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むつみプラスワン【2023年3月】

 先日の発表会には、多数お越しいただきありがとうございました。

 発表会の子ども達は、いかがだったでしょうか?

 オープニングの歌は、むつみの園歌を新たに作っていただき、保護者の皆様にお披露目をさせていただきました。子ども達が、初めてこの歌を聞いてから半年にもなりませんが、日中の活動の時にも自然に出てくるくらい大好きな歌になりました。子ども達のステージでの言葉もその子達自身の心から出た言葉です。

 年長児の群読『みみをすます』は、子ども達の緊張がピークに達し、練習の時にも見たことの無いような姿だったので、せっかくのステージだったのですが、やり直しをさせていただきました。年長としての責任感と最後のステージを上手に見せたいという気持ちがあまりにも強くなってしまい、そのプレッシャーと緊張感は、子ども達が、今までに経験したことの無い状況になったのだと思います。そのような状況に私共が気づいてやれず、あのようなステージにしてしまったことを申し訳なく反省させられました。

 オープニングからフィナーレまでのステージ上の子ども達の表情は、前日までの子ども達からは想像できないほど素敵でした。また、保護者の皆様のあたたかい拍手、声援は子ども達にとって何にも代え難い強い力になり、『やれる、喜んでもらえた』という自信になったと思います。

 私共の発表会は、

  子ども達自身が、一人ひとり何をやりたいか

  それを誰に見てもらいたいか(見せたいか)

  どのように見せるか

 これ等のことを順序だてて考え、発表しあい、話し合いながら決めていきます。

 職員は、その間、一切口を挟まず子どもたちに任せることが原則です。また、多数決によってクラスとしてのプログラムを決めることも禁止です。多数決で決めることは、一見、民主的で問題ないかのように見えますが、子どもたち一人ひとりのやりたい、見せたい、見てもらいたいという気持ちとは裏腹のものになりがちだからです。みんなが、納得して発表会を行う事が大前提です。

 意見がまとまらなかったらどうするか?

 それは、子ども達が徹底して話し合って決めます。互いにぶつかり合ったり、妥協したり、せめぎあって話し合います。今回の発表会は、何よりも子ども達に『大事な人たち(ご両親やご家族の皆様)に最高のものを見せたい』という全員共通で最高の目標があるからまとまることができました。

 年齢によっては、子ども達同士で話し合うことはできません。

 そのような場合でも職員が、一人ひとりから何をしたいか、どこを見せたいか等々を聞き取り、子ども達自身の納得のいく発表にするためにゆっくり時間をかけました。

 ところが、どの年齢の子ども達も自分があくまでもヒーロー、ヒロインです。

 自分は、完璧にできているという思いが強く、他者からの見た感じとの差には気が付いていませんでした。それで、それぞれのシーンを動画に撮り、子ども達に見てもらいました。その後、子ども達同士で見せあい、どうやればかっこよく見せられるか等々を指摘しあい、教えあい、話し合って練習を重ねていきました。

 そうしてやっと形らしいものが見えたのが、発表会当日の1週間前でした。

 予行練習で初めて大ホールのステージに立ち、その広さに驚き、それでも自分達で考えたプログラムなので立ち位置などの微調整にも対応できて当日を迎えることができました。当日は、楽しそうに一生懸命、自分なりの表現をしてくれました。

 また、予想を裏切ってプログラムは、スムーズ過ぎるほどの早さで進行し、私どもが慌てたほどでした。

 9月の運動会では十分見てもらえなかったからと再チャレンジしたり、仲間と一緒に演奏したりダンスをしたりと色々なパフォーマンスをしてくれた子ども達。

 自由で自分達も緊張しながらも楽しみ、そして、見ている人たちをも楽しませてくれた発表会にしてくれた子ども達の成長をとても嬉しく思えた発表会でした。

 

 

たまたま、正反対のようですが、次のような内容でご相談お問い合わせがありました。

①子どもが「バカ、死ね、うんち」と汚い言葉を使うので叱ってもやめません。どうしたらよいでしょう?

②子どもが友達に「バカ、死ね」と言われたのに先生は、「そんなこと言っちゃいけないよ」としか言わなかったそうですが、どうしてもっとちゃんと叱ってくれないのですか?

 

・一見、加害者と被害者という感じですが、このどちらにも共通して言えるのは、言葉の意味を理解してはいない子どものやり取りということです。そのため、周りの大人が過剰に反応することは決して良い結果にはなりません。ただし、言った子には叱ったり注意したりするのではなく「そんな風にママは言われると悲しい気持ちになってしまうな」というように子ども自身が気づくような言い方を繰り返していただきたいと思います。

 園としてもそのような対応を繰り返すことによって年齢とともに解決できるよう指導しています。最初は、テレビや周りの大人や兄弟の会話の中から話のテンポだったり、周りの反応が面白そうだったりすることから自分も使ってみよう。大好きなママが自分に注意を向けてくれるからとか、子ども同士では、一緒に遊びたいという思いや自分はこんな言葉も知ってるよと自慢したかったりしても使いがちです。どんな時にそんな言葉が、子どもから発せられるか注意していればその意味が分かってきます。意味が分かったら「そんな時にはシネじゃなくて○○と言えばいいんだよ」というように教えてあげてください。

・「死ね」などという言葉は、かなり過激ですし、大人だったらよほどのことがない限り相手には言わない言葉です。我が子が言われたと思ったら、本当にびっくりしてしまい、お怒りになるのは当然のことと思います。しかし、この世に生を受けてまだ数年しか経たない子どもが言葉の意味をしっかり理解して話すわけもありません。また、言われた方のお子さんも意味を理解して聞いているわけでもありません。そのような時に周りの大人が過剰に反応してそのことを言われたお子さんに「○○はそんな事絶対に言っちゃだめだよ」と強く話したり、子どもを叱りつけることは逆効果です。

「○○は、言われていやな気持だったんだね。△△ちゃんはどうしてそんなこと言ったんだろうね」とお子さんを抱っこして気持ちを受け止めてあげ、子ども達同士の関係が次のステップに進めるようフォローしてあげてください。そしてそのことを私どもにお伝えいただくことが、より良い関係性を築けることにつながると思います。

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

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開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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