児の子に回ってきました。すると隣にいた年中児の子が、小さな声で「コケコッコーだよ」と背中に手を添えて伝えてくれました。みんなに注目され緊張していた二歳児の子の表情が和らいでいくのを感じました。終わるともう一回、と何度も繰り返し遊びます。真ん中にいる子、歌を歌いながら回る子が一体になって楽しんでいるのが伝わる瞬間でした。

 グループとして遊ぶ中で、みんなで遊ぶことが楽しい、と思えるような時間をこれからもたくさんつくっていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • みんなで遊ぶ機会を増やしたことで、年下の子に優しく声を掛けたり、手伝ったりする姿がより見られるようになってきました。

(加藤 史緒莉)

 
さくらグループ
自分の方が大きいかな

 グループで話し合いをする時のことです。いつも年長児や年中児が先に集まり座ります。あとから年少児や二歳児が座ります。そんな具合なので何も考えずに『早く来た人が前』になっていました。後ろの子は話す人がよく見えず落ち着きません。そのうちに「見えない」と不満が出るようになりました。何とか気がついてくれないかな。そんなことを思いながらも「年長さんや年中さんが前でいいのかな」と声をかけてみました。すると前に座っていた子たちが周りを見て後ろに下がり、年少児や二歳児に「前に行っていいよ。」と声をかけ前に行くように促し座る場所を交換していました。

 

みんなで手を繋いで円を作って座ったことがありました。その時に「いつもこうやったらいいんじゃない?」と数人が言いました。「そうだね、そうしよう。」多くの子が賛成して、その日から「丸くなるよ」と誰からともなく声をかけ、円になって集まることもできるようになりました。そして年長児や年中児が隣り合っていることに気が付くと年下の子に声をかけて自分の隣に誘って一緒に座るようにもなりました。周りの子を思いやるということは少し難しく、それを生活のいろいろな場面で考えることはなかなか出来ることではないと感じています。それでも自分で考えて場所や順番を譲ることができる、気がつけるようになってきていることに成長を感じました。

「待ってるから急がなくていいよ。」階段を降りる二歳児に声をかけている年長児がいました。一緒に過ごす時間が多くなったことで自分とは違うことや、出来ないことにもにも気が付けるようになってきているのだと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 公園に出かけるときには自分たちで並び方を考えて、年下の子だけが並ばないようにしたり、ゆっくり歩いたりできるようになってきています。

(宇都宮 美代子)






むつみ乳児保育園の2023年11月の様子

乳児
秋の発見

 園庭の木々もすっかり衣替えを終え、冬が来るのをじっと待っているようです。気温が低くなり朝晩だけでなく昼間も寒いと感じるようになってきましたが、子どもたちは室内でも園庭でも元気よく活動しています。

 園庭に出ると足早に奥の小山や丸太のある場所まで行き、小山に登ると「やっほー」と声を出します。夏以降からテラス前や砂場で遊んでいた子も、這い這いや歩いて自分から離れて遊ぶことが増えました。またずり這いの子も、どんどんシートから出て草の上に落ちた葉っぱをつかもうとしています。葉っぱや虫を見つけると大きな声で「あーっ」と指をさし教えてくれます。「○○だね」と言うと、もう一度見つけたものを見て名前を覚えて確かめているような様子もあります。

 

 私が落ち葉を両手ですくい上に投げると、すぐ真似をして両手を大きく開き落ち葉を集めて前に投げる子もいます。何度も何度も繰り返すとすくい上げる葉っぱの量も増えてきました。手で触れた時、カサカサと鳴る葉っぱの音に気いた子がクシャクシャにしたり、足で踏んでみたりと何度も繰り返していました。音の違いに気づいているようでした。春や夏には感じることのできない秋ならではの発見や体験を楽しんでいるようです。

 季節の温度や植物の感触を子どもたちと共有できることで、今まで見ることのなかった新しい驚いた表情や初めてを経験した表情に出会うことが私たちの喜びでもあります。一日一日の小さな変化に気づける毎日にしたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 指さしや単語で伝えようとしていることに、職員が「○○だね」「○○あったね」と代弁することで物の名前や気持ちの共有をすることができました。

