

始まりました

にじグループからくもグループへグループ名が変わりました。グループ名が変わり戸惑うのではないかと心配をしていましたが、子どもたちの対応はさすがに柔軟です。すぐにグループ名を自分達のシンボルにして活動しています。いつも間違えるのは私だけで、「にじグループさん」と呼ぶと「違うよ。くもだよ」と笑顔で知らせてくれます。(覚えるまでしばらくかかりそうです)『くも』という由来を考えた年長児からその理由をきくと、『くもって色々な形があるでしょう』と答えた通り個性豊かなグループの一員として迎えてもらっています。
今年度からみんなで集まると、セカンドステップの落ち着くステップをしています。二歳児はまだセカンドステップを行っていないのですが、一緒に座り参加しています。他の子の様子を見ながら落ち着くステップをしたり、気持ちの言葉を聞いたりしながら自分の気持ちを言葉で話してくれる子が増えてきました。
ある日の帰りの時間のこと、「早く花壇見に行こう」とお母様に声をかけている子に気づきました。話を聞いてみると、毎日帰る前に花壇によって、二人でチューリップの成長を見ることを楽しみにしているとのことです。私はチューリップのことを忘れていたので、仲間に入れてもらい一緒に花壇に見に行きました。そこにはもうすぐ咲きそうなチューリップが私達を待っていました。二人は、毎日観察して写真を撮っていたと話してくれました。秋の終わりに球根を一緒に植えたことを覚えていて、花が咲くのを楽しみにしていてくれたくれたことがとても嬉しかったです。また、私たちグループの楽しみもひとつ増えました。
〔今月の保育の評価・反省〕
4月は雨天が多く、園庭や散歩に行く回数が少なかったので、5月はたくさん歩きたいと思います。
(宇都宮 美代子)

うみグループスタート!

新しく八名の二歳児が仲間入りし、『うみグループ』がスタートしました。年少児、年中児、年長児はひとつ大きくなった喜びで、とても張り切っていました。二歳児は兄弟がいる子が多く、困った時に助けてくれる人がいるという安心感が感じられました。また、二歳児は好奇心が強く、グループの中に入っても、他の年齢の子たちに負けることなく、いろいろなことに興味を持っていました。
グループのみんなでこども園の探検をした時です。最初は年中児や年長児と手を繋ぎ、探検していたのですが、何か気になるもの、興味があるものを見つけると『あれは何だろう』と目を輝かせて指をさし、知らせてくれます。それに気付くと、年長児が「ここは○○だよ」「これはこうやってね…」と部屋の名前や玩具の遊び方を教えてくれていました。私たちが話をすることもありましたが、自分の側にいる二歳児の小さな呟きを聞き逃さず、そっと答えてくれるのは年長児の優しさが伝わる素敵なところです。そんな年長児の姿を見て、年中児や年少児も自分たちなりに二歳児のお手伝いをしてくれたり、自分の知っていることを教えようとしたりする姿が見られます。
遊びの中でも、以上児の遊びの中に二歳児が入って一緒に遊ぶということが多く見られます。自分たちの遊びを楽しみつつ、その中に二歳児を巻き込んで楽しんでいます。今まで楽しんできた外遊びに加えて、ドレスを着てのなりきりごっこ、レゴブロックやラキューを使っての物作りが始まっています。
自分の『楽しい』をみんなに発信して、たくさんのむつみステージを開催していきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
毎朝グループで集まり、お互いに話をする、聞く時間を作りました。自分のグループを覚えたり、自分の気持ちを伝えることができるようになってきました。
(山内 麻知子)

みんなでやれば楽しいね

新年度が始まってあっという間に一ヶ月が経とうとしています。初めての場所や生活で不安な気持ちの二歳児を気にかけて、同じグループの以上児の子が「こっちだよ」「ながれぼしグループは今○○しているよ」など、優しく声をかけてあげる姿が毎日のように見られます。
そんなある日活動の話し合いをしていると「しっぽ取りがしたい」と、意見がまとまったのでみんなでしっぽ取りゲームをしました。紐の先に洗濯ばさみが付いたものを、しっぽに見立ててズボンの後ろに付けます。「やりたい」とまだルールがわからない二歳児もしっぽを付けてやる気満々です。すると年長児や年中児の子が「走って逃げるんだよ」「このしっぽ取られないように注意ね」と声をかけてルールを教えてあげていました。
「よーいどん」の声に合わせて走り出し、おにに掴まらないように逃げます。しっぽが取られて、どうしたらいいか困っている二歳児や年少児を見つけると「こっちだよ」「次頑張ろうね」と背中をとんとんと優しくタッチして励ましてあげる姿も見られました。その後も何回か繰り返して行なったので、ルールをすっかり覚えて「楽しかったね」「またやろうよ」とみんなで大いに盛り上がりました。分からないことがあったり困っている時に声をかけるのはもちろんですが、年下の子を思いやったり、励ましたりする年中児や年長児がいてくれたからこそ二歳児も安心できたようです。
少しずつ生活に慣れてきて、グループ活動でも自分がやりたい遊びや好きなことを話すことができるようになってきました。自分の『好き』をどんどん共有できる場をこれからも作って行きたいと思います。一年間よろしくお願いします。
〔今月の保育の評価・反省〕
グループで過ごすことで、自分のグループの仲間を覚え、園庭や室内で好きなことを一緒に楽しみました。
(高橋 彩夏)