むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみこども園の2023年9月の様子

年長児
協力と思いやり

 毎日の給食後『おやつのときにみんなが綺麗な場所で食べられるように』と、ランチルームの掃除をします。最近は四月とは違う姿が見られるようになりました。

 時間が近づくと「みんな掃除に行こう」「まだ来てない人呼んでくる」と、子どもたち同士で声をかけてランチルームに向かいます。掃除中には、「あと椅子が〇個ほしいよ」「ここに椅子が足りない」とまわりの子に伝え、みんなでやろう、という意識が出てきました。数の計算、配置など自分たちで考えたり、協力したりして行えるようにもなってきました。「みんなでやると早く終わるね」「きれいになるね」と、嬉しい声も聞こえてくるようになりました。

 

 また、ある日の夕方のことです。「先生、〇〇さんが困ってるよ」と知らせてくれた子がいました。行ってみると部屋の隅で年長児が二人、何か話し合いをしているようでした。『どうしたのかな』と私が様子を見ていると、知らせてくれた子が二人のそばに行き、「〇〇さん、どうしたの」と話を聞きはじめました。話を聞いた後で「それは~したらいいんじゃない?」と、自分のアイデアを話していました。二人はその意見を取り入れて、三人での話し合いに発展しました。残念ながら私の出番はありませんでした。

 自然に周りの子の困難に気づき、一緒に解決方法を考える。そんな行動が増えてきたことに成長を感じた瞬間でした。セカンドステップを通し、仲間を思いやる行動や考えたことも生かされているなと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 活動の準備物を自分で確認するようにしてきたことで、足りないものを自分で把握し、準備しようとする子が増えてきました。

(佐々木 理乃)

 
年中児
やりたいこといっぱい

 暑い暑い夏と、こんなに長い間プール遊びを楽しんだことが今まであったでしょうか。そんな中、9月の探検隊はどこに行こうかと考えました。暑さのため8月は小さな発見隊を楽しんだ経緯もあり、みんなで9月の探検隊をとても楽しみにしていました。

 運動会の予行練習の帰りのねこバスの中で子どもたちは探検隊のことで盛り上がりを見せていました。「次はさ、ふるさと村だよね」「うん、それがいいよ」意見が一致した子どもたちは私に「せんせい、次の探検隊、ふるさと村に行きたい」と大きな声で言いました。「どうして行きたいの?」「だってさ、久しぶりじゃん。年中になったからスピードで着くかもよ」「そうそう。行ってみよう」どんどん気持ちが盛り上がって来た子どもたちに私は「そっか、じゃあ園長先生に相談してみるから少し待っててね」と伝えました。

 

 その日の昼食を食べ昼寝の準備をしていると子どもたちが私のところに来て嬉しそうに、「先生、園長先生ね、『ふるさと村に行って来ていいよ』って言ってたよ」「え?もう話してきたの?」「うん。さっき園長先生のところに行ってきた。ふるさと村で決まりだね」子ども達の期待はマックスでした。ところが、いろいろな事情により9月の探検隊は中止になってしまいました。が、子どもたちの行きたい気持ちと行動力に、私は驚くとともに成長を感じて嬉しくなりました。 自分の考えを話したり自分たちの好きなことを楽しめるようになった年中児と、これからの活動を一緒に考え活動することを楽しみたいと思っています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • プール遊びを思い切り楽しみました。水に潜ること、みんなで一緒にバタ足をするなどできることも増えました。着替えや準備、片付けも楽しみながらできました。

(宇都宮 美代子)

 
年少児
手遊びからの育ち・広がり

 みんなが最近お気に入りの手遊びで、繰り返し楽しんでいる「イワシのひらき」と「カレーライス」の子どもたちの様子を紹介します。

 

 遊びについて話し合いをする前や活動の合間に手遊びをします。子どもたちは気に入ったうたがあると、「今日も〇〇したい」と自分たちから提案します。「イワシのひらき」にはイワシ、ニシン、サンマ、シャケ、クジラが出てきます。魚の頭文字に合わせて、指が一本、二本…と増えていきます。初めは指の三や四が難しく「どうやるんだっけ?」という表情で確かめながら懸命に指を動かそうとしていました。しかし指を一本ずつ分けて使うのが難しく、三と四が一緒に動くことが続いていました。リズム体操やはいはい運動、指先を使う遊びを繰り返すことで指を一本ずつ分けて使えるようになってきました。最近は、「ねぇ、こう?」と自信満々に指を出して見せてくれるようになりました。全身運動や手遊びが指先の発達に繋がっています。

 「カレーライス」ではニンジン、タマネギ、ジャガイモ、豚肉の具材を鍋で煮込み、カレールー、塩、コショウで味を調えたらできあがりです。そして最後にみんなで「いただきまーす」と言って食べます。最近は、個性的なカレーを作るのがブームのようです。たくさんコショウをかけて激辛カレーを作る子、「こーんなにおっきいのできた」と大盛りカレーを作る子、頬に手を当てて「甘くて美味しい」と絶賛する甘口カレーを作る子などなど、一つの手遊びから子どもたち一人ひとり違うイメージが広がり、個性的な発想と想像力の広がりに面白さを感じました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 裏返しにならないような脱ぎ方を確認したり、畳んで洗濯袋に入れられるような言葉かけをしてきたことで、職員と一緒に進められるようになってきています。
  •  

