









毎朝の活動の話し合いのとき、「運動遊びがしたい」と意見が出たときがありました。その一声に「○○がしたい」「みんなで走るのはどう?」などやりたいことで話が盛り上がっていきます。
子どもたちが『やりたい』と言っていた遊びを行う中で、一番夢中になって取り組んだのが鉄棒でした。まずは基本の動きで鉄棒を握ってくぐったり、ギューバタバタをしたり、鉄棒に足の裏をくっつけたりすることを楽しみました。基本の動きをしたあと「前回りやってみたい」と話が出ました。「いいね。やってみようよ」と早速挑戦してみます。腕で身体を支える腕支持の姿勢からゆっくり身体を前に倒します。足が離れているのが怖い子は私の足の上に乗り、足が着いた状態でできるように支えました。完全に頭が下に向くと後は足を下ろすだけです。足がマットに着くと「おお、回れた」と初めてできた子は安堵のような嬉しいような表情をしていました。一度できると「もう一回やる」とさらに張り切っていました。近くで見ていた子にもそのやる気が伝わり、『やってみようかな』と思うきっかけになっていました。
今ではできるようになったことが自信になり、他の技にも挑戦してみようとする子が増えてきています。二歳児や年少児も年中児や年長児の動きを真似したり、できることをやりながら身体を動かす楽しさを感じています。担当の『身体を動かすことが好き』という気持ちが少しずつ子どもたちにも伝わってきているのかなと感じました。これからどんなことに興味を持ち、楽しんでいけるかが楽しみです。
〔今月の保育の評価・反省〕
子どもたちの自分でやりたいという気持ちを大切にしながら補助をすることで、「できた」というときは一緒に喜んだり、応援したりの声掛けに繋がりました。
そして、次のやってみたいに挑戦する意欲が高まりました。」
(上田 彩乃)
振り返りの時間を使って、今日の楽しかったことや困ったこと等を発表し合う場を作っています。私が「今日、楽しかったことやおもしろかったことを教えてくれる人はいますか?」と聞くと、年長児や年中児を中心に「はい、はい」と手があがります。
話の中心は午前中にあった活動の中でのできごとを教えてくれる子が多いです。「虫探しが楽しかった」という話が出ると、その様子を見ていた子、一緒に虫を捕まえていた子たちから「かなへびはいなかったよね」「でも、小さいバッタとカマキリはいたね」等新たな話や付け足しの情報が入ります。 また、年齢での活動時には、それぞれの年齢での楽しかった話が出てきます。特に探検隊やにほんのこころプロジェクト歌は、他の子たちがどんなことをしているのかを知る機会にもなっています。年長児が教えてくれた『滝』の話はみんな不思議そうな、でも『楽しそう』という気持ちが、話をしている子からも、聞いている子たちからも伝わってきました。
今はまだ、話をしてくれるのは年長児と年中児が中心です。年少児や二歳児の子たちは、そんな年長児と年中児の様子を真似て、手を挙げてみたり、「たのしかったよね」と言って、気持ちに共感してくれる子もいます。
毎日グループ活動をしていますが、グループ全員の子と過ごしているわけではありません。この振り返りの時間が、他の子が今何を楽しんでいるのかを知ったり、話を聞いて子どもたちの中での『楽しそう』を見つけるきっかけにもなっています。
これからもひとりひとりの『楽しい』 を伝え合い、グループみんなの『楽しい』が広がっていってほしいなと思います。また困ったこと、嫌だったこともみんなで共有し解決していっています。
〔今月の保育の評価・反省〕
暑い日が続いてるので、こまめに水分補給を行なったことで、熱さに負けず元気に遊びました。
(山内 麻知子)
ながれぼしグループで屋外遊戯室に行きました。以上児室の大きな窓の前まで行くと、二歳児の子が「わあ」「ここ?」と嬉しそうに声をあげました。
