よーいスタート!
今年度の年長児がつけてくれたグループ名『にじ』は、年長児だけでなくみんなが好きな名前だったので浸透するのが早くて驚きました。二歳児は、兄弟一緒の子がいたため進んでグループのところに集まりました。『にじ』のグループ活動がスタートしました。
「にじグループのみんなと先生たちは、自然と仲良くなろう!って思っていてたくさんお外で遊びたいし、探検したいんだ」と話をしました。すると「私も」と賛同した子どもたちがたくさんいました。
今では、「やりたいな」「いってみたいな」「おもしろそうだな」と思うことがどんどん出てきています。「園庭行って虫探ししたいな」とある子が話していた時「私も」と出かけ、一緒にかなへびやだんご虫を探す姿がありました。支援学校方面に歩いて出かけた時、「あっ、これ〇〇さんと一緒に見つけた花だ。園庭にあったよね」と会話が弾んでいました。また、桜の木に花が咲き始めたところを発見した声がみんなに広がり、なかなか咲かないと待っていた子どもたちみんなで喜びを感じることができました。
「公園にいきたいな」との意見で、グループで初めて公園に出かけました。何も言わなくとも二歳児にペースを合わせてくれたり、気遣ってくれたりそんなにじグループです。一緒に歩く時の自然な振舞いやしぐさに、小さい子を思いやる優しさがにじみ出ている姿に嬉しい気持ちを感じて心の中にじんわりと温かさが広がってきました。
毎日の、小さな嬉しいを積み重ねて夢をかなえていきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
園内を探検し、ここで何をするのかみんなで確認したことで、年長児や年中児が嬉しそうに教えてくれる姿がありました。ロッカーの場所など、変わったところもその都度確認したことで分かる子が増えました。
(松井 空子)
お花見最高!
四月から、ほしグループの一年がスタートしました。天気がいい日は「園庭に行きたい」という声が多く、みんなで虫探しや草花遊びなどを楽しんでいます。
ある日の話し合いでのことです。その日も園庭に行くことで話が決まったあと、「もう少しでさくら咲くかな?」という話題になりました。昨年度さくらグループだった子どもたちなので、やはり桜への関心が高いようです。「桜咲いたら何かしたいな」「お花見したことあるよ」などいろいろな話で盛り上がりました。「こども園でもお花見できるんじゃないかな?」と私が言うと、「じゃあほしグループでやりたい」と目を輝かせていました。お花見でのイベントは、『みんなで外でご飯を食べる』に満場一致でした。
まずは肝心な桜が咲かなければお花見はできません。天候も不順で、園庭に出るたびに桜の木を見て「まだ咲いてない」「つぼみがピンクになってきた」など桜の観察が始まり待つ日が続きました。急に気温が高くなった日に一気に生長が進み、あっという間に満開になりました。
十六日は、天気もよく最高のお花見日和となりました。ほしグループの子どもたちが輪になり、満開の桜の木の下でお花見をしました。「外で食べるの最高」「お花見楽しい」とそれぞれ感じたことを話ながら盛り上がりました。
グループで楽しんだ子どもたちは一気にグループの結束が深くなったようです。その日の振り返りで「また何かしたいな」と次回への期待も高まっていました。
〔今月の保育の評価・反省〕
進級し、年長児、年中児を中心に新二歳児や年少児を手伝ってあげようとする姿が多く見られました。
園庭での活動を通して、生き物に関心を持ったり、草花を使った遊びに興味を持ったりすることに繋がりました。
(上田 彩乃)
もぐら探しに出掛けよう
五名の二歳児が仲間入りし、つきグループがスタートしました。
グループで集まり『もぐたさんのたんぽぽさんぽ』という絵本を見ていた時です。もぐらの主人公がたくさんの虫たちと一緒にたんぽぽのはらまで散歩に行くという内容です。虫や花が好きな子たちが多いので、色々な虫が出てくるたびに「面白いね」と夢中になっていました。絵本を読み終わったあとで「園庭にももぐらの穴があるよ」と呟いた子がいました。私も「先生もね、誰かが言ってたの聞いたことがあるんだ」と言うと、みんなの興味が一瞬で『もぐら』という言葉に移ったのが表情を見ていてわかりました。「じゃあ、みんなで探しに行こう」という年長児の一声ですぐに準備を始めました。いつもなら「お部屋がいい」という子も「早く行かないと」と急いで準備をしていました。
園庭に着くと、さっそくボコボコとした穴を見つけ「これじゃない?」と側にしゃがんで見つめます。そして、中に何かいないか、何か出てこないかと穴をのぞき込みます。穴を見つけるたびに「これもかな?」と足を止め、みんなでもぐらの穴探しを楽しみました。他の子が園庭内を歩き回っている中、ある子が一つの穴をじっと見ていました。私に気付くと「ねぇ、先生。小さくなって、もぐらの穴の中に入ったら楽しそうだよね」と嬉しそうに話してくれました。
『もぐらの穴』というキーワードから、子どもたちのわくわくした想像はどこまでも膨らんでいきます。その時の子どもたちの表情はいきいきとしていて、みんな輝いていました。これからも、グループのみんなでやってみたいこと、知りたいことを見つけ、とことん楽しんでいきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
グループで過ごす中で、自分のグループの仲間を覚え、園庭や室内で好きなことを一緒に楽しみました。
(山内 麻知子)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)