

プールに入れたよ

七月に入ってもじめじめとした暑さが続き、梅雨明けはいつだろうと感じさせるような天気が続きました。そんな中でも子ども達は暑さに負けず、テラスでの水遊びを楽しんでいます。
乳児保育園のプールは、斜面を這い這いで上り下りした先にプールがある渚プールです。その斜面に水を流して濡らし、少し上りにくくしています。それは、子どもたちがしっかり足の指で蹴らないと上れないようにしているからです。そこを上ることで自然にける力が付きます。子ども達は手をついてはいはいをしないとプールには入れないようになっています。
一歳児の子たちが次々とプールの中に入って行くと、その様子を見ていた乳児の子達は、自分たちもはいはいの姿勢になって斜面を上ろうとしました。ところが、なかなか前に進めず滑り落ちてしまいました。何故上れないのか悔しそうな表情で挑戦していましたが、そのうち滑り落ちそうになった時ぐっと踏ん張るようになりました。私たちの心の応援も最高潮に達し、その足の力が心持強くなってきたと感じるころ、ついに足の指で蹴って上れるようになっていました。プール内に入った時は、みんなが笑顔でいっぱいでした。
初めて水遊びをする子のために、最初は水を入れずに遊んでみる事にしました。水がないことで怖がったり、様子を見たりしてた子どもたちが、積極的に中に入って遊ぶようになりました。
初めてのプール大作戦は、大成功です。これからも水分補給もこまめに行いながら、暑い夏を乗り切りたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
気温が高い日はテラスで水遊びをして、汗を流すことができた。また、気温に応じてこまめに着替えも行ない、暑い日を快適に過ごすことに繋がりました。
後藤 和笑

優しい気持ち

梅雨の前に暑過ぎる夏が来てしまったような天気です。そんな暑さにも負けないくらい子どもたちは、園庭やテラス、室内どこでも元気いっぱいです。そんな生活の中で、少しずつ自分でやってみようと挑戦することが増えてきました。
巾着の開閉や着替えは『自分で』と、私たちの手伝いを拒否します。そして、たとえ上手くいかなくても、どうにか開けようと「んー」と両手に力を込めて開けます。それだけ真剣なのでコップやおしぼりが出てきたときは、喜びがひとしおです。そして嬉しそうな表情でこちらを見てくれるので、私達も応援していた分うれしい気持ちで一杯です。
また、『自分でやりたい』の気持ちと同じくらい、『やってあげたい(お手伝いしたい)』気持が溢れています。私たちが「お水飲みましょう」や「園庭に行きますよ」と言うと、自分のことよりも他の子の巾着や帽子を探して渡してくれます。一つの成功がどんどん次の挑戦へ広がっていきます。「ありがとう」と言われると照れたような表情をしながらも嬉しそうです。さらに泣いている乳児の側に来て、同じ体勢になり玩具であやしたりしてくれます。一歳児の中でも月齢に差はありますが、みんなが他の子を思って接してくれている優しさが良いなと思います。
話せる言葉が多くなり、言葉で伝えようとする場面が増えてきました。上手く伝えられない時は私達が代弁しますが、私達より先に困っている子に気付き、手を差し伸べるていることがありました。周りをよく見ているなと感心すると同時に、困っている子に寄り添っている気持ちが素敵だなと心が温かくなります。
子どもたちの今の心の育ちを大切にし、『やりたい』『やってみたい』だけでなく『やってあげたい』の気持ちにもじっくり関わって行きたいと思いました。
〔今月の保育の評価・反省〕
気温に応じた園庭の活動や水遊びをしました。その都度水分補給も欠かさずに行うことで、元気に遊べました。
子どもたちの『やってあげたい』『やってみたい』の気持ちを大切にし、上手くいかない時は私たちが手伝いながら行いました。
岡本 亜優真
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)