むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみこども園の2024年5月の様子

にじグループ
むつみの畑をつくろう

 グループの枠を越えてむつみには、お花に興味を持つ子ども達や「たねをうえたい」という子どもたちがいます。そんなある日、「畑をつくりたい」という願いを持っていると、話してくれたご家族がありました。そこのお家から自宅にある数種類の種と、植え方のアドバイスも一緒にいただきました。早速グループのみんなに話すと「よし、みんなで畑を作ってみよう」ということになりました。

 園庭の土は粘土質で畑には向かないことはここが園庭になった時から知っていました。が、数年前に畑の土をいただいたことがあるここならどうかなと園長先生達と相談して畑にする場所が決まりました。さらに、畑を作るための道具もありません。それも交渉して準備してもらいました。

 

 最初は、草だらけの土を耕すところから始めました。家で畑をしている職員にも手伝ってもらい、初めて鍬を手にして「重い。難しい。でもやってみたい」ということで、一人では持つのがやっとの鍬を職員と一緒に使ってみました。年長児の姿を見て一人、二人と年中児や年少児も見に来ました。「こうやってウネを作るんだよ。」と種を植える場所の盛り上がった所の名前も教えてもらいました。次の日は大雨で、待ちに待った種植えは来週に持ち越しになりました。

 その週開けは、晴天です。色々なきれいな色の種がありました。そこで、何が出てきたかわかるように種の種類ごとに名前の札を立てて植えることにしました。菊地さんからじゃがいもの種芋を植えた時に「土を優しくかけるんだよ」と、教えていただいたことを思い出した子がいて、そのことをみんなに教えてくれました。そのこともあり「大きくなってください」と願いを込めて土をかけていました。完成した畑をワクワクした気持ちと、やっと畑ができたと嬉しい気持ちで眺めていました。

 その後は「お水もあげないと」や「今日は雨だけど大丈夫かな?」など自分たちが植えた種のことを思う気持ちが伝わってくる言葉が増えてきました。どんな野菜の芽が出てくるのか、いつ出てくるのか一日千秋の思いでみんなで大事に育てていきたいと思います。

 次回の畑プロジェクトもお楽しみに。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • どのグループも、年長児の子どもたちが年下の子どもたちと関わる時に強く言ってしまうことが多く、子どもたちと話し合いをしました。「強く言われたらいやだ」「もっと優しく言ってほしい」等意見が出て、自分がされて嬉しいことをみんなでしようということを確認しました。

  • つい、きつかったり、いやな気持になる言葉を使ってしまうけれど、みんなのこころが優しくなれる言葉かけが、嬉しいことに子ども達自身が気づき、みんなで気をつけていこうと話をしました。

(松井 空子)

 
ほしグループ
応援が力に

 おやつ後は、グループごとに分かれて、各部屋の掃除タイムです。ここで活躍してくれるのが年中児の雑巾当番です。「雑巾持ってくるね」と当番になった子たちが中心になって、バケツを取りに行き「雑巾きたよ」の声が聞こえると子どもたち同士で声を掛けあって掃除が始まります。四月当初は「何が始まるの?」と二歳児や年少児は、年長児や年中児が雑巾を絞ったり雑巾がけをしたりする姿を見ていました。そのうち「こうやってやるんだよ」と教えてもらったことで、「やってみよう」という気持ちが出てきています。

 

 掃除の場所は毎週変わります。二階・ゲームコーナー・以上児室の三グループに分かれますが、今回は二階の部屋の掃除をした日のことです。一番拭く距離が長く、子どもたち(雑巾がけが上手になった子)には人気の場所です。掃除が始まり、端から端まで拭き終えた子が、二歳児の一人が部屋の半分ほどまで雑巾がけをしている姿に気付きました。「〇〇ちゃん頑張れ」とかけた声がまわりの年中児・年長児に広がり「あともう少しだよ」と応援し始めました。声援を受け、一歩一歩、力強さが増して進んでいきます。そして、そのまま止まらず壁際まで拭ききっていました。まわりで見守っていた子からも「〇〇ちゃん、すごい」と声があがり、その二歳児の子は達成感と喜びにあふれていました。仲間の応援によって引き出される力はすごいなと感じました。

 子どもたちの中で、頑張っている子を励ましたり、その子のいいところに気付いて認めたりする気持ちが育ってきていることを感ます。素敵なほしグループの一コマでした。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 活動の話し合いや振り返りをする中で、自分の考えたこと、感じたことをみんなの前で話そうとする子が増えてきました。

(佐々木 理乃)

