むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみプラスone【2025年2月】

令和6年度も残すところ1か月となってしまいました。
 2月9日ふるさと村ドーム劇場で行ったこども園の発表会には、多数ご参加いただきありがとうございました。また、急なお願いにも関わらず推し活うちわを作ってきてくださりありがとうございました。皆様のご協力のおかげで会場は、勿論子ども達も大盛り上がりでした。

 例年、市民会館で行っていた発表会ですが、色々な事情で今年はいつもと違う会場で行いました。子ども達にとっても私共にとってもふるさと村ドーム劇場は、発表会として使うのは初めての会場でした。正直どのようになるか想像つかずいつものような発表会ができるか不安でした。
 ところが、会場での練習を繰り返しているうちに子ども達に変化が見えてきました。今まで全然やろうとしなかった子が周りの子ども達と合わせるように動こうとしたり、部屋中動き回っていた子がその動く範囲が狭くなったりと目に見える変化がありました。今回の発表会の演目は異年齢グループでの発表と年少児・年中児・年長児の年齢別の発表とに分かれて行いました。それぞれの演目は、子ども達と保育者が話し合って決めたのですが、それぞれのグループ、年齢の個性、特徴、成長の段階がはっきり表れていたと思います。
 異年齢グループでの発表は、2歳児から年長児が一緒に活動している中から自分達で考え、その年齢なりに一緒に参加した発表になっていましたし、年齢の上下の良い関係性が作られてきていることを見ていただけたと思います。
 年齢別の発表は、その年齢の活動が無理なく行われていること。いわゆる、その年齢での確かな成長が確実なものになっていることを見せてくれました。特に年長児は、最上位学年としての自覚と、役割を十分に果たしてくれました。
 園での練習では、意見が通らず納得のいっていなかった子や、もしかしたら保育者の意思がちょっと働いたかなと思われるような発表も会場での練習、当日の発表ではほとんどの子ども達が、本当に生き生きと目を輝かせて、楽しそうに、自分なりの仕方で発表していました。自信なさそうにしていた子もステージ上でトラブルになった子達も自分達で謝ったり、カバーしあってステージを進めていました。保護者の皆様からもたくさんのご感想をいただきました。当日の様子の写真と感想を別冊にしてお届けいたしますので、ご覧ください。
 ふるさと村での発表会は初めてでしたが、実は、22年前の2003年3月同じドーム劇場でむつみのミュージカル『とりのうみのふしぎなたね TheWonderSeeds』を当時、在園していた子ども達とそのご家族、職員が総出で、出演者、大道具、小道具、衣装、着付け、広報等役割分担して行いました。監督、演出、脚本、音楽を外部の方にお願いし、公演までにワークショップを数回行い、夕方から夜にかけて集まって練習や制作をして当日を迎えたことを思い出しました。2ヶ月くらいの期間で行ったと記憶していますが、当時の保護者の皆様や関係者の皆様には、今更ながら全面的にご協力いただいたことに感謝いたします。旧園舎最後の保育の時期で、その後、園舎の移転、改築があり、関係資料を散逸してしまい、一部しか見つけられませんでした。このむつみミュージカルの『とりのうみのふしぎなたね』は、今年1月に横手市に披露された(一社)日本昔話協会が制作したアニメ『鳥の海』と同じ民話をメインテーマとして行ったものです。ふるさと村ドーム劇場のステージと『とりのうみ』偶々一緒になったのも不思議な縁と思いました。
 ジャンケンのグー・チョキ・パーにもう一つ「Q」を追加して新しいゲームを作りなさい。そのゲームの目的とルールを説明し、ゲームの魅力と難点を含めて601字以上1000字以内で論じなさい。(若干文章が異なるかもしれませんが、文意としてはこの内容です。)

 これは、数年前に実際にあった有名大学の入試小論文問題です。
 この問題の正解は一つだけではなく、出題した側では、如何なる解答が出てくるのか楽しみでもあったようです。この問題を聞いた時に今の我が園の子ども達だったらかなりの子ども達が考えることができるし、解答できると思いました。何か遊びをしようとするとき一般的な誰でも知っているようなルールでやっていてもそれでは仲間に入れない子がいたり、どうしてもできない子がいたりすると自分達なりのルールに変えたりして遊んだりしています。時には、自分がいつも勝てるように変えようとする子も出たりしますが、その子は自然淘汰されます。この問題を子ども達にもわかるような平易な文章題にすれば、いつも四季折々の変化を楽しみながら自然の遊びをしているむつみっこにとっては得意な分野と思います。このような問題は、実体験がなければ、考えたり答えることなどできないだろうとも思います。
 大学入試問題としてこのような問題が決して珍しいものではなく、多くなってきているということは、学校で行われている教科の一斉学習の学び、いわゆる点数で評価できることが決して全てではなく、逆に点数では評価できない(非認知)ことを入試課題とする傾向が表れてきている証と思います。
 認知的な学びは、就学することにより否が応でもせざるを得なくなります。
その必要がない就学前のこの時期に子ども達とともに活動することで子ども達も私共にも新たな発見や学びがあります。乳児保育園からこども園までの最長6年間継続しながらその年齢に合わせた経験、体験を共にしあうことで、子ども達が間違いなく遭遇するといわれている不安定な時代を生き抜く力になれるよう保護者の皆様と一緒に関わっていきたいと考えています。お気付きのこと等ございましたらなんでもお寄せください。  

社会福祉法人 睦福祉会

むつみ乳児保育園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)

むつみ幼保連携型認定こども園
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開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
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