むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみプラスone【2025年8月】

『38度⁈、39度⁉です。』「様子を見てご家族に知らせて」『いえ、子どもではありません。最高気温です。』

 連日、最高気温が、体温よりも高い猛暑日が続いています。夏の過ごし方ということで先月号のむつみっこで当園の暑さ対策をお伝えしましたが、想定外の猛暑の日が続く毎日です。それでも当園の子ども達は、熱中症気味で体調を崩す子もなく、毎日、元気に活動しています。汗をたくさんかけて汗腺が間違いなく発達してきているのをどの子にも確認できます。

 35℃を超えるような気温の下では、汗をかくだけでは熱中症の予防はできません。能動汗腺が間違いなく出来上がってきていても、35℃を超えるような状況では汗腺機能だけでは対応できません。乳児保育園の子ども達もこども園の子ども達も体温調節機能は、未熟ですから周りの大人、私共保育者が細心の注意を払わなければなりません。私どもも、4月から行っていた毎日の活動の順番を比較的涼しいうちに園外活動を行い、園外活動は避けたほうが良い時間帯は、園内での活動に変えたり、活動自体を見直したり、給食の塩分濃度を若干高めにしたり、まほうの水を飲む間隔を考慮したりしています。

 無論、子ども達一人ひとりの健康管理にもできるだけ万全の体制をして行っています。乳児保育園の子ども達は、こども園の子ども達よりも敏感に気温変化に反応します。又、こども園の子ども達より自分自身の不調を伝えることができません。その為、こども園よりも保護者の皆様に対する連絡が細かくなってしまいその対応にご迷惑をおかけしているかもしれません。

 両園とも、自宅での様子や服薬状況などをできるだけ詳しくお伝えいただきたいと思います。特に、休日での過ごし方や様子なども出来るだけお知らせいただきたいと思います。この暑さがいつまで続き、猛暑日もどれだけあるかも想像できませんが、子どもだけではなく保護者の皆様も私ども職員も元気にこの夏を乗り切るためにもいろいろな情報を共有していきたいと思いますのでご協力をお願いします。

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 先日、お買い物をしていたお母様が、お店で一緒になった見知らぬご夫妻から声を掛けられたそうです。その方が、むつみの活動が子ども達にとって無理な活動ではないかという趣旨の話をされたので、決してそうではないことをお話しくださったそうです。この話を聞いてとても感激いたしました。

 何よりも保護者の方が私どもの教育保育活動をご理解くださっていること。

そして、その方達にお話しいただいた内容をお聞きして私ども以上に丁寧にご説明くださったことにはありがたく、私ども職員の励みにもつながるお話でした。

 また、私どもの教育・保育活動に対して批判的な思いでお話くださったかもしれませんが、外から関心をもって見ていてくださる方達がいることも地域に根差した乳児保育園、こども園になってきたことの証しと思いました。常に子ども中心に考え、子ども達にとって最善の教育保育活動を目指して日々の活動を行っておりますが、更にアンテナの感度をあげ、決して独善的にならず教育保育活動を進めていきたいと思います。保護者の皆様やその他の皆様のご意見を伺いながら活動を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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 私どもの活動の多くは、子ども達の将来を見据えた活動が主になっております。 熱中症の予防について考えるなら、冷房をきかせ25℃から28℃くらいの室内で静的な活動をさせていれば、どの子も熱中症にならないだろうし、私ども職員も体調を心配することなく快適に過ごすことができます。もしかしたら市内の多くの就学前施設さんではそのような毎日だと思います。

 夏の過ごし方でもお知らせしたように就学前、特に3歳くらいまでが能動汗腺を作る大切な時期であることを考えるなら、保育の専門家として私どもが行うことは、子ども達一人ひとりの体調管理を行いながら正常な発達ができるようサポートやケアをしていくことと思います。

 毎日、「小さなお子さんやお年寄りは、外出を控えクーラーも適切に使用して熱中症にならないよう行動してください。」と全国ニュースでアナウンスされているのに「むつみはいつもと変わらぬ活動をしている。子ども達が大変じゃないか」そんな思いで、先述した見知らぬ方達が話されたのだと思います。ご心配いただき、ありがたいお話ですが、無理な活動であれば、子ども達が体調不良になる等、一番に反応します。今のところそのようなことはないので、私どもだけではなく、ご家庭でもご協力いただいているものと感謝しております。

 熱中症対策だけではありません。例えば、皆さんご承知のように両園の水道の蛇口は昔ながらの手でひねるタイプです。手をかざすと水が出る自動水栓やシングルレバーでもありません。敢えてこのタイプを採用したため、場所によってはぶかっこうな場所もあります。

 手首をひねるということは将来色々な場面で重要な動きになります。スプーンやフォークを持つことからお箸を持つこと、鉛筆や筆を持つこと自分の体を支えること、ペットボトルや瓶のキャップを開けること等色んなことにつながります。 乳児保育園の玄関までのアプローチやこども園の回廊の通路が木製のブロックであることも同様です。階段もあり、バリアフルの施設です。(ハンディのある方達を拒否している訳ではありません。そのような方達に対してどのように思い、どのように手助けができるかを考えることも大切だと思います。)

 一番の基礎となることが、日常の活動の中で自然な姿で行える。私ども大人にとって当たり前で見栄えが良く便利の事でも子ども達にとってはどうだろうかと考えることはとても大切なことです。日々の皆様のご理解ご協力に感謝いたします。

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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