 
つきグループ
「チーズ出てきた」

 年中児の子どもたちが、園庭の砂場でスコップを握り砂場掘りが始まりました。一人の子が、渾身の力を込めてグイッと手首を返しながら掘っていると、土の中にねっとりとした白い土があることに気が付きました。「何か出てきた」との声に、そこを掘っていた子たちがスコップに注目しました。注目している中でスコップについた土を削ってみると、その土がパラパラと剥がれ落ちました。一瞬言葉をなくした子達でしたが、すぐ「先生、チーズ出てきた」と興奮しながら知らせてくれました。さっきからその様子をこっそり見ていた私は『なんか、楽しくなってきたぞ』と思いながら「本当だ。チーズだね」と言いながら、一緒に『チーズ』集めに参加することになりました。

 

 スコップの先を使って削っていくうちに、チーズがたくさん集まりました。その様子に気が付いた二歳児の子ども達もやってきて傍にぴったりとしゃがみ、じーっと手元をのぞき込みます。夢中になっていた年中児達が、二歳児の子達に気づき「○○ちゃんもやってみる?」と声をかけてくれました。二歳児の子が「うん」と嬉しそうに頷くと、一緒にチーズ堀りが始まりました。年中児の子が「ここ掘ってごらん」と指を差して一緒に掘ってみます。黙々と掘り進めると白い土が見えました。「ほら、チーズ出てきた」と年中児の子が話すと「本当だ、チーズだ」と二歳児の子も夢中になっています。そんな様子を見て年中児の子もニコニコと微笑んでいました。

 グループの中で、自然に出てくる教えたり教えられたりする関係性の中で、年中児や年中児は二歳児の居場所を作ってあげていると感じました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 手洗い・うがいをする場所ややり方を一緒に確認しながら進めてきたことで、自分から取り組む子が増えてきています。

(和賀 和香菜)






むつみ乳児保育園の2024年5月の様子

乳児
室内遊びでの発見

 五月に入り、気温が高くなったり低くなったりする日が続きましたが、子どもたちは元気いっぱい遊んでいます。

 室内でも自然を感じられる活動をしました。それは、染めものに挑戦したことです。子どもたちと園庭から摘んできた草(よもぎ)を部屋に持ってきて、一緒に十分触って揉みました。それをペットボトルに水と一緒に入れてよもぎの染め液を準備すると、不思議そうに顔を近付けました。最初は『何だろう?』と見つめているだけでしたが実際に触ってみると中に入れたよもぎや水が動く様子に不思議な感覚を感じたようでした。さらに、布を入れて振ってみると「あー」や「うー」、「んー」と元気に声を出しながら私たちの真似をしてペットボトルを上下に振ったり転がしたりします。一人が振ると他かの子もやりたそうにじーっと見ています。中の水や布がそれに合わせて動く様子を見たり音を聞いたりしているようでした。順番に渡すと嬉しそうに動かします。染めた布がどんな色に染まるのか、いまから楽しみです。

 

 他には、段ボールで作った手作りぽっとん落としを準備しました。ペットボトルのキャップを繋げて作ったコマを指全体で握って穴を狙います。入れることができると嬉しそうに笑います。「あー」や「うー」と声を出して私たちにその時の気持ちを表現してくれるようになりました。まだ指先を使った遊びは難しいですが、徐々につまむ遊びも取り入れていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 食事や排泄、睡眠時には、一対一の関わりを大切にしました。

  • 天気のいい日には、園庭に出て外気欲をして過ごしました。園庭で芝の上を思いっきりはいはいをしたり、歩いたりしながら探検を楽しんでいます。

(菊地 凜南)

 
一歳児
雨の日の園庭

 気温が高くなったかと思うと急に低くなり、暑くなったり肌寒くなったりと日によっていろんな顔を見せています。子どもたちは晴れの日でも雨の日でも元気に園庭で活動しています。

  初めてカッパを着て園庭に出た子どもたちは、思い思いの場所に移動し遊び始めます。最初は少し身動きが取りづらそうでしたが、少しすると慣れたようで園庭内を走りまわります。ひとりの子が水たまりに気づいてそこに入り、水しぶきを上げて遊び始めるとすぐに二人、三人と増えていきます。水たまりの周りまで水しぶきが上がるくらい激しい遊び方です。子どもたち同士の歓声や、笑い声、足踏みしたことで聞こえてくる水の音が、『最高』と感じている子どもたちの気持ちを共有していることが伝わります。

 

 別の場所では、軒下に行くと雨だれのしずくがたまたま頭に落ちてくることが面白かったのかそのままそこに立ち止まり、雨だれに打たれている子を見つけました。そこでじっとたたずんでいる子に声をかけたくなりましたが、発見を邪魔してはいけないと思いなおしそっと見守りました。雨の日にしかできない発見をした子どもたちが、見つけたものや感じたものを私達は大事にしたいと思いました。

