大きな水たまり、見つけた
外での活動が大好きな子どもたちです。「園庭に行きましょう」と声をかけると、嬉しそうにテラス側の窓へと向かって行きます。そして自分の靴下を手に取り、早速準備を始めていました。
雨上がりの翌日のことです。テラスから園庭に出るとすぐ、目の前に大きな水たまりができていることに気付きました。すると、水たまりに近づいて行き、『なんだろう』と不思議そうにじっと見ていましたが、そのうち少しずつ近づいていきました。『どうするのかな』と見ていると、最初は、確かめるようにゆっくりと水たまりの中に足を踏み入れました。その瞬間「わあ」と笑顔になり、水たまりと分かった瞬間端から端を何度も往復しました。それから足踏みが始まり、「きゃー」と声をあげながら勢いが徐々に増していき、ついには全身水浸しになる程でした。
さらに歩くだけではなく、手で水を触ったり、叩いたりと全身で水の感触も楽しみました。その声を聞きつけた水たまりが好きな子たちが集まり始めました。他の子と笑い合いながら水たまりを歩く姿もあり、他の子と関って遊ぶことが増えてきました。
ひとしきり水たまりでの遊びが満足すると、園舎横の砂場へと向かって行きました。水を含んだ砂は泥になり、両手で触ったり、ぎゅっと握ったり自分の手でつかむ遊びが始まりました。雨上がりの園庭での大冒険はお昼まで続きました。
雨上がりの翌日は、普段とは違う園庭の環境になります。子ども達はそれがだんだんわかってきたようで、毎日繰り返される遊びのなかで自分の楽しみを見つけています。
〔今月の保育の評価・反省〕
自分の持ち物が分かり、散歩に出かける前に自分の靴下や靴を履こうとしました。
(後藤 和笑)
おさんぽワクワク
朝夕が一段と寒くなり、日中でも風が冷たく感じる日が多くなってきましたが、子どもたちは寒さなんておかまいなしに元気よく遊んでいます。
ある日、「今日公園に行く?」と聞くと、「行く!」と次々に元気のいい声が返ってきます。自ら排泄に向かったり、靴下や靴を急いで履こうとしたりなど、張り切って準備をする姿からは『早く行きたい』『楽しみ』とワクワクしている様子が伝わってきました。
「えいえいおー」の掛け声で公園に向かっていると、一人の子が「あるこう、あるこう~」と『さんぽ』を口ずさみました。それを聞いた近くの子たちが一緒に口ずさみ、みんなで合唱が始まります。他にも「タンクローリーだ」「郵便屋さん、バイク」「お花あった」など声が飛び交います。国道を走る車や道端のお花などたくさんの発見がありました。
公園には滑り台やブランコ、馬の遊具、回転遊具などがあり、「くるくる乗るー」「滑り台やるー」と目を輝かせながらそれぞれが好きな遊具に向かって走って行きます。水分補給を挟みながら様々な遊具での遊びを満喫しました。
天気がいい日は散歩に出かけていたことで体力がつき、誘導ロープを握って歩ける距離が長くなってきました。これまでは誘導ロープを握るのを嫌がったり、疲れて途中で座り込んだりする子もいましたが、園まで歩いて帰って来られる子が増えてきました。雪が降るまでの間ではありますが、これからもたくさん散歩に出かけたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
園周辺の散歩や仁坂公園に出かけたことで身体を動かす意欲に繋がりました。
『自分でやりたい』『やってみよう』の気持ちを受け止め、寄り添いながら過ごしました。
(佐藤 優翔)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)