(和賀 和香菜)

 
二歳児
シャボン玉できたよ

 じりじりと焼きつける夏の日差しが少しだけやわらぎ、過ごしやすくなってきました。水遊びをたくさん楽しみました。

 水遊びのプールはもちろん、泡で洗濯や洗い物をしたり、色水でジュース屋さんに見立てて遊んだりと子どもたちの発想や想像力は日に日に膨らんでいます。「これは〇〇だよ」「〇〇みたいだね」の子どもたちの言葉やつぶやき、行動に私たちも驚かされる毎日です。

 

 そんなある日、テーブルの上にシャボン液とトイレットペーパーの芯があることに気づくと「シャボン玉やりたい」と集まってきました。シャボン液をつけて勢いよく息を吹きかけた子どもたちですが、「できない」「シャボン玉どうやるの?」となかなか苦戦していました。すると、近くで見ていた年少児が「やさしくふーってやるんだよ」と教えてくれました。「こうかな?」と先ほどより優しく吹いたり、「ふー」と声に出しながら息を吹いたりしていました。何回か繰り返して挑戦しているうちにシャボン玉が飛びました。「シャボン玉とんだよ」「一人でできた」と大喜びでした。その喜びが一段落すると、まだシャボン玉ができていない子に「こうやってやるんだよ」と優しく吹くところをやって見せて教えていました。また、自分たちの新しい発見を教えあいながら「できたね」「よかったね」と子どもたち同士で一緒に喜びを分かち合っている姿も見られました。

 今回のような子どもたちの新しい発見や気づきを一緒に喜び合い、さらに教えあう事でその輪が広がり、『一緒喜べる経験ができるような遊びをしたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 衣服の汚れに気づき、自分のロッカーから衣服を出し着がえる、使用したロッカーをきちんとしまう事に気づき、一人でできるようになってきました。

(高橋 彩夏)






むつみ乳児保育園の2023年9月の様子

乳児
食欲の秋 全開!

 過ごしやすい気候になってきて、子どもたちの食欲も増してきました。午前中たくさん身体を動かして遊び室内に戻ってくると、給食室から給食担当が台車を押して出てくるのを待っています。給食担当が出てくると、ご飯を食べることが分かり自ら水道に向かい手洗いをしようとします。準備が出来ると椅子に座り手を挙げたり、「あー」と声を出したりして早く食べたいことをアピールしています。

 

 園の給食は一口よりも大きく硬めに調理した『がぶり食材』を提供しています。以前は大きい食材に戸惑っている子も多かったですが、大きな口を開けてがぶりと噛みきって食べられる子が増えてきています。立派な歯形をつけ、自分で食べている姿はたくましいです。まだ手掴みで食べる子も多いですが、フォークで刺して食べたり、スプーンに山盛りにすくったヨーグルトをさらに大きい口を開けて食べたりとフォークやスプーンを使おうとする子もいます。

 誕生日を迎える前の子どもたちも食べることが大好きで、前のめりになりながら意欲的に食べています。スプーンで食器の中の食材をつついたり、カップに口を付けて飲んだりと出来ることも増えてきていて、一歳を迎えみんなと一緒に食べるのを心待ちにしています。ミルクを飲んでいる子も哺乳瓶に手を添えて自分の方に引き寄せて飲む様子や、力強い目線からも飲みたい気持ちが伝わってきます。

 今後もたくさん身体を動かして、たくさん食べてどんどん成長する子どもたちを見守っていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • ズボンの上げ下げや帽子の着脱など、一緒に行ったことで自分でやろうとすることに繋がりました。
  • 他の子に興味が出てきて、近づいたり触ったりして関わろうとするようになりました。

(小田島 千鶴)

 
一歳児
アーティスト誕生!

 乳児保育園で過ごす中で子どもたちは全身を使って、いろいろなことを感じながら遊んでいます。八月に引き続き、気温が高い日は水遊びをしました。跳ねてくる水に「つめたいね」「きもちいいね」と口にしながら遊びます。 ある日絵の具を準備しました。子どもたちが好きな歌にも登場する赤、青、黄色、緑、そして白い絵の具です。初めは遠巻きに見ていた子どもたちですが、少しずつ近づき、チョンと指先で触れてみました。少しひんやりとしていて、柔らかい感触には驚いたようでしたが、回数を重ねるごとに触れ方はダイナミックになっていきました。手の平いっぱいに絵の具を塗り広げ、テーブルに手形をつけてみたり、ぐるぐると手を動かしてお絵描きをしたり、自分の身体に触ってみるとそこにも絵の具が付くことにも気が付きました。

