むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみプラスone【2021年2月】

 うんざりする程の大雪に埋もれていた桜の枝につぼみが膨らんできていました。季節は、着実に春に向かっていることを感じさせられます。

 先日の発表会はいかがだったでしょうか?

 例年にない、異常ともいえる状況の中でほぼ予定通り、滞りなくできましたのは、皆様のご協力があったからと感謝申し上げます。私共の認識の甘さから機器の事前チェックまで注意が行き届かず、入場時の検温に手間取り多くの皆様に不快な思いをさせてしまい申し訳なく思っております。

 今できることをできる範囲で子どもたちに最高の舞台をと思い計画しました。

 子どもたちも職員も今までに経験したことのない制約の中で、発表したいことを十分に話し合いながらコンパクトに凝縮するなど工夫をしながらできるだけの発表をすることができたと思います。

 制約の多い発表会だったので、保護者やご家族の皆様には、みんなで我が子の姿をゆっくり見たかったなというのが正直なお気持ちと思います。

 コロナ禍とはいえ、もうちょっとできたのではなかったかという思いもあり、今年の行事や活動を検証し、withウィズコロナでの新たな教育保育活動を目指していきたいと思います。

 3月13日(土)に予定しております保育の説明会では、各クラスの2020年度一年間の活動を皆様にご説明したく準備しております。発表会では見られなかった子どもたちの姿もご覧いただけると思いますので、ぜひお越しください。

 3月は、卒園・卒業シーズンです。卒園した後の子どもたちとは、時々いろんな所であったりもしますが、話をすること等はあまりありません。そんな中、嬉しい話が2件続けてありました。

 一つは、むつみを卒園して入学した小学校は別々だったのにその後も交流が続いていて、示し合わせて、清陵学院中学部を受験し、見事、合格、念願の同じ中学校に入学することになったということです。

 卒園後も小学校が同じだったりスポ少等で一緒で子どもたち同士、親同士の付き合いが続いている例は結構あるようですし、小学校は違っていても中学校で一緒になるというのは横手市内ではよくある話です。

 それが、同じ中学校区ではなかったため、小学校が違うのは我慢できても中学校では一緒になりたいということで、受験までして同じ中学校にという話はあまり聞いたことがありませんでした。

 たまたまむつみで出会ったことが、彼らに響きあうものがあり、その後も絶えることなく続いていたのかと思うと嬉しいし、またそんな彼らを見守りサポートしてくださっていたご家族も素晴らしいなと思いました。

 受験前からその話を聞いていたので、合格発表の日にみんなで行けることになったという連絡をもらった時には我がこと以上に本当に嬉しく思いました。

 もう一つは、某ショッピングモールで会ったお子さんたちの話です。

 声をかけてもらえたのも嬉しかったのですが、そのあとの話を聞いてもっと嬉しくなりました。

 幼小連携と言われながらも卒園後は、どうしているかな、困っていないかなと気がかりなお子さんがいても容易く問い合わせたりできず、噂を聞いてもどかしさを感じたり、気をもんでいるようなときがあります。

 出会ったお子さんたちの学年もちょうどそんな感じで、卒業だけどあの子は、どうしてるかなと思っていたところでした。

 学校はどう?と尋ねると「とっても楽しい。中学に行くのも楽しみ」と返ってきました。その訳を聞くと「勉強が分かるようになった」[友達ができた。今の友達と同じクラスにはなれないだろうけど、中学でも新しい友達ができると思う」「将来はこんなことをしてみたい」「あんな人になってみたい」と口々に言ってくれました。この子たちは、こんなに前向きな子たちだったかなと思いながら、いろいろ聞いていて気が付いたことがあります。「先生に言われた。」とか「先生がこうしなさい。と言った。」とかいう言葉は、子どもたちからは出てこなくて、逆に「わからないことを先生じゃなくて○○に聞いたら教えてくれることもあれば、自分で考えろよと言われることもあり、こっちが教えてやることもありで、だんだんわかってきたら勉強が楽しくなった。」よくよく聞いてみると担任の先生は敢えて教えようとせず、まずは自分で、そして仲間で考えてみようとさせていたことが想像できました。限られた授業時間数の中でどれくらい時間がかかるかわからない。正解(何が正解かは別として)を導き出すことができないかもしれない。授業や学級運営が計画通りできないかもしれない。それでも敢えて卒業の年にこのようなことをするということはどれだけ大変なことだったか。学校内での同僚間の軋轢もあっただろうことは予想されます。子どもたちを信じ、見守ることの難しさは年齢を問いません。私共は、今、教育に望まれていることは、必ず遭遇するであろう不確実な時代を生き抜き、社会を支えなければならない子どもたちの土台をしっかりと築くことと考えています。この子たちと話していて、教師(センセイ)の仕事を愚かな子どもたちに自分の考えた計画の下、教えてあげることだと勘違いしているのが多い中、横手にもこんな先生がおられることを実感し安心しました。ぜひ、お会いしてその辺のことをじっくりお尋ねしたいと思いました。

 2つの嬉しいことに共通するのは、仲間がいる、友達がいるから今が楽しいし、中学(未来)もきっとそうだと子どもたちが信じていること。この信じられる友がいるということはどんな困難にも打ち勝つことのできる原動力となり得ます。

 そしてこの子たちを信じ、見守り、支えてきてくれている大人が居るということです。 

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
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開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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