むつみ乳児保育園  むつみ幼保連携型認定こども園
社会福祉法人 睦福祉会 むつみ乳児保育園&むつみ幼保連携型認定こども園
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むつみ乳児保育園の2024年6月の様子

乳児
お水、冷たいね

 6月中旬気温が30度を越えた暑い日もあり、早くも夏の訪れを感じます。園庭に、タライを準備しての水遊びが始まりました。

 初めて見るタライを少し離れたところから見ていた子ども達も、一歳児が楽しそうに水を触って遊んでいる様子を見て興味を持ち始めました。恐る恐るそばに来て、タライの中を覗き込むとそこには水が入っていることに気付きました。

 

 最初は、何かわからず触らずにじっと見つめます。私が「お水、気持ちいいよ」と声をかけながら触ると、その様子をしばらく見ていた子が、水を確かめるようにそっと手を入れました。水に触れた瞬間、目を見開きじっと私の顔を見つめます。『何故?どうして?』の気持ちが伝わって来ます。「お水、冷たいね」と声をかけると、今度はグー、パーと手を握ったり開いたり動かして水の感触を確かめているようでした。さらに、一歳児が水面を何度も叩いて遊んでいるのを見つけると今度は水面を叩き始めました。だんだん顔や身体に水しぶきが飛び始めても全然気にすることなく、それ以上にダイナミックになる水遊びに夢中でした。

 初日は水を確かめるように遊んでいた子たちも日を追うごとに水に慣れ、タライを見つけると嬉しそうに近くに来ます。そして迷うことなく水に両手を入れて遊んでいます。触り方もダイナミックになり、盛り上がってくると身体を弾ませながら水面を叩いて全身で楽しんでいます。

 7月からは本格的な水遊びです。初めての渚プールが、さらに子どもたちの楽しみを広げてくれそうです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 園庭で水遊び、草、虫などたくさんの生き物を見ました。

  • 気温の高い日は、こまめに水分補給を行い熱中症対策を行いました。

(後藤和笑)

 
一歳児
ドキドキ

 段々と気温が高くなる日が増え、夏を感じる日が多くなってきました。そんな中でも子どもたちは「お外行きたい」と元気よく園庭に駆け出して行きます。

 朝の天気予報で最高気温が30度を越えると言われていたある日のことです。この日は園庭にタライを準備し、水遊びをしていました。手で水面を叩いたり、水を掬って移し替えたりして遊んでいました。その日は予報通り時間が経つにつれて気温が上がり日差しもジリジリとしてきました。そこで、シャワーヘッドのついたホースを準備しました。それに気が付いた子から『なんだなんだ?』と興味津々というように集まり、ホースを蛇口に繋ぐところを真剣な表情で見つめます。

 

蛇口をひねり、シャワー状に水が吹き出ると、その目はたちまちキラキラと輝き出し「きゃー!」「あめー!」と大興奮でした。全身びしょびしょになりながらも、水が降っている下を駆け抜けたり、両手を広げながら近くにいる子と笑い合ったりしてその場には『楽しい』『気持ちいい』という思いが溢れていました。準備中の十数秒ほどですが、その場にいる子どもたちはほとんど声を出さず、カラスの鳴き声や車の走行音がいつもより大きく感じられました。この十数秒には子どもたちの『期待』『興味』『緊張』など様々な思いや感情が詰まっていたと思います。

 子どもたちは日々の活動で色々なことを経験して行く中で、好きなことや興味を持ったことに集中する時間が少しずつ長くなってきています。これからも子どもたちの『瞬きを忘れる瞬間』を大切にしながら一緒に過ごしていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温が高くなってきたため、衣服の調節や水分補給をこまめに行いながら活動しました。

  • 着替える機会が多くなり、自分で選んで着ようとする姿が増え、着脱もスムーズになってきました。

(佐藤優翔)






むつみ乳児保育園の2024年5月の様子

乳児
室内遊びでの発見

 五月に入り、気温が高くなったり低くなったりする日が続きましたが、子どもたちは元気いっぱい遊んでいます。

 室内でも自然を感じられる活動をしました。それは、染めものに挑戦したことです。子どもたちと園庭から摘んできた草(よもぎ)を部屋に持ってきて、一緒に十分触って揉みました。それをペットボトルに水と一緒に入れてよもぎの染め液を準備すると、不思議そうに顔を近付けました。最初は『何だろう?』と見つめているだけでしたが実際に触ってみると中に入れたよもぎや水が動く様子に不思議な感覚を感じたようでした。さらに、布を入れて振ってみると「あー」や「うー」、「んー」と元気に声を出しながら私たちの真似をしてペットボトルを上下に振ったり転がしたりします。一人が振ると他かの子もやりたそうにじーっと見ています。中の水や布がそれに合わせて動く様子を見たり音を聞いたりしているようでした。順番に渡すと嬉しそうに動かします。染めた布がどんな色に染まるのか、いまから楽しみです。

 

 他には、段ボールで作った手作りぽっとん落としを準備しました。ペットボトルのキャップを繋げて作ったコマを指全体で握って穴を狙います。入れることができると嬉しそうに笑います。「あー」や「うー」と声を出して私たちにその時の気持ちを表現してくれるようになりました。まだ指先を使った遊びは難しいですが、徐々につまむ遊びも取り入れていきたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 食事や排泄、睡眠時には、一対一の関わりを大切にしました。

  • 天気のいい日には、園庭に出て外気欲をして過ごしました。園庭で芝の上を思いっきりはいはいをしたり、歩いたりしながら探検を楽しんでいます。

(菊地 凜南)

