

自分での気持ち

夏の暑さがまだまだ続き、秋の涼しい風を待ち望んでいる今日この頃です。が、そんな気配を見せない子どもたちは毎日元気に遊んでいます。
一歳のお誕生日を過ぎた子どもたちは少しずつ『ことば』を話せるようになり、片言の言葉を使いながら水分補給時や給食、おやつの時に『ください』と自分の思いを伝えてくれます。おかわりをもらうと自分の思いが伝わった嬉しさや、おかわりをもらえた嬉しさに笑みがこぼれます。
今までは私たちに目線や指さしをしながら『これがほしい』という欲求を伝えていましたが、身振り手振りに加えて自分で覚えた言葉も交えながら伝えてくれるようになったことを共に喜んでいます。また、食事だけだけでなく活動の中でプールバックや着替え、手洗いなどこちらが何も言わなくても自分で進んで準備をしようとする姿が増えてきました。
私たちは『自分でやる』『やりたい』という子ども達の気持ちを尊重し、できなかった時は手を添えたり一緒にやったりすることで『自分でやった』『できた』うれしさを一緒に喜んでいます。その時の表情は、より一層輝いているように感じます。また、一緒にできたことを喜ぶことで達成感も大きくなりさらに挑戦することにつながっているようです。
これからも子どもたちのやりたい、やってみようという気持ちを大切にし、こちらが何でもやってあげるのではなく、子どもたちの小さな『つぶやき』や『仕草』にいつでも気付く私達でありたいと思います。
〔今月の保育の評価・反省〕
- 経口補水液でこまめな水分補給を行ない体調管理に努めました。
- 渚プールを上り下りする際や、リズム体操時に足の指を蹴って進むことを意識的に取り組みました。
(岡本 亜優真)

水遊び、楽しい!

先月から、子どもたちが大好きな水遊びが始まっています。自分の水着のバッグがわかり「プールやろうね」の言葉を聞くと、自分でバッグを取りに行きます。バッグを開けて、中から水着と帽子を取り出すと、まずは帽子からかぶろうとする子が多いです。外遊び用の帽子と違い、ゴムの部分が固く、なかなか広がりません。それでも指先で帽子の淵を掴み、ぐっと力を入れてかぶります。毎日やっていることで、少しずつ力の入れ方が分かるようになり、今ではスムーズにかぶれるようになった子もいます。水着も最初はバッグから出す所までだったのが、自分で足を通し、上に引っ張るという所までを『自分で』とやろうとする子が増えてきました。
テラスに出ると、タライの周りに集まります。水遊び用玩具が入っているカゴの中からカップやペットボトル、計量カップを取り出して、真剣な表情で移し替えていきます。それが毎日のように行なわれています。しかし、毎日同じことをしているのではなく、日に日にこぼれる水の量が減っていたり、飲み口の広いものから狭いものに移し替えるにはどうしたらいいのかを考えていたり、子どもたちなりに考えて、やってみるということを日々繰り返しています。その中で、子どもたちが発見したことを、少しずつ周りの子にも教えようとする姿が見られるようになりました。また、誰かが「いかない」と言っているのを聞くと「やる?」と声をかけ、手伝ってくれることもあります。同じ場所にいなくても、楽しそうな様子を近くで見ていて、笑顔を見せている子もいます。一人の発見が、少しずつみんなの『楽しい』に広がっているのを感じました。
〔今月の保育の評価・反省〕
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気温が高い日が続いたので、汗をかいたら着替えをしたり、一時間おきに水分補給を行ない、熱中症予防に努めました。
(山内 麻知子)