むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみプラスワン【2023年7月】

 夏至も過ぎ、夏の暑さがもうやってきました。

 子ども達は、毎日、シャワーを浴びたかのように汗だくで元気に遊びまくっています。泥んこ遊びも大好きで、靴を洗っても帰りまでは乾かなかったり、着替えも半端ないので、毎日のお洗濯にご家庭の皆様にはご難儀をおかけしています。更に、私共の指導不足、注意不足で着替えた衣服を間違えて入れてしまったりと本当にご家庭にはご迷惑をおかけしています。

 子ども達が今のこの時期に思いっきり体を動かし、汗だくになって遊ぶことは、単に今を楽しんでいるだけではなく、青年期、壮年期、老年期までも健康に過ごすための基礎作りをしているのです。今この時期に汗をたくさんかくことにより能動汗腺を増やし将来の健康を確保しているのです。(汗腺の数は、子どもも大人もほぼ同数と言われています。ただ、幼児の早い時期に汗をかく習慣を身につけないと将来にわたって体温調節等、有効に機能する汗腺(能動汗腺)ができなくなると言われています。だからエアコンを使用しないということではなく、熱中症にならない程度にエアコンを使用し、汗をかいたら水分とミネラルを十分に補給するとともに着替えする等身体を清潔に保つ必要があります。私共の園では、ご承知のようにエアコンの使用は最小限にしています。また、水分補給には、自園で作っている経口補水液を使い、着替えはこまめに行っています。)

 

 来る7月8日(土)、ふるさと村ドーム劇場で私共主催で『スポーツ遊びフェステバル』を開催します。これを指導してくださるのは、安田式体育あそび研究所所長の居関達彦先生です。居関先生は、以前から私共の体育あそびをご指導くださっており、西日本では、幼児・小学生の体育あそびの指導者として有名な方です。各県の教育委員会や組織団体からの依頼で超お忙しい先生で園単独では、なかなか、お越しいただくことはできないのですが、今回は、むつみこども園が保育園創立から通算70年、乳児保育園が創立10年ということでご配慮いただき、お越しいただけることになりました。

 当日の午前は、親子、大人と子ども、幼児からシニア世代までご参加いただいた皆様が楽しめるような内容で行っていただきます。

 午後は、私共職員や、市内の小学校や幼稚園、保育園、こども園の職員の皆さんや子どもの体育あそびの指導をされている方たち向けの講習会を予定しています。各方面には、既にご案内しているのですが、どれくらいの方が参加くださるか分かりませんが、できるだけ多くの方々にご参加いただきたいと考えています。当日はこども園の皆さんは、ほぼ全員が参加していただけるようでとても嬉しく思っております。大人の皆さんも運動のできる服装でお越しください。当日の予報は晴れで気温も高めのようです。水分補給等熱中症対策等安全対策を万全に事故の無いよう細心の注意と大胆な活動で楽しみたいと思います。

 

★先日、保育室に貼ってあった屋外遊戯室の遊び方のルールを書いた紙を見ていると、年長の子ども達が「それ私たちが考えたの。」と言ってきたので、「みんなで考えてくれたの?すごいじゃない。ありがとう。」と言ったら自慢気にしていたので、「じゃ、どんなルールを決めたかみんなで教えてくれる?」と言ったら首を傾げて「私が言ったのだったらわかる。」と、自分で提案したルールを口々に言ってくれました。「分からないルールがあったら困るんじゃないの?」「言った人がみんなに言ってくれるからいいの。」「そうなんだ」

 今年の年長さんたちは、まだ話し合いの初めの段階のようです。卒園までに話し合いがどんな段階まで進化するか楽しみです。

 子ども達と話していた時に思い出したことがあります。

 「学校は、やっていいって言われたこと以外やっちゃいけないからイヤだ」と言った卒園児(男の子)がいます。「やっていけないことが多いからイヤだ」と言わないところがすごいなと思いました。学校やまじめな先生の本質を良くとらえているなと感心させられました。

 「子どものため。」と言いながら、実は、学校や先生(大人)が、自分たちの都合で自分たちの都合の良いように自分たちの都合に合わせ、管理しようとしている。それが、子ども達も先生達(大人)も当たり前のことで過剰なくらい順応している(無意識にあきらめている)のが現況のような気がします。

 そのため、子ども達のなかでも自分の意見をはっきり言ったり、自分らしい恰好をしたり、授業についていけなかったり、登校しないことを選択する子ども達を排斥しようとするグループが出てくるのも無理のないことかもしれません。(「○○はみんなと同じじゃないからだめ。」多数決という名目で意見を無視する。多数決=民主主義ではありません。「○○には似合わない。変な格好。」「○○は馬鹿じゃないの」「○○はズルい」etc.)これがエスカレートすると「いじめ」と言われ、最悪、当事者が、自殺する(しようとする)まで周りの大人はわからない。最悪のケースに至らなくても自分の中に閉じこもったり、将来に影響を残したりするケースが見られます。とても悲しいことです。

 就学前の多くの施設も学校や先生方と一緒で「こどものため」という名目で子ども達を管理しています。そのような多くの場合、先生・保育者は「警察官・裁判官」の役割をしようとしています。校長・園長は、差し詰め「裁判長」ということでしょうか?

 私共は、子ども達に対してそのような態度、問題解決は、いたしません。  勿論、命にかかわる。大けがをする。とかの場合は、有無を言わさず介入します。それ以外の場合は、子ども達に解決を任せます。

 上記の屋外遊戯室のルールがどうなるか。変えようとするのか?無視して遊ぶのか?これから子ども達同士、子ども達と我々大人がどのようにせめぎ合うのか楽しみに見守りたいと思います。皆様のご意見をお寄せください。

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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