むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみの1日
むつみ乳児保育園 むつみ乳児保育園
年間行事
Q&A
園について
にじグループ
芽が出たよ

 玄関横の花壇をみんなで作ることになりました。長いこと自然にまかせていたので春のチューリップが咲き終わると少し寂しい花壇と考えたからです。

みんなで花を育てることになり、どんな花が良いか話し合いました。が、花の名前はなかなか出てきませんでした。そこで、夏に咲く花を中心に写真を見ながら一緒に考えました。その中から、子どもたちは『ひまわり』と『あさがお』を選びました。

 

 花壇の準備が始まると、雑草だらけの花壇を見て「草を取らないと」と言って草を取り、桑で耕して土の中から出てきた石を「花が大きくなれないかもね」と言って取り除いてくれました。綺麗になった花壇に新しい土を入れると「ふかふかで気持ちいいね。種も喜ぶね」と嬉しそうに花壇を眺めていました。花壇作りを知ったお家の方から綿花の種も頂いて、早速、ふかふかの土に人差し指で穴を開けて一粒ずつ種を入れていきました。「おふとんかけてあげようね」と、種の上から土をかけました。

 それから毎日の水やりを続けていると、ある日「芽が出てるよ」と知らせてくれた子がいました。早速花壇に行くと小さな芽が顔を出していました。それを見た子どもたちは、拍手をして喜んでいました。

 子どもたちは毎日の花の成長を楽しみにしながら観察と水やりをしてくれています。「先生、草も伸びて来てるよ。草取りもしないとね」 子どもたちの気付きを大切にしながら花を咲かせる日を一緒に待ちたいと思っています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 自分のやりたいことや、やってみて楽しかったことをみんなの前で話せる子が多くなってきています。二歳児も一緒に輪の中に入るように以上児が誘うことが多くなりました。

  • 汗をたくさんかく季節になり、着替えや水分補給をしっかりと行うようにしました。

(宇都宮 美代子)

 
ほしグループ
教えてあげるよ

 「今日は何してあそぶ?」という話し合い時間、手をあげて自分の意見を発表する子が多くなってきました。私たちが聞く前に、子どもたちから「〇〇でこんな遊びがしたいな」と意見がたくさん出るようになってきて、話し合いが盛り上がっています。

 そんなある日の話し合いのことです。「屋外遊戯室に行きたい」という意見が出て、ほしグループみんなで屋外遊戯室に行くことが決まりました。二歳児はまだ屋外遊戯室に出たことがなかったことに気が付いた以上児が、屋外遊戯室での約束事を教えてくれてみんなで確認をしてから出ました。出てすぐにすべり台があるのですが、まだ分からない二歳児に「こうやって滑るんだよ」と隣に座り、お手本を見せてあげる姿がありました。また登り棒や吊り輪なども、やり方がわからない年下の子には、何も言わなくても年中児や年長児が自然に教えてくれるようになっています。

 

 

 屋外遊戯室には、身体を動かす他にもうひとつ子ども達が楽しんでいるものがあります。それは虫探しです。小さな丸太付近や壁にはいろんな虫がいて、その虫観察も屋外遊戯室の楽しみです。見つけた虫は丸太に乗せてみんなで観察会が始まるのも定番になっています。

 今ほしグループではもう一つの流行っているものがあります。それは、ドレスを着てのダンスパーティーです。中でも多いのがプリンセスです。自分のお気に入りのドレスを身にまとい、歌ったり台詞を真似したり、一人ひとりが本物のプリンセスです。グループの名の通りほしのようにキラキラ輝いています。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 話し合いや振り返りでは、遊びたいことや楽しかったことなど手を挙げてみんなの前で発表する子が増えてきています。

(高橋 彩夏)

 
つきグループ
どうやって作ろうかな

 先日の話し合いの時のことです。「今日は何をして遊びたいかな」と聞くと、やりたいことをみんなに話してくれる場面が多くなりました。

 この日は、カナヘビやダンゴ虫を見つけに行きたい虫探しチームとお店屋さんがしたいチームに分かれました。私が『どうしようかな』と考えていると年長児の子が「先生三人いるから、二つに分かれればいいよね」と提案してくれたことで屋外遊戯室と以上児室に分かれての活動に決まりました。 以上児室では、お店屋さんの準備が始まりました。『どうするのかな』と見ていると、何枚もあるチラシの中から食べ物のチラシだけをピックアップし始めました。それからお肉やピザなどの食べ物をハサミで丁寧に切り抜いていきます。次にそれを大きい紙にのりで貼ってお店のメニューが完成しました。