屋外遊戯室に出ると自然に年長児と年中児の子が、二歳児の子を案内しようと屋外遊戯室ツアーに早変わりです。「こっちにおいで」「ここはね…」と案内役のガイドさん達が優しく丁寧に教えていたので、二歳児の子たちは安心してツアー終了後すぐ遊具に向かうことができました。大きな滑り台にも「見ててね」と声をかけるくらい余裕で手を振って滑ったり、吊り輪にぶら下がってみたりと、思いっきり駆け回りながら遊びました。
ひとしきり遊んだころ、登り棒を登ったり、雲梯を渡ったりする以上児の姿に気づき始めました。『どうやってやるんだろう』『自分もやってみたい』というような表情で以上児の姿にくぎ付けになっていました。
そんな二歳児の姿に気づいているのかいないのか以上児の子は、雲梯を頑張った子の手にマメ(がんばりマメと呼んでいます)があるかどうかの話題が出ていました。お互い見せ合って「すごいね、頑張ったね」「私もあるよ」とたたえあっているところが、すてきだなと思いました。お互いが刺激になってまた一段上を目指す励みになっているようです。そのうち一番長くぶら下がった人が勝ち、というルールで雲梯ぶら下がり競争も始まりました。「腕が千切れそう」と言いながらも、周りの子の姿を見てギュッと雲梯を握る手に力がこもります。『負けないぞ』という気持ちがメラメラとが燃えていました。
〔今月の保育の評価・反省〕
振り返りの中で、困ったことや分からないことを発言することが増えました。
そのことについて年上の子が教えてくれたり、みんなでどうしたらいいのか考えたりしながら解決することができました。
(佐々木 理乃)
日 | 曜日 | 乳児 | むつみ | 行事 |
1 | 金 | ● | ● | 防犯訓練 |
● | 離乳食展示 | |||
2 | 土 | |||
3 | 日 | |||
4 | 月 | |||
5 | 火 | ● | じゃがいも掘り | |
6 | 水 | ● | ● | みんなの音楽会 |
7 | 木 | ● | ● | むつみサロン |
● | むつみ探検隊 | |||
● | おにぎりデー | |||
8 | 金 | ● | デイキャンプ | |
9 | 土 | ● | ● | 特別保育 |
10 | 日 | |||
11 | 月 | 山の日 | ||
12 | 火 | ● | ● | 特別保育(給食なし) |
13 | 水 | ● | ● | 特別保育(給食なし) |
14 | 木 | ● | ● | 特別保育(給食なし) |
15 | 金 | ● | ● | 特別保育(給食なし) |
16 | 土 | ● | ● | 特別保育(給食なし) |
17 | 日 | |||
18 | 月 | |||
19 | 火 | ● | ● | 身体計測 |
● | ● | スペシャルランチ | ||
● | ● | 横手明峰中学校職場体験 | ||
● | にほんのこころプロジェクト(お点前) | |||
20 | 水 | ● | ● | 竜馬さんコンサート |
21 | 木 | ● | ● | 横手南中学校職場体験 |
22 | 金 | ● | ● | 横手南中学校職場体験 |
23 | 土 | ● | ● | 職員研修・職員会議 |
24 | 日 | |||
25 | 月 | ● | ● | 第三者委員 |
26 | 火 | ● | にほんのこころプロジェクト(お点前) | |
● | みそ作り | |||
27 | 水 | ● | ● | おやつバイキング |
にほんのこころプロジェクト(歌) | ||||
性教育講座 | ||||
28 | 木 | |||
29 | 金 | ● | ● | 防災訓練 |
30 | 土 | |||
31 | 日 |
七月に入ってもじめじめとした暑さが続き、梅雨明けはいつだろうと感じさせるような天気が続きました。そんな中でも子ども達は暑さに負けず、テラスでの水遊びを楽しんでいます。
乳児保育園のプールは、斜面を這い這いで上り下りした先にプールがある渚プールです。その斜面に水を流して濡らし、少し上りにくくしています。それは、子どもたちがしっかり足の指で蹴らないと上れないようにしているからです。そこを上ることで自然にける力が付きます。子ども達は手をついてはいはいをしないとプールには入れないようになっています。