  • 器具を使用して食べようとする子には、持ち方を伝えたり、見本を見せることで意欲的に器具を使って食事をすることに繋がりました。

(岡本 亜優真)

 
一歳児
ここにもあったよ

 園庭の木々が色付き、季節が一気に変わってきました。そんな中、天気のいい日は園外へ散歩に出かけました。 靴下と靴を履き、帽子を被ると「いってきまーす」と園舎に大きく手を振り、仁坂公園を目指して出発します。風で下に落ちていく葉っぱや、車道を走る大型トラックなど周りのものに興味津々でした。仁坂公園が見えてくると「あ、見えてきたよ」と嬉しそうに教えてくれます。その声音からも子どもたちがわくわくしていることが伝わってきました。

 公園では滑り台や回転遊具、固定遊具で遊び始めます。「じゅんばんこ」「おさないよ」と遊ぶ前に伝えた約束を子どもたちもお互いに伝え合いながら遊んでいました。遊具だけでなく公園の中を走っている子もいました。『少し休憩』と言うように立ち止まると目の前にイチョウの木があることに気が付きました。鮮やかな黄色の葉に目を奪われ、落ちてきた葉を拾っては大事そうに持って見せてくれます。

 

 ふと周りを見てみると、赤や茶色などたくさんの落ち葉があることに気が付きました。そこからは「これも、これも」と両手いっぱいになるまで落ち葉集めが始まりました。「みてみて」と発見を他の子にも伝えては「きれいだね」と喜び合っていました。木々の色の変化にも気が付き自然にたくさん触れながら園外でも身体を動かして遊んでいます。

 季節の変化に気が付けるのは、私たちよりも子どもたちの方が上手です。子どもたちと身の回りの変化も楽しみながらこれからも過ごしていこうと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 「できた」「みつけた」などその時の子どもたちの気持ちに寄り添いながら過ごしました。

  • 自分でできることが増えてきたので、自分でやろうとしている時は、無理に手を出さず、見守ることを大切にしました。

(高橋 麻衣)






2023年12月の子どもたちに人気の乳児食レシピ


紅葉ピラフ
 

■材料(子ども約1人分):

ご飯:80g
とりもも肉:10.g小さくぶつ切り
人参:10g 角切り
コーン:5g
玉ねぎ:10g 角切り
しめじ:10g
マッシュルーム:5g(スライス)
油:小さじ2
塩:ひとつまみ
醤油:小さじ半分
パセリ粉:少々

 

【作り方】

①フライパンに油を熱して、鶏肉、人参、しめじ、マッシュルーム、玉ねぎ、を炒めます。
②塩を加えてしんなりしてきたら醤油を回し入れご飯と混ぜます。
③パセリ粉を混ぜてできあがりです。

 

 

スペシャルランチ【七五三 「めでたい!」スペシャル】

 今回は七五三お祝いスペシャルでした。七五三は子どもが3歳、5歳、7歳になった成長を氏神様やご先祖様に報告、感謝、祈願をする奉告祭です。お馴染みの千歳飴は「千年」「長い年月」と言う意味があり細長い見た目からも長寿の願いが込められています。

 「めでたい!」の鯛を赤飯で表現しました。鯛の中には肉団子が入っていました。「これ何に見える?」「おさかな!」と分かった子、「・・・」黙ってじーっと見ている子。さまざまでした。食べ始めてからしばらくするとあちらこちらから「おかわり」の声をもらい、沢山おかわりをして食べました。食べる姿を見ていると日々の成長を感じています。






2023年12月の子どもたちに人気のレシピ

蓮根カツサンド

 

材 料(約3個分)

生揚げ:一丁 中に切れ目を入れる 

蓮根:半月3枚
片栗粉:小さじ1
油:大さじ1
醤油:小さじ1
みりん:小さじ1

★パン粉 大さじ2・油 小さじ2・ソース小さじ2

 