 

 今度は、メニューを見ながらピザ作りの始まりです。メニューの写真を見て、何が必要か考えます。画用紙を丸く切って生地を作り、トッピングを飾りつけたら完成です。いよいよお店の開店です。「いらっしゃいませ」という声を聞き、近くにいた二歳児もお皿にままごとのケーキを入れてお手伝いです。

 切り抜きを見て、料理を作る発想がとてもユニークだったことと、みんなで盛り上がっていたのを見ていた私もワクワクしました。その日、掃除後の振り返りの時間に、「明日もまた続きをやりたい」と話がありました。自由な発想で夢中になって遊ぶ楽しさを私も共有できて充実した一日になりました。この遊びが続くとどうなるのか楽しみになりました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • グループの話し合いを通して、語彙が増えた二歳児や年少児が自分の考えたことや感じたことをみんなの前で話す回数が増えてきました。

(伊藤 紀子)

乳児
お水、冷たいね

 6月中旬気温が30度を越えた暑い日もあり、早くも夏の訪れを感じます。園庭に、タライを準備しての水遊びが始まりました。

 初めて見るタライを少し離れたところから見ていた子ども達も、一歳児が楽しそうに水を触って遊んでいる様子を見て興味を持ち始めました。恐る恐るそばに来て、タライの中を覗き込むとそこには水が入っていることに気付きました。

 

 最初は、何かわからず触らずにじっと見つめます。私が「お水、気持ちいいよ」と声をかけながら触ると、その様子をしばらく見ていた子が、水を確かめるようにそっと手を入れました。水に触れた瞬間、目を見開きじっと私の顔を見つめます。『何故?どうして?』の気持ちが伝わって来ます。「お水、冷たいね」と声をかけると、今度はグー、パーと手を握ったり開いたり動かして水の感触を確かめているようでした。さらに、一歳児が水面を何度も叩いて遊んでいるのを見つけると今度は水面を叩き始めました。だんだん顔や身体に水しぶきが飛び始めても全然気にすることなく、それ以上にダイナミックになる水遊びに夢中でした。

 初日は水を確かめるように遊んでいた子たちも日を追うごとに水に慣れ、タライを見つけると嬉しそうに近くに来ます。そして迷うことなく水に両手を入れて遊んでいます。触り方もダイナミックになり、盛り上がってくると身体を弾ませながら水面を叩いて全身で楽しんでいます。

 7月からは本格的な水遊びです。初めての渚プールが、さらに子どもたちの楽しみを広げてくれそうです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 園庭で水遊び、草、虫などたくさんの生き物を見ました。

  • 気温の高い日は、こまめに水分補給を行い熱中症対策を行いました。

(後藤和笑)

 
一歳児
ドキドキ

 段々と気温が高くなる日が増え、夏を感じる日が多くなってきました。そんな中でも子どもたちは「お外行きたい」と元気よく園庭に駆け出して行きます。

 朝の天気予報で最高気温が30度を越えると言われていたある日のことです。この日は園庭にタライを準備し、水遊びをしていました。手で水面を叩いたり、水を掬って移し替えたりして遊んでいました。その日は予報通り時間が経つにつれて気温が上がり日差しもジリジリとしてきました。そこで、シャワーヘッドのついたホースを準備しました。それに気が付いた子から『なんだなんだ?』と興味津々というように集まり、ホースを蛇口に繋ぐところを真剣な表情で見つめます。

 

蛇口をひねり、シャワー状に水が吹き出ると、その目はたちまちキラキラと輝き出し「きゃー!」「あめー!」と大興奮でした。全身びしょびしょになりながらも、水が降っている下を駆け抜けたり、両手を広げながら近くにいる子と笑い合ったりしてその場には『楽しい』『気持ちいい』という思いが溢れていました。準備中の十数秒ほどですが、その場にいる子どもたちはほとんど声を出さず、カラスの鳴き声や車の走行音がいつもより大きく感じられました。この十数秒には子どもたちの『期待』『興味』『緊張』など様々な思いや感情が詰まっていたと思います。

 子どもたちは日々の活動で色々なことを経験して行く中で、好きなことや興味を持ったことに集中する時間が少しずつ長くなってきています。これからも子どもたちの『瞬きを忘れる瞬間』を大切にしながら一緒に過ごしていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温が高くなってきたため、衣服の調節や水分補給をこまめに行いながら活動しました。

