

どきどきわくわくスタート

気持ちのいい天気の日が増えてきたので、園庭で外気浴をしたり、バギーに乗って園周辺の散歩に行ったりしました。
園庭でふきのとうやつくしを見つけました。ふきのとうを取って触ってみると、手全部を使って掴んでつぼみの部分のふわふわした感触を確かめたり、茎の部分の硬いところなどを触ったりして観察をしているようでした。つぼみが取れるとハッとした表情で私を見ます。私が「ふきのとうだね」「取れちゃったね」と話しかけると、私たちの方を見てにっこり笑いました。つぼみが取れると思わなかったのか、取れた時の感覚が面白かったのか、その後も子どもたちは触ったり引っ張ったり、それはまるでじっくり研究をしているようでした。
バギーで乳児保育園横の桜並木や、支援学校高等部前まで行きました。バギーが動き出すと身を乗り出すようにして周りの景色を見つめます。バギーをとめて、子どもたちの視線の先にあるものを一緒に見て「〇〇あったね」と言うと、子どもたちも満足そうに微笑んでいました。特に乳児保育園横のさくらが満開になると、子どもたちはさくらに釘付けでした。さくらの木を見上げると、太陽の光が眩しかったようです。眩しいけれどさくらが見たい思いが強く、目を細めながら見ていました。
新入園児の子たちも少しずつ園生活に慣れてきたようで、あちらこちらを探検しています。自分の興味のある所に行ってはのぞいたり、触ったりしながら毎日行動範囲に広がりが出てきました。離乳食も、同様に食べる量が増えてきました。『自分で食べる』を大事にして、楽しい食事をしながらいろいろな食材に挑戦しています。
〔今月の保育の評価・反省〕
環境が変わって不安そうにしている時には抱っこや、一対一の関わりをしたことで、安心して過ごせるようになりました。
(小田島 千鶴)

はじめの一歩

新しい仲間が増え、七名の一歳児たちは毎日パワフルに活動しています。
初めて見る景色、人に最初は慣れずに座っているだけだった子も、自分からはいはいや歩いて動けるようになって来ました。発見したものを「おー」と声を出し教えてくれます。「○○あったね」の声に繰り返し言葉で返してくれます。園庭で遊ぶだけでなく、赤坂の町へ探検にも出かけました。初めは一〇七号線を走る大きなトラックや重機に、驚き足が前に進まないこともありましたが、慣れてくると「こっち」「あっち」と言いながら自分達が行きたい場所を教えてくれました。四月の三週目になると仁坂公園にも行けるようになりました。初めての長距離を誘導ロープから手を離さずに歩きます。仁坂公園に着くと『待ってました』と言うようにリングから手を離し走り出しました。滑り台やブランコ、馬の遊具など子どもたちにとって魅力的な遊具がたくさんありました。迷う間もなく目についた遊具にどんどん乗ります。一緒に行った子と目を合わせて、笑い合い楽しさを共有しているようでした。。子どもたち同士で言葉はなくても、目を合わせ気持ちを共有し合っている姿がすごいなと思いました。
すれ違う地域の方に「こんにちは」「がんばってるね」「おりこうさんだね」と声を掛けてもらい少し驚いた後自信に満ち溢れたような照れ笑いを浮かべています。一歳児の夢でもある『赤坂の有名人になるPART2』のきっかけになったと思います。
これからも子どもたちと一緒に活動していく中で、地域の方との出会いを楽しみながら過ごしていきたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
子どもたちの自分でやりたい気持ちを大切にし、子どもたちがやっている時は近くで見守りました。
子どもたちの気持ちを聞きながら、散歩に行ったり、指先遊びをしたりしたことで、自分のやりたいこと、行きたい場所を少しずつ言葉にして伝えてくれるようになりました。
(岡本 亜優真)
社会福祉法人 睦福祉会
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-27
電話番号 / 0182-38-8020
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)
むつみ幼保連携型認定こども園
住所 / 〒013-0064 秋田県横手市赤坂字仁坂105-20
電話番号 / 0182-33-2777
開所時間 / 7時~19時(延長保育時間を含む)