 日々の活動の中で、子どもたち同士で関わる際に私たちが代弁しながら仲介することが多いのですが、子どもたち同士で相手の表情を見たり、しぐさで表現したり、さらには単語を使いながら自分たちで関わろうとする姿が見られるようになりました。相手の子を意識した関わりが増えてきているようです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温に応じて衣服を変えたり、水分補給をしながら活動をしました。

  • 天気のいい日は、園庭、支援学校、園周辺に散歩に出かけたことで、たくさん身体を動かしたり、虫や季節の花に触れ様々な発見をしました。

(岡本 亜優真)






2024年6月の子どもたちに人気の乳児食レシピ


レトロな肉炒め
 

■材料(約10個分):

強力粉:180g
BP:6g
ウィンナー:5本(小口切り)
コーン:30g
玉ねぎ:50g(薄切り)
絹ごし豆腐:80g
パン粉:大さじ3
油:大さじ1
ケチャップ:適量

 

【作り方】

①オーブンを160℃に予熱します。
②パン粉と油をすり混ぜておきます。
③強力粉から絹ごしまで混ぜます。生地を10つ分に分けます。
④③の生地の上にパン粉をのせます。(たっぷり目)
⑤オーブンで15分くらい焼きます。
⑥焼けたらケチャップをかけてできあがりです。


 

 

スペシャルランチ【世界の料理『韓国』】

 5月の世界旅行は『韓国』でした。メニューはチェゴチキン風、チョレギサラダ、ニラチヂミ、豆腐のクリーミーチゲです。チーズ(植物性)を絡めたチェゴチキン風が大人気でした。ニラチヂミは上手にニラを寄せてもちもちした食感を楽しんでいました。

 5月10日にはむつみ恒例のちまきを食べました。きな粉だらけになりながら上手に笹の葉を剥いて食べていました。夏に負けない強い身体になりそうです!






2024年6月の子どもたちに人気のレシピ

よもぎマフィン

 

材 料(約10個分)

米粉:150g
ベーキングパウダー:6g
甘酒:50g
よもぎペースト:15g
油:15g
ひよこ豆:10g(みじん切り)
塩:ひとつまみ

 

【作り方】

① ひよこ豆は塩とすり混ぜておきます。
②オーブンを170℃で予熱します。
③ひよこ豆以外の材料を混ぜ合わせます。
④③をクッキングシートに乗せます。上に切ったひよこ豆を散らします。
⑤オーブンに入れて15~20分焼きます。竹串を刺してついてこなければできあがりです。

★子どもたちが園庭から、新鮮なよもぎの美味しそうな軟らかいところを摘んで袋に入れ、給食室に届けてくれました。みんなで摘んだよもぎがとっても美味しいと評判の一品です。

 

 

スペシャルランチ:世界の料理『韓国』

 5月のスペシャルランチは「韓国」でした。チェゴチキン風、チョレギサラダ、ニラチヂミ、豆腐のクリーミーチゲでした。チヂミがもちもちしていたので玄米を炊こうか迷いましたが、玄米好きのむつみの子どもたちはいつもと変わらずいっぱい食べていました。今回は韓国で、韓国と言えば辛い物を想像しますが、辛さを除いて調理すると子どもたちにも食べやすく、特にごま油をなじませて焼いて作った海苔のチョレギサラダは海苔が人気でした。

 5月10日には5がつの特別おやつ:ちまきでした。前日から作る作業を見て楽しみにしている子が多くいました。食べる時にこぶになっているタコ糸を上手にとって、笹の葉を半分むいて手が汚れないように食べる姿がさすがむつみっ子だなと思いました。笹の葉を全部剝いてべとべとになりながら一生懸命食べている子たちが来年どんな風に食べるか今から楽しみです。






むつみプラスone【2024年5月】

 新年度が始まり2ヶ月が過ぎました。寒暖の差の大きい日が、何度か続くという今まであまり経験したことのないような気候で子ども達も大人の私達も体調を崩しやすい毎日でした。そんな中、乳児保育園の子ども達もこども園の子ども達も毎日、元気に活動しています。

 乳児保育園の子ども達は、毎日、園庭に出て、彼ら彼女らは自分なりの体験や探索を楽しんいるかのようです。乳児保育園の園舎は、ご承知のように仕切りのない空間でその中に子ども達がいます。午前寝をしている子もいれば、立って歩くよりハイハイのほうが早い子、本人はサッカー選手になったつもりでボール遊びをしている子等、色々自分達なりの活動をしています。今年は、1歳児さんが多く、0歳児さんの入所が極めて少ない状況です。1歳児さんと乳児さんたちは、相互に関わっているようで関わっていないような関係を保ちながら室内外での遊びを楽しんでいます。

(さらに…)






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