  • 着替える機会が多くなり、自分で選んで着ようとする姿が増え、着脱もスムーズになってきました。

(佐藤優翔)


コーンチーズパン
 

■材料(約10個分):

強力粉:150g
ベーキングパウダー:5g
コーン:40g
じゃがいも:100g
ノンエッグマヨネーズ:30g
※普通のマヨネーズでもよいです。
ピザ用チーズ:70g

 

【作り方】

①じゃがいもを茹でてマッシュします。
②①とチーズ以外の材料を混ぜます。
③オーブンを180℃で予熱します。
④生地を10等分にし丸めます。
⑤丸めた生地にピザ用チーズをかけます。  
温めたオーブンで12分程焼き、竹串を刺して生地がついてこなければできあがりです。


 

 

スペシャルランチ【世界の料理『スペイン』】

6月のスペシャルはスペインへ旅してみました。森のパエリア、スパニッシュオムレツ、エスカベーチェサラダ、ソパデアホ(にんにくのスープ)でした。提供された瞬間、これは何だろう?という感じの子もいましたが食べ始めるとよく食べ、パエリアとスープはおかわりしてたくさん食べました。次はどこの国に旅に行こうかな・・・。

カミカミスティック

 

材 料(約一人分)

きゅうり:30g 
人参:10g
大根:20g
パプリカ:5g
塩:0.5g
ごま油:小さじ半分

 

【作り方】

①野菜をスティック状に切ります。
②鍋にお湯を沸かして、野菜を入れ90秒茹でます。
③②を冷水につけて冷やします。
④水気を切り、塩とごま油で味付けをして出来あがりです。

★野菜は、園で必ず加熱をしますが、洗って生でも食べられますので、お好きな方で食べてください。食感と音で子どもたちと楽しめます!!

 

 

スペシャルランチ:世界の料理『スペイン』

 

6月のスペシャルランチは、情熱の国『スペイン』のヴィーガン料理でした。
森のパエリア、スパニッシュオムレツ風、エスカベーチェサラダ(唐揚げ)、ソパデアホ(にんにくスープ)、人気だったのは、こんにゃくを一度冷凍し、衣を付けて焼いた唐揚げでした。
表面はカリッと中はジューシーでこんにゃくと思わせない不思議な食感でした。
スペインでは、いただきますやごちそうさまの言葉はないそうです。
ブエン プロベーチョ(召し上がれ)と提供されたのに対して、グラスィアスありがとうと答えて食べるそうです。
色んな国の習慣やマナーなども食を通して楽しく伝えていきたいなと思います。

0・1歳児

 
2歳児

 
年少児

 
年中児

 
年長児

 

 

 昨年からすると2週間も遅く梅雨に入りました。途端に雨となり、これからうっとうしい時期が続くと思うと気持も滅入ってきてしまいます。これからしばらくは、梅雨寒だったりすごく暑かったりと不順な天候が続き体調を崩しやすくなります。

 こども園の子ども達は、気温の変化に体が対応できるようになってきて体調を崩す子が減ってきています。保護者の皆様のアンケートにもありましたが、入園当初は、休みがちだったお子さんも1年もしないうちに休みの回数が激減します。

 特に0歳児、1歳児さんから入園しているお子さんは、こども園に来るとほとんど休まなくなっています。新型コロナやインフルエンザ等、比較的強い感染力を持つ病気にかかっても比較的軽く済んでいるように思います。

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にじグループ
むつみの畑をつくろう

 グループの枠を越えてむつみには、お花に興味を持つ子ども達や「たねをうえたい」という子どもたちがいます。そんなある日、「畑をつくりたい」という願いを持っていると、話してくれたご家族がありました。そこのお家から自宅にある数種類の種と、植え方のアドバイスも一緒にいただきました。早速グループのみんなに話すと「よし、みんなで畑を作ってみよう」ということになりました。

 園庭の土は粘土質で畑には向かないことはここが園庭になった時から知っていました。が、数年前に畑の土をいただいたことがあるここならどうかなと園長先生達と相談して畑にする場所が決まりました。さらに、畑を作るための道具もありません。それも交渉して準備してもらいました。

 

 最初は、草だらけの土を耕すところから始めました。家で畑をしている職員にも手伝ってもらい、初めて鍬を手にして「重い。難しい。でもやってみたい」ということで、一人では持つのがやっとの鍬を職員と一緒に使ってみました。年長児の姿を見て一人、二人と年中児や年少児も見に来ました。「こうやってウネを作るんだよ。」と種を植える場所の盛り上がった所の名前も教えてもらいました。次の日は大雨で、待ちに待った種植えは来週に持ち越しになりました。

