むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
教育と保育
取り組み
むつみの1日
むつみ乳児保育園 むつみ乳児保育園
年間行事
Q&A
園について

むつみプラスone【2021年7月】

 先日の職員のコロナワクチン接種の際にはご協力いただきありがとうございました。おかげさまで無事に接種することができました。五輪は行われていますが、緊急事態宣言は拡大され、コロナの終息はいつになるのか先行きが見えない状況です。今後も正しく恐れて、細心の注意をしながら教育保育活動を進めていきたいと思っています。

 毎日、猛暑の日が続いていますが、子どもたちは、気持ちよさそうに歓声を上げて水遊び(プール遊び)を思いっきり楽しんでいます。もちろん、遊ぶ前の健康チェックを行い、水質についてもプール遊びに適した衛生管理をし、必ず監視担当者を置き、複数の職員による体制をとって活動しています。これらのどれが欠けてもプール遊びは行いません。(このことは、乳児保育園も子ども園も同じ基準で行っています。) 熱中症と水の事故は、子どもたちの生死に直結します。今の時期、子どもたちの命を守ることを最重要事項に位置付け、最大限の注意をはらって活動しています。

 こども園も乳児保育園も建設当時(子ども園建設H17・乳児保育園建設H25)には、想定できないほどの猛暑の夏が続いてきているので、新たにエアコンを設置し、熱中症予防ができる最低限の設備を行いました。

 そんな中、福岡の認可保育園の悲しい死亡事故の報道がありました。報道による情報しかないので軽々にコメントはできないのですが、少なくとも当園では絶対に起きない事故であることは、自信をもって断言できます。そうはいっても人間の行うことですのでミスはあり得ます。再度、職員間での共通認識を深め、子どもたちの命と安全を守ることを確認しあいました。福岡の事件については今後の状況を見守り、学ぶべきことがあれば私どもも学びたいと考えています。

 7/27、旭小学校の先生方が2名、当園で体験活動を行ってくださいました。

 慣れぬ活動でお疲れになったろうと思います。学校教育の教科授業と当園のような活動では、違いが大きすぎて戸惑われたことと思います。

 小学校の教育指導要領も私共の幼保連携型認定こども園教育保育指導要領も「主体的・対話的で深い学び」を目指していることは同じはずなのですが、互いに理解しあえるのはかなり難しいことと思います。

 今の子ども達が大人になり、就職するころには確実に多くの職業がAIに変わっていて、半数以上の人が、今は無い職業で働くことになるだろうという予想があります。今、教育という名のもとで学校や塾や○○教室で多く行われている偏差値重視で行っている教育内容では、どれくらい頑張ってもAIにはかなわないことは間違いありません。だから、「主体的・対話的で深い学び」なのだと思います。

 子ども達が、「主体的、能動的に学修できるようにし、自分で課題を見つけ、調べ、考えられるような環境を作り、その成果を発表できるようにする。そして、子どもたち同士が主張しあうことにより、学びあいができるようになる。」のが、理想であり目標だと思います。子ども達がこのようになるには、実は、小学校に行ってからでは遅いのではないかと思います。

 何回かいろんな学校の授業を見させていただいて感じたことがあります。

 授業の中のタイミングでどちらの先生方も必ず子ども達同士の話し合いをさせます。(対話的?協同学習?)隣の子同士だったり、机の向きを変えてだったりとスタイルは色々ですが、1年生も5,6年生も同じように先生が声をかけないとできません(しません)でした。低学年では先生たちの指導の下で行うのもしようがないとも思いましたが、ずーっと同じようにやってきているはず(私の想像ですが)の高学年も同じというのは…。

 また、どう考えても主体的な話し合いではありませんでした。私には、子ども達自身が、子ども達同士で話し合えない(話し合うという経験がない)ように見えました。

 ヒトの脳は、「やらされている」と受け身に感じてしまえば、脳が抑制され、前頭葉の「やる気になる回路」が働かなくなることが脳科学的に解明されているそうです。

 「早く○○しなさい」つい、大人(親、保育者、教師)としては言ってしまいがちですが、「○○しなさい」と命令的に言えば言うほど、子ども達はやる気をなくしていきます。逆に大人の言いなりに行動し、大人にとって都合の良い子は、脳が受け身に慣れて自分から能動的に動く子にはなりません。このような子どもが、大人になって「指示待ち」でしか動けなくて、AIの時代に一番不要な人材とされることになってしまうでしょう。

 では、そうならないためにどうすれば良いか?

 何かを「やらされている」と感じるのではなく、「やりたいからやっている」と本人が思う必要があります。それには「○○しなさい」ではなく、子ども自身に「どうするの(したいの)?」と問いかけて自分で決めさせ、自分で決めたという自覚を持たせる必要があると思います。

 そして、子どもが何かにチャレンジして、できたらその瞬間にほめてあげてください。頑張ったことに対して具体的にほめてください。ヒトの脳はほめられることにより、ドーパミンが放出されます。ドーパミンが放出されると、脳はその直前にやっていた行動を繰り返したくなる性質があるそうです。ですから、子どもが頑張った時には、すかさずその行為をほめることで「次も頑張ろう」というやる気を出します。就学前に園でもご家庭でも同じように子どもたちの活動をしていき子どもたちの未来を築く手助けをしていきたいと考えています。 

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ保育園 | むつみ乳児保育園