 

 遊びの中で、手の平の赤とテーブルの黄色が混ざると違う色が生まれることに気が付いた子がいました。「あれ?みて」と不思議そうに指さした場所はオレンジ色になっていて「こっちとちがうね、なんでだろう」と考えていました。そこから色を混ぜ合わせる遊びが始まりました。赤と黄色を混ぜるとオレンジに、赤と白を混ぜるとピンクに、全部混ぜてみると…?絵の具で遊んでいる時の子どもたちの目は『これからどうなるんだろう』と好奇心に満ちていました。その気持ちと同じようにテーブルにも絵の具が広がっていきました。子どもたちにとってはどんな遊びも不思議で興味深いものばかりです。私たちも子どもたちと同じように、発見した時のわくわくした気持ちを忘れずに一緒に経験を重ねていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 『できた』だけでなく『上手くできない』の気持ちも受け止め、どうやったら上手にできるのかを一緒に考えながら遊びや着替えなどを行いました。

(高橋 麻衣)






2023年10月の子どもたちに人気の乳児食レシピ


しっとりキャロットケーキ
 

■材料(10個分):

人参:100g
豆乳:50g
小麦粉:70g
油:7g
全粒粉:50g
レーズン:5g
ベーキングパウダー:5g  
りんごジュース:50g

 

【作り方】

① 人参をカッターにかけます。
② ボウルにカッターにかけた人参を入れ、小麦粉、全粒粉、ベーキングパウダー、りんごジュース、油、レーズンを混ぜます。
③ 型にクッキングシートを敷き、その中に②を流し入れます。
④ オーブン160℃で15分ほど焼きます。
⑤ 竹串を刺してみて生地がつかなければ出来上がりです。
食べやすいサイズに切ってお召し上がりください。

 

スペシャルランチ【十五夜スペシャル】

・だんごおにぎり
・お月見コロッケ
・秋の花風サラダ
・すんだ夜空のお吸い物
・ぶどう

 

9月のスペシャルランチは、十五夜お月見スペシャルでした。すすきを飾りさつまいも、里芋、お団子をお供えしました。すすきを指さす子、また、お月さまのイラストを貼ると気が付いた子たちが「お月さま!」と言ってにぎやかになったテーブルも。大きな口をあけてまんまるおにぎりをガブリ。おかわりもたくさんしました。今年の中秋の名月は
929日でしたが、お月さま、見れたかな・・・!?






2023年10月の子どもたちに人気のレシピ

はみだしワンパク餃子

 

材 料(子ども約1人分)

豚ひき肉:30g
もやし:10g
ぶなしめじ:3g
なす:5g(1㎝角切り)
キャベツ:10g(ザク切り)
生姜:0.4g(すりおろし)
にんにく:0.1g(すりおろし)
ごま油:0.5g
醬油:1g
みりん:1g
片栗粉:1g
餃子の皮:1枚

 

【作り方】

①餃子の皮以外の材料全て混ぜ合わせます。
②餃子の皮からはみだして包みます。
③フライパンに餃子を入れ、水を少々入れて蓋をし、中火で5分~7分、蓋をとり2分焼きます。
※野菜がたっぷり入っていますが子どもたちはガブリと食べています。ご家庭でもぜひ作ってみてください!

 

スペシャルランチ【十五夜スペシャル】

 十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。
 平安貴族が中国の風雅な観月を取り入れ、のちに庶民に広がると、秋の収穫物を供えて実りに感謝をする行事となりました。十五夜は芋類の収穫祝いを兼ねているので、別名「芋名月」といい、里芋やさつま芋を供えます。今年は9月29日が中秋の名月の日です。

 スペシャルランチの日はランチルームに大きな月を壁に貼り、だんごや芋を備えて、みんなでお月見をしました。お月見に備えただんごを見て、家でも作りたいと興味津々でした。メニューはまん丸尽くしのおにぎりやコロッケ、大きなぶどうもありました。






むつみプラスワン【ご協力ありがとうございました。】

9/16(土) 職員研修会を開始しようとしたら体調不良の職員が、複数出ました。

 すぐに病院受診してもらったところコロナの陽性反応ということでした。

 その週の初めに家族から子どもが感染し欠席者が数名出ていたので気をつけていたのですが、乳児保育園は、どうしても密な接触が避けられないため感染が広まってしまったものと考えられます。体調不良者は、全員、乳児保育園の職員だったため急遽対応策を考え、保護者の皆様にお願いメールを発信いたしました。

 最終的に乳児保育園の半数以上の職員が感染してしまい、十分満足のいく保育ができない状況が予想されましたが、休園は避けたかったので可能な限りの登園自粛をお願いいたしました。その結果、乳児保育園では大半のご家庭で、こども園でも半数のご家庭が登園自粛にご協力くださいました。おかげさまで、職員も余裕をもって療養し復帰することができ、9/25からは通常保育ができました。ありがとうございました。

(さらに…)






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