 その週開けは、晴天です。色々なきれいな色の種がありました。そこで、何が出てきたかわかるように種の種類ごとに名前の札を立てて植えることにしました。菊地さんからじゃがいもの種芋を植えた時に「土を優しくかけるんだよ」と、教えていただいたことを思い出した子がいて、そのことをみんなに教えてくれました。そのこともあり「大きくなってください」と願いを込めて土をかけていました。完成した畑をワクワクした気持ちと、やっと畑ができたと嬉しい気持ちで眺めていました。

 その後は「お水もあげないと」や「今日は雨だけど大丈夫かな?」など自分たちが植えた種のことを思う気持ちが伝わってくる言葉が増えてきました。どんな野菜の芽が出てくるのか、いつ出てくるのか一日千秋の思いでみんなで大事に育てていきたいと思います。

 次回の畑プロジェクトもお楽しみに。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • どのグループも、年長児の子どもたちが年下の子どもたちと関わる時に強く言ってしまうことが多く、子どもたちと話し合いをしました。「強く言われたらいやだ」「もっと優しく言ってほしい」等意見が出て、自分がされて嬉しいことをみんなでしようということを確認しました。

  • つい、きつかったり、いやな気持になる言葉を使ってしまうけれど、みんなのこころが優しくなれる言葉かけが、嬉しいことに子ども達自身が気づき、みんなで気をつけていこうと話をしました。

(松井 空子)

 
ほしグループ
応援が力に

 おやつ後は、グループごとに分かれて、各部屋の掃除タイムです。ここで活躍してくれるのが年中児の雑巾当番です。「雑巾持ってくるね」と当番になった子たちが中心になって、バケツを取りに行き「雑巾きたよ」の声が聞こえると子どもたち同士で声を掛けあって掃除が始まります。四月当初は「何が始まるの?」と二歳児や年少児は、年長児や年中児が雑巾を絞ったり雑巾がけをしたりする姿を見ていました。そのうち「こうやってやるんだよ」と教えてもらったことで、「やってみよう」という気持ちが出てきています。

 

 掃除の場所は毎週変わります。二階・ゲームコーナー・以上児室の三グループに分かれますが、今回は二階の部屋の掃除をした日のことです。一番拭く距離が長く、子どもたち(雑巾がけが上手になった子)には人気の場所です。掃除が始まり、端から端まで拭き終えた子が、二歳児の一人が部屋の半分ほどまで雑巾がけをしている姿に気付きました。「〇〇ちゃん頑張れ」とかけた声がまわりの年中児・年長児に広がり「あともう少しだよ」と応援し始めました。声援を受け、一歩一歩、力強さが増して進んでいきます。そして、そのまま止まらず壁際まで拭ききっていました。まわりで見守っていた子からも「〇〇ちゃん、すごい」と声があがり、その二歳児の子は達成感と喜びにあふれていました。仲間の応援によって引き出される力はすごいなと感じました。

 子どもたちの中で、頑張っている子を励ましたり、その子のいいところに気付いて認めたりする気持ちが育ってきていることを感ます。素敵なほしグループの一コマでした。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 活動の話し合いや振り返りをする中で、自分の考えたこと、感じたことをみんなの前で話そうとする子が増えてきました。

(佐々木 理乃)

 
つきグループ
「チーズ出てきた」

 年中児の子どもたちが、園庭の砂場でスコップを握り砂場掘りが始まりました。一人の子が、渾身の力を込めてグイッと手首を返しながら掘っていると、土の中にねっとりとした白い土があることに気が付きました。「何か出てきた」との声に、そこを掘っていた子たちがスコップに注目しました。注目している中でスコップについた土を削ってみると、その土がパラパラと剥がれ落ちました。一瞬言葉をなくした子達でしたが、すぐ「先生、チーズ出てきた」と興奮しながら知らせてくれました。さっきからその様子をこっそり見ていた私は『なんか、楽しくなってきたぞ』と思いながら「本当だ。チーズだね」と言いながら、一緒に『チーズ』集めに参加することになりました。

 

