むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみプラスone【2021年4月】

新たな年が始まり、1か月が過ぎました。こども園にも乳児保育園にも新しい仲間が増え、戸惑いながらも新しい生活に慣れてきている様子が見られます。

 毎朝、出勤時に旭小学校に登校する子どもたちと会います。

 背中のランドセルがとても大きく見える新一年生の前後を上級生が守るように列を作って歩いていきます。

 その列に「おはよう。行ってらっしゃい。」と声をかけるのですが、なかなか挨拶が返ってきません。最近は、会釈をしてくれたり挨拶をしてくれたり、かろうじて返してくれるようになりましたので、まるっきり無視されているわけではないようです。3月に当園を卒園したばかりの子ども達でさえ、手を振ってくれ挨拶もしてくれているのですが、声が小さくて聞こえてきません。

 「知らない人に話しかけられても返事をしてはいけない。」からでしょうか?(しかし、当園の卒園児たちは少なくとも私のことは、わかってくれていると思いたいのですが…) 学年が上がるにつれ、気恥ずかしさからできなくなってきているのだろうとも思います。みんながしないからなかなか声が出ない、ということもあるかもしれません。

 『挨拶はするものであって、させるものではない。』

 当園の最重要課題の一つであり、常に実践してきたつもりでしたが、卒園後の現実を見せられると考えさせられます。いつの間にか子どもたちに挨拶をさせてしまっていたのかもしれません。

 挨拶は決して難しいことではありませんが、なかなかできないことでもあります。 かつて、ある中学校の校長先生と「挨拶はさせるものではなくするものであり、子ども自身から自然に挨拶ができるようにする必要がある。特に園とか学校では子ども達が挨拶をするから挨拶ができていると誤解しがちだ。」ということでちょっとした議論をしたことがあります。その校長先生は、毎日、朝1番に学校に来て、校門前で子どもたちに挨拶をして迎えてくれる先生でした。話をしてしばらくして、その先生が、「いやー、あなたの言うとおりだったよ。3月に卒業した子が、校門前にいる私を見ないようにして私が声をかけても知らんぷりをして通り過ぎていく。それが一人だけじゃないんだよ。」とおっしゃって残念そうにしておられました。

 挨拶は大切なことだということには、だれにも異論がないと思います。

 だからと言って子ども達に説明し、納得させたつもりで「ご挨拶は!」とか言って、強引に頑張らせて挨拶をさせても中学生のような結果になってしまいます。

 まずは、私たち周りの大人が率先して心からの挨拶をして見せることと思います。それが子ども達にとっての最高の教材と思います。月から年少児以上のクラスで「日本のこころプロジェクト」を正式に始めました。1月から先行して昨年度の年少児以上に行ったのですが、予想以上の子ども達の様子に年間を通した活動として実施することにいたしました。

 歌は、年少児から年長児の活動で行います。

 子どもたち自身が持っているリズム(旋律)に働きかけ、自身の表現やいろいろな音楽に親しめる機会づくりをしようと考えています。発声の基本や歌唱指導は無論ですが、歌に込められている思いや自らの思いを歌に込めること等単なる音楽指導ではない活動を行っていきます。

 日本の伝統文化の一つである「茶道」を年長児が学びます。

 お茶を点てることが目的ではなく、お茶(茶道)を通して日本の文化に触れる機会を作りたいと考えています。立ったり座ったりの所作や歩き方、お客様のもてなし方等、日本人として必要な最低限のことを学ぶ活動にしていきます。

 右記した挨拶にもつながる活動になると考えています。

 昨年の年長児は、茶道を学んだことが日本の文化を学ぶことにつながり、着物(和装)を着てお茶を点てたいということになり、色々な方のご協力で男女ともに着物を着てお茶を点て、ふるまい、いただくことができました。そのことにより立ち居ふるまい(作法)の意味、意義を感じとった子どもたちもいました。

 「日本のこころプロジェクト」は、来年3月まで定期的に行います。どちらの講師の方も幼児のみ対象の今回のような教えは、初めての試みとおっしゃっておられますので、どのように子どもたちが変わるか(変わらないか)楽しみながら活動していきたいと思っています。保護者の皆様もどうぞあたたかな目で見守ってください。お気づきのこと等ございましたらいつでもお尋ねください。

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  香害!にご注意ください

 最近、「良い香り」と思い、高残香性の洗剤・柔軟剤を使用されているご家庭があります。香りの感じ方は色々あり、使用について否定するものではありません。

 しかし、高残香性の洗剤や柔軟剤に含まれている化学合成香料の一部が、「化学物質過敏症」を発症する可能性のある原因の一つと言われています。

 また、乳幼児期に常時、強い香りの環境におかれていると大切な「嗅覚」の育ちに問題が生じる可能性があるともいわれています。

 微弱な香り・匂いの変化に気づくことが生命を守ることにつながる場合もあります。子どもたちの未来を考え、危険性のあるものは可能な限り排除したいと考えています。可能であればご家庭でも高残香性の洗剤・柔軟剤のご使用は控えられることをお勧めします。

 園より貸出する衣類の返却の際には、洗濯をせずに返却してください。

 ※無香料の洗剤・柔軟剤を使用しているご家庭は、洗濯にご協力ください。

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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