 
一歳児
雨の日の園庭

 気温が高くなったかと思うと急に低くなり、暑くなったり肌寒くなったりと日によっていろんな顔を見せています。子どもたちは晴れの日でも雨の日でも元気に園庭で活動しています。

  初めてカッパを着て園庭に出た子どもたちは、思い思いの場所に移動し遊び始めます。最初は少し身動きが取りづらそうでしたが、少しすると慣れたようで園庭内を走りまわります。ひとりの子が水たまりに気づいてそこに入り、水しぶきを上げて遊び始めるとすぐに二人、三人と増えていきます。水たまりの周りまで水しぶきが上がるくらい激しい遊び方です。子どもたち同士の歓声や、笑い声、足踏みしたことで聞こえてくる水の音が、『最高』と感じている子どもたちの気持ちを共有していることが伝わります。

 

 別の場所では、軒下に行くと雨だれのしずくがたまたま頭に落ちてくることが面白かったのかそのままそこに立ち止まり、雨だれに打たれている子を見つけました。そこでじっとたたずんでいる子に声をかけたくなりましたが、発見を邪魔してはいけないと思いなおしそっと見守りました。雨の日にしかできない発見をした子どもたちが、見つけたものや感じたものを私達は大事にしたいと思いました。

 日々の活動の中で、子どもたち同士で関わる際に私たちが代弁しながら仲介することが多いのですが、子どもたち同士で相手の表情を見たり、しぐさで表現したり、さらには単語を使いながら自分たちで関わろうとする姿が見られるようになりました。相手の子を意識した関わりが増えてきているようです。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温に応じて衣服を変えたり、水分補給をしながら活動をしました。

  • 天気のいい日は、園庭、支援学校、園周辺に散歩に出かけたことで、たくさん身体を動かしたり、虫や季節の花に触れ様々な発見をしました。

(岡本 亜優真)






むつみ乳児保育園の2024年4月の様子

乳児
春の発見

 気持ちのいい天気の日が増え、子どもたちは毎日元気に外気浴に出かけています。さくらが満開になると、早速バギーに乗ってお花見に行きました。バギーから身を乗り出して周りを見渡し、春の景色を楽しみながら散歩をしました。

 さくらの木の下につくと、「わっ」と声を出したりぐっと手を伸ばしたり、まるでそのさくらを捕まえようとしているようでした。子ども達も満開の桜に感激していました。散歩を続けていると、さくらの花が一輪落ちているのを見つけました。「さくらだよ」と言って子どもたちに見せると嬉しそうに掴みます。触っているそばから花びらが一枚とれて落ちました。それに気づいた子が、「うー」と眉間にしわを寄せます。「取れたね」と言うと、不思議そうに花を見つめます。そしてまた引っ張っているうちに花びらが全部取れました。一つの花でしたが、花びらが一枚一枚取れることを発見し目を輝かせていました。

 

 園庭ではバギーから降り、草の上に座って遊びました。地面に手を着いて座り、その手を挙げると手にたくさんの草が付きました。最初は嫌そうな顔でしたが、何度もそれを繰り返していました。次第に手に葉が付くことが面白くなったようで、何度も地面に両手を着いては手の平を見つめていました。 今年度の乳児のテーマ『初めての自然を楽しもう』にぴったりのスタートです。ふきのとう、つくしなど、春の植物にも触れ、『夢』の染めものも始めました。『初めての自然』に触れながら、それぞれの季節の発見を楽しみたいと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 一人ひとりの生活リズムを大切に毎日を過ごしました。

  • 離乳食を食べる時には子どもたちの手の届くところに食器を置いたことで、自分で食べる意欲に繋がりました。

(小田島 千鶴)

 
一歳児
一歩前進!

 気持ちの良い春の暖かな空気に包まれ、子どもたちは毎日を過ごしています。戸外での活動は、子どもたちを笑顔にしてくれる大好きな場所です。

 ある日、園庭で遊んでいるとみんなの視線が上に向いていることに気が付きました。その視線の先にあったのはは、満開の桜でした。つぼみばかりだった数日前と全く違う様子に気が付き、釘付けになったようです。「うわあっ」と歓声を上げながら手を伸ばして捕まえようとしたり、後ろに倒れそうになるほど見上げたりしながらそれぞれのお花見を満喫しました。

 

 園周辺の散歩にも出かけました。「えいえいおー!」の掛け声で出発した支援学校までの道のりで、体育館の窓に映る自分たちの姿を見つけたり、太陽の壁面を見つけたりと沢山の発見をしました。また、バス停にも行ってみました。ベンチに座って『バス来るかな』とわくわくした表情で待っていると目の前にバスが停車しました。プシューッと音を立てて扉が開く様子からは目がそらせませんでした。

 散歩をしている中で、地域の方との出会いもありました。支援学校の職員の方や入学式を終えた先生方とたくさんすれ違いました。「こんにちは」「いっぱい歩いてすごいね」「気を付けてね」と声をかけてもらうたびに嬉しそうな照れくさそうな表情を浮かべていました。散歩を通して『有名人になる』という夢に一歩近づくことができました。

 これからも、戸外活動を通しての発見や地域の方との出会いを私たちも一緒に楽しんでいこうと思います。

 

〔今月の保育の評価・反省〕

  • 気温の上がり下がりが激しかったですが、着替えの調節をしたりこまめに水分補給をしたりして過ごしました。

  • 身振り手振りで思いを伝えようとしてくれました。子どもたちの気持ちを代弁して伝え合いました。

(高橋 麻衣)






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