 スコップの先を使って削っていくうちに、チーズがたくさん集まりました。その様子に気が付いた二歳児の子ども達もやってきて傍にぴったりとしゃがみ、じーっと手元をのぞき込みます。夢中になっていた年中児達が、二歳児の子達に気づき「○○ちゃんもやってみる?」と声をかけてくれました。二歳児の子が「うん」と嬉しそうに頷くと、一緒にチーズ堀りが始まりました。年中児の子が「ここ掘ってごらん」と指を差して一緒に掘ってみます。黙々と掘り進めると白い土が見えました。「ほら、チーズ出てきた」と年中児の子が話すと「本当だ、チーズだ」と二歳児の子も夢中になっています。そんな様子を見て年中児の子もニコニコと微笑んでいました。

 グループの中で、自然に出てくる教えたり教えられたりする関係性の中で、年中児や年中児は二歳児の居場所を作ってあげていると感じました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 手洗い・うがいをする場所ややり方を一緒に確認しながら進めてきたことで、自分から取り組む子が増えてきています。

(和賀 和香菜)

乳児
室内遊びでの発見

 五月に入り、気温が高くなったり低くなったりする日が続きましたが、子どもたちは元気いっぱい遊んでいます。

 室内でも自然を感じられる活動をしました。それは、染めものに挑戦したことです。子どもたちと園庭から摘んできた草(よもぎ)を部屋に持ってきて、一緒に十分触って揉みました。それをペットボトルに水と一緒に入れてよもぎの染め液を準備すると、不思議そうに顔を近付けました。最初は『何だろう?』と見つめているだけでしたが実際に触ってみると中に入れたよもぎや水が動く様子に不思議な感覚を感じたようでした。さらに、布を入れて振ってみると「あー」や「うー」、「んー」と元気に声を出しながら私たちの真似をしてペットボトルを上下に振ったり転がしたりします。一人が振ると他かの子もやりたそうにじーっと見ています。中の水や布がそれに合わせて動く様子を見たり音を聞いたりしているようでした。順番に渡すと嬉しそうに動かします。染めた布がどんな色に染まるのか、いまから楽しみです。

 

 他には、段ボールで作った手作りぽっとん落としを準備しました。ペットボトルのキャップを繋げて作ったコマを指全体で握って穴を狙います。入れることができると嬉しそうに笑います。「あー」や「うー」と声を出して私たちにその時の気持ちを表現してくれるようになりました。まだ指先を使った遊びは難しいですが、徐々につまむ遊びも取り入れていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 食事や排泄、睡眠時には、一対一の関わりを大切にしました。

  • 天気のいい日には、園庭に出て外気欲をして過ごしました。園庭で芝の上を思いっきりはいはいをしたり、歩いたりしながら探検を楽しんでいます。

(菊地 凜南)

 
一歳児
雨の日の園庭

 気温が高くなったかと思うと急に低くなり、暑くなったり肌寒くなったりと日によっていろんな顔を見せています。子どもたちは晴れの日でも雨の日でも元気に園庭で活動しています。

  初めてカッパを着て園庭に出た子どもたちは、思い思いの場所に移動し遊び始めます。最初は少し身動きが取りづらそうでしたが、少しすると慣れたようで園庭内を走りまわります。ひとりの子が水たまりに気づいてそこに入り、水しぶきを上げて遊び始めるとすぐに二人、三人と増えていきます。水たまりの周りまで水しぶきが上がるくらい激しい遊び方です。子どもたち同士の歓声や、笑い声、足踏みしたことで聞こえてくる水の音が、『最高』と感じている子どもたちの気持ちを共有していることが伝わります。

 

 別の場所では、軒下に行くと雨だれのしずくがたまたま頭に落ちてくることが面白かったのかそのままそこに立ち止まり、雨だれに打たれている子を見つけました。そこでじっとたたずんでいる子に声をかけたくなりましたが、発見を邪魔してはいけないと思いなおしそっと見守りました。雨の日にしかできない発見をした子どもたちが、見つけたものや感じたものを私達は大事にしたいと思いました。

 日々の活動の中で、子どもたち同士で関わる際に私たちが代弁しながら仲介することが多いのですが、子どもたち同士で相手の表情を見たり、しぐさで表現したり、さらには単語を使いながら自分たちで関わろうとする姿が見られるようになりました。相手の子を意識した関わりが増えてきているようです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温に応じて衣服を変えたり、水分補給をしながら活動をしました。

  • 天気のいい日は、園庭、支援学校、園周辺に散歩に出かけたことで、たくさん身体を動かしたり、虫や季節の花に触れ様々な発見をしました。

(岡本 亜優真)

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