【作り方】

①フライパンに油大さじ1を入れ片栗粉にまぶした蓮根を焼きます。両面焼きます。
②①が両面焼けたら醤油とみりんで味を付けます。フライパンから取り出します。
③真ん中に切れ目を入れた厚揚げに②の蓮根を挟みます。
④★をすり込みながら混ぜます。
⑤③にかけてオーブン200℃10分でカリッと焼き上げます。
※サラダなどを添えてお召し上がりください。

 

 

スペシャルランチ【七五三「めでたい!」スペシャル、おやつ 千歳飴風きな粉バー】

 11月のスペシャルランチは11月15日の七五三のお祝いとして、「めでたい!」ドーンと鯛の姿焼きを作りました。なんと鯛のお腹からは”おみくじだんご”が出てきます。

★があたると大吉!その他、蓮根、ごぼう、サツマイモなど星以外は全部中吉です。先生たちも子どもたちも一緒におみくじだんごでランチルームは大盛り上がりでした。

 ここまで元気に育ってくれた子どもたちに感謝とこれからの健やかな成長を祈ります。






むつみプラスone【12月】

 こども達にとっては、待望の雪がやってきました。私達大人には、猛暑の夏が恋しく思い出される季節に一気に変わりました。

 送迎で園にお越しくださっている保護者の皆様はお気づきになられたでしょうか?こども園では、玄関と正面事務室の上の壁面、乳児保育園では玄関の階段を上がった掲示板に次のような張り紙があります。

『私達は子ども達を信頼します。私達は子どもたちに任せます。私達は子ども達を待ちます。私達は子ども達を支えます。』【MUTSUMI RULE 園是四訓】

 私どもが日々、教育保育活動を実践するうえで、ずーっと大切にしてきていることを皆さんに知っていただき、私どもが忙しさや天候や他者のせいにしてついつい怠りがちになってしまうことを避けるために敢えて掲示いたしました。

 私どもの職員は、他園の職員の皆さんに比較しても決して劣ることなく平均値以上の考えを持ち教育保育を行っていると思います。(手前味噌で申し訳ありませんが、これは、毎月、保護者の皆様にご協力いただき、研修を行えているので、日々の実践だけではなく、その裏付けとなる基本を学ぶ事が出来ているからです。)

 ですから、子どもたちを大人の思い通りにコントロールし、ある一定のところまで到達させて卒園させることはそんなに難しいことではありません。しかし、以前からたびたびお知らせしておりましたが、今の子ども達が成人し、社会に出たときには、不確実で先行きが見えない不安定な時代になっていることが予想されています。

 そんな時に間違いなく生き抜ける子ども達を育てることが私どもの責任と考えています。どんなに不確実な時代であっても自分を見失うことなく自分の考えを持ち続けることのできる大人にどの子もなってほしいと思っています。

 全てのことを親や保育者(教師)が決め、「あなたのためだから」と言って指示、命令し意見を聞くふりをしながら大人の思い通りの方向に子どもをコントロールする。 特に乳幼児期や学童期にこれを行うことは、簡単にでき、大人にとって安全、安心なことなので、やってしまいがちです。実際、多くの就学前施設(幼稚園・保育園・こども園等)や学校で見受けられます。

 今、私どものできることを考えたときにいわゆる小学校に入学しても困らない、お勉強のできる脳を育てることではなく、自分で考え、選択でき、それが間違えていた時には「ごめんなさい。」が言え、自分だけではできそうにないと思ったら仲間を作り、手伝ってもらったら「ありがとう!」と言え、互いに教えあい協働しあえる子ども(大人)を育てるために上記の【MUTSUMI RULE 園是四訓】があります。

 最近、年長児たちにこの気持ちが芽生え始めていることを感じています。

 ご家庭でもまずは子どもに選ばせ、待ってあげることから始めてみませんか。

 子ども達の未来にとって最高のプレゼント、最高のご家族になると思います。 

(さらに…)






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