むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみこども園の2023年3月の様子

年長児
自分の気持ちを言葉に

 卒園に向けて、みんなで俳句を作ろうと考えました。探険隊、うた、お点前、俳句を教えてくださった先生方へ感謝の気持をこめたプレゼントにしたいと思ったからです。「あの時〇〇だったよね」「あっ、こんなこともした」と色んなことを思い出していました。自分で考えたことを表す言葉の選び方がとても上手で、想像をはるかに超えて驚くような素敵な俳句ができました。

 

 そしてさらに、自分のことも俳句にしてみようとみんなで考えました。好きなこと、私が思うこと、楽しかったこと、伝えたいこと、それぞれ子どもたちの気持ちや思いを言葉に込めて俳句を作りました。自分の思っていることを言葉で伝えることは難しいことです。それを『五・七・五』の言葉にギュッと詰めて表現できる年長児は、世界広しといえこのむつみこども園にしかいないと思いました。今までしてきた色んな経験は、子どもたちにしっかり届いていたんだなと嬉しくなりました。 発表会後、園歌を歌っている子どもたちの表情があんまり素敵で「いい顔してるね」と声をかけると「だって楽しいんです~」と言ってくれました。 園で過ごしてきた毎日には、色んな思いがあったと思います。が、むつみこども園で過ごした日々を思い出して笑顔になっている子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。自分のことが大好きで、人を大好きになれる子どもたちです。これからもさまざまなことに挑戦していってほしいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 歌を歌う時に大きな声を出そうとしていたため、ピアノの音、隣の人の声を聞くように茂木先生からも指導がありました。その他に、手を繋いで歌ってみると普段の笑顔も見られ、一人だけ大きな声というのもなくなりました。みんなで歌っている時の気持ちで卒園式に歌を届けようとできました。

(松井空子)

 
年中児
「一人」から「みんな」へ

 子ども同士の関わりが増え、自分の思いがうまく伝わらなかったり、意見の違い等から『嫌な言葉を言われた』『叩かれて嫌だった』等トラブルも多くなりました。

 ある日のおやつの時間のことです。Aさんが「〇〇さんにばばあって言われた」と教えてくれました。Aさんの表情から怒っていることがわかりました。しかし、その怒った気持ちを相手にぶつけるのではなく、気持ちをコントロールして落ち着いた状態で話をしていました。「ばばあって言われたら嫌だ。ごめんねして欲しい」と自分の気持ちを伝えた後で「同じ年中の仲間なのに…」と小さな声で言いました。Bさんに聞こえていないようだったので、私が「年中の仲間にそんな風に言われたら悲しいって」と伝えると、それまで話を聞きたくないという様子だったのがふっとAさんの方を見ました。そして、Aさんの「ぼくはごめんねして欲しい」という声が届き、Bさんも「ごめんね」と言い、その場の話は終わりました。その後は、お互いにそれぞれの遊びに移っていきました。

 

 この一年間で子どもたち同士の気持ちのぶつかり合いはたくさんあったと思います。Aさんが言った『仲間』という言葉にBさんの気持ちが動いたのも、子どもたちの中に『自分が』から『みんなで』という意識が出てきたからかなと成長を感じた場面でした。そして、どんなにぶつかっても、ケンカをしても、好きなものが同じ、遊びたいものが同じ子同士が集まり、自分を表現しながらの遊びを楽しむことはずっと続いています。

 年長児になってからも仲間といる楽しさを感じながら、たくさんのやってみたいことを見つけていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 年長児からの様々な引継ぎを受けたことで、年長児になる期待を持つことに繋がりました。

(山内 麻知子)

 
年少児
年中さんになるんだよ

 「ねえ。先生。」と話しかけられることが多くあります。話しの内容は様々ですがよく考えてから話に来てくれていることが分かります。「あのね、まだ遊ぼうと思っているのに○○さんが片づけて嫌なんだよ」とか「やめてって言っても頭を叩いて嫌なんだよ」など一緒に遊ぶ中でのトラブルです。

 発表会前までは大きな声で泣いて訴えたり、叩かれたから叩いたりの状態でした。トラブルがあってもその状況を説明できず、私たちがお互いの言い分や様子を周りから詳しく聞くことでトラブルの原因が分かり、解決の手助けをしていました。でも今は違ってきています。一緒に遊ぶ人数が増え、遊ぶ内容にもルールが多くなりましたが、自分の気持ちを相手に伝えたり、相手の気持ちを考えたりすることができるようになってきたからです。周りの子と一緒に活動し楽しいを共有し、またトラブルを解決できることを経験したからできる成長だと感じています。セカンドステップで学んだ、相手に対する話し方も少しずつ身についてきていると思います。

 

 二歳児の準備を手伝うことが増えました。年少児も年中児や年長児に助けてもらったり教えてもらったりすることがたくさんありました。だからこそ今度は自分たちが『小さい子を助けてあげる番』と思っているようです。「一緒にやろう」と声をかけながらできないところを一緒にやる姿はとても素敵で自信にあふれています。

 もうすぐ年中児になり新しい生活が始まります。この一年間で蓄えたパワーで新しい生活も元気に楽しく過ごして欲しいと思います。この一年のたくさんのご協力ありがとうございました。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 室内や運動遊びなど異年齢の活動を取り入れることで年下の子の手伝いや年上の子への憧れを持ちながら活動を楽しむことができました。

(宇都宮 美代子)

 
二歳児
早く年少さんになりたい!

 年少児に進級するにあたって、生活に少し変化があります。

 まずは、給食の時にご飯を自分でよそいます。「年少さんになったら、自分で食べられる量を盛り付けるんだよ」と私が言うと、目を輝かせながら「自分でやりたい!」と張り切っていた子どもたちです。炊飯器の前に並びながら「年少さんになるから、自分でやるんだよ」「年少さんになるからだよね」と嬉しそうに会話している姿もありました。

 

 着替えを入れた後の洗濯袋はロッカーに入れず、そのまま昼寝バッグに入れます。「年少さんになったら、洗濯袋にお着替えを入れたら昼寝バッグに入れるから、二歳さんたちもそうしよう」と言うと「年少さんになるからだよ」「年少さんは洗濯袋、お昼寝のバッグに入れるんだって!」と、そこでも目を輝かせる子どもたちです。

 食後のぶくぶくうがいはすでに始めていましたが、そこでも「以上児さんはみんなぶくぶくうがいするんだよね」と、張り切って行い、すでに『以上児さん』の仲間入りした気分になっているようです。とにかく『年少さんにもうすぐなる』という言葉が出てくると、本当に嬉しそうです。

 一年前の四月には、泣きながら登園したり、家や乳児保育園に帰りたがることもありました。着替えや片付けをすると時間がかかったり、できないことがあると泣いたり、怒ったりすることもありました。笑顔で登園し、何でも自分でやろうとする現在の子どもたちを見ると、一年で驚くほど成長し、心も身体も大きくなったことを感じます。園で一番小さかった子どもたちが、以上児の仲間入りします。今まで以上のわくわく、ドキドキが待っています。子どもたちの今後の成長が楽しみです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 食事の前、排泄後、外遊びから帰ってきた後などの手洗いは、石鹸を使って丁寧に洗うことができるようになってきました。

(築山 加奈)

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
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開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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