乳児保育園では先日、保育参加・参観が行われ、こども園では、4月から5月に年長児説明会、グループ別懇談会が行われました。
両園ともほぼ全ての保護者の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。ご都合がつかず、ご参加できなかった保護者の皆様も是非、一日保育体験にお越しいただきたいと思います。
たとえ兄弟が何人いてもお子さんは一人ひとり違います。又、保護者の皆様に見せる姿と私共に見せるお子さんの姿が違う場合があります。そんなお子さんの姿を共有し、お子さんにとって最善の環境を作っていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。お仕事やお勤め先の都合でなかなか難しいとは思いますが、大切なお子さんの未来のためによろしくお願いいたします。
まだ6月なのに30℃を超える真夏日、35℃を超える猛暑日を記録いたしました。
今年の夏はどんな夏になるか予想がつきませんが、子ども達の体調、地域の感染症状況等に十分配慮し、毎日の教育・保育活動を行っていきたいと思います。
毎年お知らせし、ご協力いただいている『むつみの夏の過ごし方2025』をお知らせいたしますのでご理解、ご協力をお願いいたします。
◎熱中症対策
夏になったから、暑くなったから対策をするということでは遅すぎます。
むつみの熱中症対策の第一は、暑くなる前に十分な運動、活動をして体内の血流を良くし、汗を多くかき、それに見合う水分補給と休息をとることを習慣づけることです。【暑熱順化(馴化)】
私たちの体は、体温を一定に保つために外の気温に応じて様々な働きをします。
体が快適に感じる気温には幅があり、28.5度~29度を中心に、上が31度下は27度くらい。その時の皮膚は、血管を微妙に閉じたり開いたりを繰り返して体温調節を行っています。ところが、暑くなると血管を開いただけでは、体温の調整ができなくなります。このままでは体温が上がり危険…となる前に、
体に備わった冷却システム=”汗”が作動します。
汗は、蒸発するときに熱を奪って気化しますので、その分温度を下げることができます。汗の出る汗腺は、大人も子どもも同じ数です。
汗腺には、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」があります。能動汗腺の数が多い方が、当然、体温調節機能が高いということになります。(日本人の能動汗腺数は約230万個と言われています。)
能動汗腺は、2~3歳までの間にどれくらい汗をかくかによって決まりますから、今の時期に汗を多くかくことが、能動汗腺を多く作ることになります。それは、子どもたちが将来、老年期になるまでを健康に過ごすための大きな力になると言われています。逆に汗腺が少ないと汗も出にくくなります。
その結果、体外へ熱を出せないため真夏には熱中症になりやすくなります。
暑いとエアコンに頼ってしまいがちです。エアコンによる調整は、対症療法と同じで、根本的な解決ではありません。冷房がよくきいていて汗もかかない環境は、私たち大人にとっては快適な環境ですが、子ども達にとっては、将来、後悔することになる良くない環境です。エアコンを使うなということではありません。
当園での空調は、体調の悪い場合や食事の時、午睡の時等にエアコンを限定的に使用することにしております。体調の悪い子等のため、常時、医務コーナー、休憩室は空調して外気温より5℃くらい下げています。
14年前のあの大震災が、猛暑の今、発生したらどうでしょうか?停電が3日も続いたらエアコンの生活に慣れてしまっている子ども達は、大変な状況になるでしょう。
◎水分補給
水分補給は、こまめに行います。
3歳以上児は、原則、本人が行いますが、職員が一人ひとりの状況を観察し、飲むタイミングをアドバイスをするようにしています。
乳児、1、2歳児は、職員が、一人ひとりのおしっこの状況(回数、量、おしっこの色等)を確認しながら行っています。
水分補給には、
①蛇口から直接飲みます。市の上水道の水を浄水器・活水器で浄化した飲料水が、 どの蛇口からも出ます。
②子ども達が『魔法の水』と呼んでいる園で作っている塩分、糖分、ミネラルを 含む水(経口補水液的な水)を飲みます。
◎衣服・身体の清潔
汗をかいたら着替えをします。
乳児は着替えと一緒に沐浴をしてさっぱりして気持ちがよいという感覚を養います。そのような声をかけながら着替えをします。
1・2歳児以上は、自分でできない子には、私たちが着替えさせてあげたり、一部手伝ったりして自分でできるような指導をします。
汚れたら着替える。濡れたら着替える。汗をかいたら着替える。
それが、自分も気持がよいし清潔に保つことだということを学んでいきます。 汚れたり濡れたりした物は洗濯をするということも知り、着替えた下着や洋服は、ご家族の方が洗濯してくれている物であることにも気づきます。
大人と子どもでは汗のかき方が異なるので、夏の間は特に着替えが多くなります。洗濯物が多くて毎日大変でしょうが、「今日もいっぱい汚したってことはいっぱい楽しいことがあったのね」とお考えいただき、そのような言葉をお子さんにかけてあげてください。
年齢と共に生活習慣を学んでいく大切なことですので、よろしくお願いします。 また、季節や気候によって服装が違うということも知ります。
どうぞ、色々なお話をしながらお着替えの準備等してみてください。
汗をふいて清潔に保つことも大切なことです。汗をふくハンカチは、必ず持たせてください。毎日、すごい汗なのでシャンプーもよろしくお願いします。
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)