一歳児の子たちが次々とプールの中に入って行くと、その様子を見ていた乳児の子達は、自分たちもはいはいの姿勢になって斜面を上ろうとしました。ところが、なかなか前に進めず滑り落ちてしまいました。何故上れないのか悔しそうな表情で挑戦していましたが、そのうち滑り落ちそうになった時ぐっと踏ん張るようになりました。私たちの心の応援も最高潮に達し、その足の力が心持強くなってきたと感じるころ、ついに足の指で蹴って上れるようになっていました。プール内に入った時は、みんなが笑顔でいっぱいでした。
初めて水遊びをする子のために、最初は水を入れずに遊んでみる事にしました。水がないことで怖がったり、様子を見たりしてた子どもたちが、積極的に中に入って遊ぶようになりました。
初めてのプール大作戦は、大成功です。これからも水分補給もこまめに行いながら、暑い夏を乗り切りたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
気温が高い日はテラスで水遊びをして、汗を流すことができた。また、気温に応じてこまめに着替えも行ない、暑い日を快適に過ごすことに繋がりました。
後藤 和笑
梅雨の前に暑過ぎる夏が来てしまったような天気です。そんな暑さにも負けないくらい子どもたちは、園庭やテラス、室内どこでも元気いっぱいです。そんな生活の中で、少しずつ自分でやってみようと挑戦することが増えてきました。
巾着の開閉や着替えは『自分で』と、私たちの手伝いを拒否します。そして、たとえ上手くいかなくても、どうにか開けようと「んー」と両手に力を込めて開けます。それだけ真剣なのでコップやおしぼりが出てきたときは、喜びがひとしおです。そして嬉しそうな表情でこちらを見てくれるので、私達も応援していた分うれしい気持ちで一杯です。
また、『自分でやりたい』の気持ちと同じくらい、『やってあげたい(お手伝いしたい)』気持が溢れています。私たちが「お水飲みましょう」や「園庭に行きますよ」と言うと、自分のことよりも他の子の巾着や帽子を探して渡してくれます。一つの成功がどんどん次の挑戦へ広がっていきます。「ありがとう」と言われると照れたような表情をしながらも嬉しそうです。さらに泣いている乳児の側に来て、同じ体勢になり玩具であやしたりしてくれます。一歳児の中でも月齢に差はありますが、みんなが他の子を思って接してくれている優しさが良いなと思います。
話せる言葉が多くなり、言葉で伝えようとする場面が増えてきました。上手く伝えられない時は私達が代弁しますが、私達より先に困っている子に気付き、手を差し伸べるていることがありました。周りをよく見ているなと感心すると同時に、困っている子に寄り添っている気持ちが素敵だなと心が温かくなります。
子どもたちの今の心の育ちを大切にし、『やりたい』『やってみたい』だけでなく『やってあげたい』の気持ちにもじっくり関わって行きたいと思いました。
〔今月の保育の評価・反省〕
気温に応じた園庭の活動や水遊びをしました。その都度水分補給も欠かさずに行うことで、元気に遊べました。
子どもたちの『やってあげたい』『やってみたい』の気持ちを大切にし、上手くいかない時は私たちが手伝いながら行いました。
岡本 亜優真
手作りソーセージ
■材料(10個分):
豚ひき肉:300g
塩:ひとつまみピーマン:50g(細かく切る)
醤油:小さじ2
みりん:小さじ2
すりおろし生姜:4g
【作り方】
①材料を全て混ぜ合わせます。
②①を10等分に分けてソーセージの形を作ります。
③フライパンに油をひかずに中火で両面を転がしながら焼きます。
④③に竹串を刺して透明な肉汁か確かめ、できあがりです。
※赤い汁がでてくる場合は、まだ焼けていないので透明になるまで続けます。
スペシャルランチ【青空レストラン】
7月のスペシャルは『青空レストラン』でした。
空の下でみんなで!と計画しましたが猛暑続きで断念しました。
もう少し涼しくなってから計画したいと思います!
きゅうりは毎日のようにガブリしていてどんどん上手になっています。
トウモロコシは初めて見たのか手を付けずにおしまいになってしまう子もいました。
今の時期だからこその旬の野菜をいっぱい経験させてほしいと思います。
水遊びが始まってからは食欲も増して食べる量が増えてきています。
この日もピラフのおかわりが止まらずビックリしました。
イチジクビスコッティ
■材料(10個分):
オートミール(ロールドオーツ):40g
甘酒:50g
全粒粉:80g
ベーキングパウダー:2g
塩:ひとつまみ
油:大さじ1
ドライいちじく:20g(細かく切ります)
【作り方】
①材料全て混ぜ合わせます。
②①を厚さ1.5㎝くらいに伸ばして10等分に切って並べます。(写真のように)
③オーブン160℃を予熱します。
④③を15分~20分焼きます。
⑤竹串を刺して生地が付かなければ完成です。
スペシャルランチ:青空レストラン
7月のスペシャルランチは、青空の下で食べる『青空レストラン』でした。
10日うみグループ、14日くもグループ、15日ながれぼしグループと天気に恵まれ、
外で食べることができました。私たち給食メンバーも一緒に食べることが初めてのことで、いつもの何倍も美味しく感じました。
家族でピクニックやバーベキューなどお外で食べたことのお話しもたくさんしてくれました。
園での青空レストランも、今年の楽しかった思い出の一つになれたらうれしいです!
『38度⁈、39度⁉です。』「様子を見てご家族に知らせて」『いえ、子どもではありません。最高気温です。』
連日、最高気温が、体温よりも高い猛暑日が続いています。夏の過ごし方ということで先月号のむつみっこで当園の暑さ対策をお伝えしましたが、想定外の猛暑の日が続く毎日です。それでも当園の子ども達は、熱中症気味で体調を崩す子もなく、毎日、元気に活動しています。汗をたくさんかけて汗腺が間違いなく発達してきているのをどの子にも確認できます。
35℃を超えるような気温の下では、汗をかくだけでは熱中症の予防はできません。能動汗腺が間違いなく出来上がってきていても、35℃を超えるような状況では汗腺機能だけでは対応できません。乳児保育園の子ども達もこども園の子ども達も体温調節機能は、未熟ですから周りの大人、私共保育者が細心の注意を払わなければなりません。私どもも、4月から行っていた毎日の活動の順番を比較的涼しいうちに園外活動を行い、園外活動は避けたほうが良い時間帯は、園内での活動に変えたり、活動自体を見直したり、給食の塩分濃度を若干高めにしたり、まほうの水を飲む間隔を考慮したりしています。
無論、子ども達一人ひとりの健康管理にもできるだけ万全の体制をして行っています。乳児保育園の子ども達は、こども園の子ども達よりも敏感に気温変化に反応します。又、こども園の子ども達より自分自身の不調を伝えることができません。その為、こども園よりも保護者の皆様に対する連絡が細かくなってしまいその対応にご迷惑をおかけしているかもしれません。
両園とも、自宅での様子や服薬状況などをできるだけ詳しくお伝えいただきたいと思います。特に、休日での過ごし方や様子なども出来るだけお知らせいただきたいと思います。この暑さがいつまで続き、猛暑日もどれだけあるかも想像できませんが、子どもだけではなく保護者の皆様も私ども職員も元気にこの夏を乗り切るためにもいろいろな情報を共有していきたいと思いますのでご協力をお願いします。